城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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唎酒師の資格を取得しました

文藝春秋の新連載「一城一食」のテーマは〈城+城下の美食+地酒〉。
取材の厚みと文章の深みを出したくて、日本酒の勉強をちょこちょこと。
勢いあまって、唎酒師の資格を取得しました。

軽い気待ちで受験を決めたら、なにげに出題範囲が広かった、、、。
記憶力と集中力の激減に老いを痛感しつつ、久しぶりに本気で勉強した気がします。
お酒の誘いを断りお酒を学ぶ日々…拷問でした。

食べていけなくなったら、
「唎酒師がいるお店」と書かれたお店でバイトして、
どうせならNO.1スーパーカリスマ唎酒師になって、
まかないで食いつないでいこうと思います。

勉強を通じて他業界の事情を知れ、考えるところもありました。
なくても生きていけるものを普及させ後世に残していくために、

伝える立場の人間がすべきことは何なのか。
どんなジャンルにもメリットやデメリット、問題点や課題、
知られざる実情というものがあり、その一方で普遍的なものもあること。
城の世界には圧倒的に足りないものがあって、それをどう補うのがベストなのか、などなど。

とりあえず、
好きなお酒を好きに楽しむのがイチバンで、娯楽の時間に理屈は不要!と学びました。
楽しいお酒の場でうんちくを語る、めんどくさい人にならぬよう気をつけます。

…ほかに勉強することあるだろ、というツッコミはなしで。

 

「週刊新潮」夏季特大号に記事掲載

「週刊新潮」8月15・22日夏季特大号(8/10発売)で、
記事を書かせていただきました。
週刊新潮に、城の読みものが5ページも…!
そんな時代がやってきましたよー。やっほー。

週刊新潮というと警戒されますが、
「お城界の闇を暴く!」…といったダーティーな記事ではなく、
極めて清廉潔白で純粋無垢な、「一生に一度は行ってみたい 夏のお城攻略ガイド」です。

ぜひチェックしてみてくださいまし。

 

月刊「文藝春秋」で連載「一城一食」スタート!

月刊「文藝春秋」で、9月号(8/10発売号)から新連載「一城一食」がスタート!!
毎月〈城+城下の美食+地酒〉をお届けします。

大正12年創刊、発行部数40万部の「文藝春秋」で連載…
物書きの端くれとしては込み上げるものがあります。。
大切に、心して取り組みます。

そして9月号は連載スタートを記念して、
特別企画「小和田哲男先生×春風亭昇太師匠×萩原さちこのお城座談会」も掲載されています。
座談会、楽しかったなあ!

週刊文春ではなく月刊文藝春秋です。
文春砲は撃ちませんよ!

文春オンラインでも連動した連載を書かせていただく予定です。
こちらもお楽しみに。

扉の写真は、大好きな岡泰行さん撮影。
岡さん、拙稿を格上げして下さりありがとうございます。

 

会津の酒文化

今日の会津若松城、かき氷の売れ行きが絶好調のご様子でした。

今日はおもに、江戸中期〜後期の食文化を取材&撮影。
酒蔵の取材、楽しかったです。
会津の酒文化はおもしろい!

 

会津取材3日間

東北なのに暑いじゃないか。
日本列島どうかしてるぜ!

…と思ったが、ここは盆地だった。。

今日から会津取材3日間です。
蒲生氏郷の石垣、いいねー。

会津若松城の2代目天守、
加藤明成が建て直したことになっていて、私もそう書いているんだけれど、
寛永16年に加藤氏が五重天守を建てられたのか?その根拠は?とずっと疑問で…。
今日の取材とは関係ないのだけれど、
そんな話も文化財課の方とできたのが楽しかったです。
(仕事はちゃんとしました)

今日の会津若松36度でしたが、人がいない分だけ東京より涼しく感じました。
夏は暑く、冬は寒く水がきれい。
つまり、酒がおいしい。
そこには田中玄宰の藩政改革がある…というようなことも今回取材しました。

 

出石で講演会あります

これは恥ずかしい…!
微妙に行きたくなくなる(笑)

熱烈歓迎、力の入った告知でびっくりです。
中身が伴うよう励みます。

有子山城と出石城、話しがいがあります。
なぜ2城セットで続日本100名城に選定されているのか、というあたりを重点的に、
地域のみなさまに魅力と価値をお伝えしたいと思います。

2019年8月25日(日)15:00〜17:00、
続日本100名城選定記念活性化委員会主催
「出石城・有子山城」続日本100名城選定一周年記念事業
「城めぐりの楽しみ方と有子山城・出石城の魅力」

入場無料、申込不要、です。
ふらりとお越しください。定員300名様。

出石永楽館は兵庫県最古の芝居小屋(県指定有形指定文化財)なんですよね。
ドキドキ土器土器。

 

朝の二条城へ

朝の二条城へ。

夏季限定公開とイベント開催中。
①夏の早朝入城
②国宝二の丸御殿「大広間四の間」特別入室
③非公開の「香雲亭」にて京のゆば粥御膳の朝食

③がすばらしい体験だったので、急遽取材交渉(突然すいません)。
①②とともに、連載に書かせてもらいます。
美しい庭園越しの二条城の石垣を眺めながら、
朝から美味しいゆば料理をいただく贅沢さよ…

そして二の丸御殿大広間四の間、
復元ながら「松鷹図」が御殿配置で再現されてます。
空いていて、ちょうど私ひとり…
荘厳な空間にぐっときてしまい、感極まって泣きそうになりました(笑)

収蔵館で本物の「松鷹図」を見てタイムアウト。
短時間ながら、なかなか満足の京都滞在でした。

 

ちなみに、涼しいうちにという配慮での早朝公開ですが、
8:00段階で気温30度と決して涼しくはありません…。
しかし、誰もいない唐門、二の丸御殿、二の丸庭園を撮影できますよ。

 

引田城へ

下山後の冷やしぶっかけうどんが沁みる…

今日は引田城でした。

関東人にはまぶしすぎる天正期の石垣と
瀬戸内海をのぞむ絶景だけでも登る価値があるけれど、
生駒親正の城下町改変、確実に中世から重視されたであろう立地、
豊臣政権下の位置付け、讃岐のほかの城との連動性、
国境の緊張感と対策など、俯瞰的・多角的な見方をすることで
もっともっとこの城の魅力がわかるし、伝えられるのだろうと思いました。

朝日新聞デジタルの連載にて。

今回は城下町も歩けたし、地元の方からお話もたくさん聞けてよき1日でした。
書くのが楽しみ!

 

栗林公園から高松城、男木島へ

早起きして、栗林公園で朝粥。
隅々まで手入れされた美しい庭園を眺めながら心静かに健康的な朝食をいただく。
…そんな生活とはほど遠い毎日だなと反省。

高松城を取材中に合間に少し時間が空いたので、石垣と路地の島、男木島へ!
今年は瀬戸内国際芸術祭開催中。
瀬戸内国際芸術祭、私が来たのは2010年と判明。
恐ろしき年月の早さよ、、、。

仕事の合間にひとりダッシュで訪れても、ものすごく楽しくはなく…
島はゆったりのんびり、気の合う人とやいやい歩きたい。
またゆっくり訪れたいものです。

あ、けっこうひとりの人多かったので、
平日なら浮くこともなく静かに楽しめると思いますよ。

現在の行政区分は高松市の男木島、
高松藩の支配下かと思いきや、寛文12年の高原氏改易後は、文久2年まで天領に。
倉敷代官→大坂代官→松平藩お預け→大坂代官→高松藩お預け→大坂代官→倉敷代官、らしい。
なかなか波乱万丈。

那須与一が屋島源平合戦が射落した扇が流れ着いた島=扇島=男木島、
という伝説もあるそう…ずいぶん流れたね。

 

高松城、ここからの眺めが好きです。

 

丸亀城へ

昨年7月の豪雨で、石垣が大崩落した丸亀城を取材。

気合いを入れて書かせてもらおうと思う。
朝日新聞デジタルの連載にて。