河村新城の発掘調査現場を取材
河村新城の発掘調査現場を取材させていただきました。
いろいろすごいな、こりゃ!
北条氏の城はやはり、細かなところでつくりが几帳面だなあ、と。
「ここの仕上げはこんなもんでいっか」というゆるさがない。
彫刻に近い芸術性すら感じます。
切れ味のよいナイフで切ったような、ダイナミックかつ繊細、狂いなきラインの爽快感よ!
北側の斜面がとても気になりました。
掲載可否聞き忘れにつき、写真は迫り来る新東名高速道路。
高速道路建設により、いずれ山ごと消滅予定です。
悲しい…
現地説明会はすでに終了。来年もあるといいね。
ひとまず見逃した方は、朝日新聞デジタルの拙連載にて掲載予定ですのでぜひとも記事をお楽しみに。
心して書かせていただこうと思います。
南山城でも思ったけれど、こういう研ぎ澄まされたものを見てしまうと、
もう、たいした目もない私には、表面観察だけで城を考えることなんてできないんじゃないかと思ってしまう。
うっすら凹凸が確認できる畝城竪堀に一喜一憂していたかつての私なんて、
シャンパン気取りでシャンメリーを飲んで喜んでいる子供のようなものだな!
福井県生活学習館で講演
福井県生涯学習センター様にお招きいただき、福井県生活学習館で丸岡城のお話を。
話の流れが小暴れしてしまい反省ですが、熱心に聞いてくださりありがたかったです。
話していて、丸岡城の魅力、この地域のおもしろさと尊さを再認識しました。
寒い中、たくさんのご来城ありがとうございました。
怒涛の地方巡業月間が終わりました。
あとは年末に向けて穏やかに…と毎年思いつつ、12月がいちばん、わちゃわちゃするよね。
ひとまず、人前に出るものは終えてひと安心です。
明日から集中して原稿書きたい!
保留している新刊も、そろそろ本腰入れねば。
勝間田城趾543年祭トークショー
勝間田城趾543年祭トークショー。
昇太さんとのオープニングトークで
「今日も素敵なお羽織り!赤鳥(赤鳥紋=今川氏の家紋)ですね!」と言ってしまい…はっ!と大失態。
そうです、勝間田氏は今川氏に攻め落とされたのでした、、、。
指しているのが赤鳥紋です。
この地域のみなさんは、さすがに戦国時代への理解度や関心度が高いなあ、というのが壇上からの感想。
加藤先生には「普通だよ」と一蹴されたけれど、
私は客席の温度の違いを感じたし、表情から察する理解度は、
それが低い地域とはけっこう差があるように思いました。
たとえばシンポジウムやトークショーも、
特定の城や人物に絞るだけでなく、サブテーマを設定した展開がしやすいのだろうし、
戮力協心できれば、もっともっとかつての時間の流れに迫ることができて、
結果的に、城や地域の価値を理解する道筋の提示になるのだろうと思います。
私の少ない経験値からの感想ですけれども。
午前中は、相良城→滝境城→勝間田城をご案内いただきました。
勝間田城は五重の堀切が見えるようになっていて感動しました。
なんか、テンション上がって3人でおかしなポーズ。。
それから、今日は本当に昇太さんに助けられました。(いつもだけど)
人に気づかれないように、誰にも角が立たないように、決して自分が目立たないように。
瞬時にあれこれ考えた上で、さりげなく見せかけて、惜しみなくやさしさを使う方。
だから、こういうことを表立って言われるのはきっと本望ではないだろうし、
安っぽい美談のようにネット上で語るのもどうかと思うのだけれど、
本当に本当に、今日は言わずにはいられないほど助けられました。
忘れず、糧にせねば。
芸能人だけど、薬物も脱税もしていないそーです!
湯梨浜町立東郷小学校で特別授業
湯梨浜町立東郷小学校で、特別授業をさせていただきました。
「校長室へどうぞ」
歓迎されているというより、呼び出されていると感じてしまうのは私だけでしょうか。。。
夜の宴席会場で、ニュースを見ました。
受講してくれたキッズのコメントに泣く。。
城や歴史に興味がある子もない子も、
学校で教わったことを自分なりに駆使しながら、城の話を聞き考えてくれたのがうれしかったです。
みんな素直で、とてもとてもかわいいかった!
鳥取県にお城はいくつあったんですか?
南条氏は強かったんですか?
北海道にお城はあるんですか?
…と、質問もたくさんでうれしかったな。
そして、給食の時間に春風亭昇太師匠登場で大盛り上がり!…かわいすぎ。
別に今すぐに城や歴史にハマってくれなくていいんだけど、
20年後でも50年後でも、子供の頃に学校で地域の城の話を聞いたことを思い出してほしい。
生まれ育った地域にかけがえのない歴史があって、あの近所の山が実は城で、
歴史を伝えてくれるすばらしい遺跡であるらしいこと、そんな城が驚くほどたくさんあることを、
いつかふと思い出してほしい。
私自身、思い起こせば、子供の頃に親や学校に見せてもらったいろんな世界が財産だと思うから、
そんな一旦になればいいなと思う。
それから、NCNさんありがとうございます。
取材をして枠を確保することの大変さをメディアの端くれとして知っているから、本当にありがたいです。
これを見たのがきっかけで…、という人もいるからね。
午後は十万寺付城をみなさんと登りました。
3度目だけれど、おもしろい城!
いいたいことは、明日のシンポで。
2か月前よりぐんと見やすくなっていましたー。
河口城と打吹城へ
今宵はハワイで焼肉でした。
…鳥取のハワイです。
明後日23日(土)はハワイアロハホールでシンポジウム。
申込不要、無料です。ぜひお越しください。
ちなみに24日(日)は牧ノ原市でトークショー。
こちらも申込不要、無料ですよ。
電撃的なご来城、OKです。
今日は河口城と打吹城をご案内いただきました。
どちらもよいお城でした。
このところ何度かご案内いただいているおかげで、
この地域の情勢や特性がなんとなく掴めはじめてきた気がします。
その中で城が改変され、城の役割や位置付けも変化していく…という時間の動きが、
今日は少しだけ自分の中で消化できたように思いました。
地域の城の特性というのは、湛然にこまやかに歩いて、
多面的・多角的に、地道に検証していかないとわかりませんね。。
あと、城における信仰のあり方は、地域ごとにかなり細分化されるんじゃなかろうか、と思う今日この頃。
…お城って奥が深いわ。
打吹城、天正8年以降の毛利っぽい曲輪の増築もありつつ、主郭部の石垣は、南条ではなく中村段階と感じました。
城下町側は石材がひときわ大きく、厳選された石という印象。裏込もしっかり。
中村さんは、石垣の取り入れ方にこだわりがあるんでしょうかね。。
福知山へ取材に
晴天から一転、暗雲立ち込める福知山城、、、。
エリカショック漂う中、更なる波乱の予感しかしません。
でも、明智藪の近く、由良川では虹も見えましたよ。
丹念に取材すればきっと…とがんばったものの、調べれば調べるほど、遠ざかる光秀、、、。笑。
…書きにくいっす!
おまけ。
鴨すき鍋の撮影風景。
この鴨すき鍋、とてもおいしかった!
インテリアや地酒にもこだわり、城下町の特性も意識したよいお店でした。
仕事じゃないときにまた行こー。
堂谷山城→一乗谷城→杣山城へ
堂谷山城→一乗谷城→杣山城をご案内いただきました。
堂谷山城、再訪の甲斐がありました。
なんとテンション上がる城なのだ!
…謎だけど。
今日は無心でよい城を歩けてとても楽しかった!
写真は昨日の宴。
若狭ふぐ、せいこ蟹…冬の日本海の恵みと越前・若狭の銘酒を堪能しました。
カニさんかわいい。
ふぐのタタキがとてもおいしかったです。
食べ方がキレイすぎると驚かれ(笑われ)た、若狭カレイのから揚げ。
「丸岡城じゃないんかい!」と思った、明石城の朝食海苔。
秋田で郷土料理のおもてなしを受けた際の〆が、稲庭うどんではなく氷見うどんだった時以来の衝撃でした。
昨日のシンポジウム、福井新聞に載ってました。
若狭国吉城歴史博物館でお話し
難攻不落国吉城Tシャツで身を固め、若狭国吉城歴史博物館でお話しを。
ご来城の方に「和久井映見に似てますね」と言われてうれしかったです。
テーマは「立地で楽しむ戦国の城、若狭の城」。
付城群は、永禄6年の朝倉側、天正10年の若狭防衛か。
とてもおもしろいのであります!
午後は、有志のみなさまと国吉城に登りました。
丹後街道、関峠から若狭へ入り、腰越峠、椿峠を越えて小浜方面へ。
城は右から、中山の付城、駆倉山の付城、狩倉山の付城、岩出山砦。
一望できてすばらしいー。
丸岡城シンポジウム
丸岡城でシンポジウムでした。
趣旨説明と、パネルディスカッションのコーディネーターを仰せつかりました。
指先まで、神経ピーン!
…としてるけど、とくに何も象っていないジェスチャーです。。
建築学、建築力学、考古学、文献史学。
各先生方の見地からのお話しをうまくコーディネートできたか…となると反省ばかりですが、
4年間の総合調査の成果報告を踏まえつつ、
天正期と寛永期の2時期に絞り、社会情勢と城の変化を通して丸岡城の意義と価値を見出すことができたかな、
と思います。
天守の築造年代が寛永期に特定されたことはものすごく意味があることだと思う!
現存最古=価値がある、という誰かが決めた短絡的な物差しに当てはめるのではなく、
紡ぎ繋いできたところにあるかけがえのない価値、本質的なところを自分の目で見出してほしい。
…という密かな願いが、ひとりでもふたりでも、市民の方に伝わっていれば。
個人的には、そもそもの天守の意義、技術と形態の変化、織田政権下の城とは、
というところを多角的多面的に聞き、考えられ、とても興味深かったです。
天守の解明、城の在り方そのものの検討においても、一石を投じる事例なのでは、と。
少なくとも私は、なんとなくの認識にちょいちょいツッコミを入れられたような、泡のような刺激を感じました。
…客席で聞きたかった(笑)
楽屋のウエルカムカード、うれしかったです。
中井先生…似てる!