城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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「わくわく城めぐり」できましたー!

「わくわく城めぐり~ビギナーも楽しめる城旅34~」できましたー。
10月5日(金)に本屋さんに並びます。
ぜひぜひ手に取ってくださいませー。

モノづくりにつきものの「もっとこうすればよかったー」が多々あり、
なんというか勉強不足も痛感したりもしましたが、ひとまずこれが今の形ということなのでしょう。
思うところはいろいろありますが、こうしてできた子をこれからめいっぱいかわいがってやろうと思います。

ビギナーさんにオススメの“城旅”34城、ゆる〜く集めてゆる〜く語ってます。
 

城めぐりナイト~日本名城を旅する~

『一個人』 presents 「城めぐりナイト~日本名城を旅する!」に行ってきました。
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会場:阿佐ヶ谷ロフトA
出演:中井均(滋賀県立大学准教授、中世城郭研究第一人者)、
房野史典(ブロードキャスト)
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中井先生が夜のイベントにいらっしゃるとは意外!
中井先生が近世城郭を語るというのも、これまた意外!

でも、あたり前ですがもちろん、中井先生のお話はテンポがよくて論点が明確で
そしてなにより“お城愛“に溢れていて、ためになるとか以前に、聞いているだけでとにかく楽しいのです。

房野さんもプロの芸人さんということでお話上手で、おふたりの掛け合いも絶妙でした。
お城というと固いイメージがいまだ拭えませんが、
こういうフランクなお城トークが浸透していけばいいな、と日々思っているわけで、
そこが私のコンセプトでもあり、そのジャンルに入っていきたいと思っています。

終演後ご挨拶をしたら、
「吉本の芸人さんといっしょのステージに立てるなんて、芸人になれたみたいでうれしかった」とおっしゃってました。
さすが関西人(笑)!

しかし、甘崎城に泳いで行こうとしたことがあるとは(爆)!
お城界のヒーローです。

ご覧の通り、会場は大盛況。
昇太さんの「城攻めナイト」の時よりさらに女性が多かったです。
(Twitterでお見かけする城ガール隊さんもいらしてました)
そして、ここ数年でお城めぐりを始めた、という方が多いようでした。
そんな方に「わくわく城めぐり」はオススメです。本当に。
「ぜひ読んでください!」と叫びたかった(笑)

 

【わくわく城めぐり ビギナーも楽しめる〈城旅〉34】
萩原さちこ著
発売日:2012年10月5日(金)
出版社:山と渓谷社
価格:1,680円(税込)
単行本(ソフトカバー)

Amazonで予約受付中です →

二条城展&シンポジウム&講座

江戸東京博物館で開催中の二条城展。

今日はシンポジウムに行ってきました。
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二条城展シンポジウム ―京都・徳川・二条城
9月17日(月・祝)13:00~16:00
パネラー:小沢朝江(東海大学教授)田中暁龍(桜美林大学准教授)松島仁(国華社編集員)
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3人の先生がわりとフランクに話してくださり、よかったです。
(内容が浅いということでは決してなく、プレゼンの精度という意味です)
とくに小沢先生!
内容もさることながら、トークのテンポのよさと言葉の使い方が絶妙で、すっかり魅了されてしまいました。
こういう先生なら、難しい学問も楽しくなりそうです。
最近はお話するお仕事も増えてきたので、そのあたりもとても勉強になりました。
そして城郭を建築学から解くのはおもしろい。

今回の展覧会はイベントが充実していて、先日先駆けて3つの講座も聴講してきました。
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えどはくカルチャー 二条城展関連講座
8月10日(金) ①二条城の構造を考える
講師     齋藤慎一 (学芸員)
8月24日(金) ②二条城障壁画の謎
講師     松本直子 (元離宮二条城事務所 学芸員)
9月7日(金) ③「京(みやこ)の城」、二条城
講師     中谷至宏 (元離宮二条城事務所担当係長・学芸員)
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今さらレビューは書きませんが、知れば知るほど二条城は“重要な”城ですね。
近年の江戸ブームに少なからず関連していきますから
せめてどこに価値があるのかという概略くらいは浸透していってほしいところです。
京都という恵まれた立地ですし。

私はもう少し、城郭の構造や建築的なことを学んでみたいな、と思いました。
障壁画も惹かれますが、美術的な部分だと彫刻も気になります。

さて、二条城展。
唐門の欄間彫刻がこれほど間近で見られるのは、
私の世代であればギリギリあと1回あるかないかです。
個人的には釘隠に釘付け。
大広間と黒書院の障壁画の違いはとてもおもしろいものですが、釘隠も同じ。
派手と格式は違う。いかにも日本の美意識らしくて好きなのです。

「わくわく城めぐり」校了しました

無事校了しました。
最後の最後まで編集さんにご迷惑おかけしました。

不安も課題も多くあまり実感も喜びもわきませんが、とりあえず宴!感謝祭!

 

【わくわく城めぐり ビギナーも楽しめる〈城旅〉34】
萩原さちこ著
発売日:2012年10月5日(金)
出版社:山と渓谷社
価格:1,680円(税込)
単行本(ソフトカバー)

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大人計画「ふくすけ」

ふくすけ
作・演出:松尾スズキ Bunkamuraシアターコクーン
を観てきました。

伝説の名作が、1998年以来14年ぶりの再演。
いやいや、今回も松尾さんワールド全開のシュールな舞台でした。
人間の本性むき出しすぎ!マイノリティーすぎ!
薬害、奇形児、新興宗教、自称ルポライター、監禁、告訴魔、ホテトルなどなど、とにかくネガティブでドロドロ。
それがごちゃまぜに絡み合って重たいんだけど、ラストはちょっと切ないくてふっと軽くなる。

今回のキャスティング、演出とも好きでした。
とくに後半は、怒濤という表現がふさわしい荒波のような勢いだったけれど
テンポがよく、ヌケの演出のおかげで気持ちが沈みっぱなしでいられずにすんだというか。
紙ちゃん、カヲルさん、小松さん、オクイシュージさん、小路勇介さん、美和公さん。
それぞれ私の好きなキャラが出ていて満足。
多部未華子ちゃん、上手なんですね。舞台女優さん並みに声が通っていたように思うし、とにかくかわいかった。
今回は前から3列目という良席だったので、もうかわいさに釘付けでした。

愛する阿部サダさん、またしても惚れ直しました。
テレビや映画での演技力と存在感が認知されつつあるサダヲさんですが、
やっぱサダさまは舞台がサイコー!!
舞台での華とキレのよさ。そうそういないと思う、ホントに。

東京国立近代美術館 「14の夕べ」

国立近代美術館のアート・イベント【14の夕べ】に行ってきました。
美術・ダンス・音楽・演劇・朗読などさまざまなジャンルのアーティストが
14日間にわたり日替わりで行うイベント。
2日目は、谷川俊太郎さん、福永信さんと、古川日出男さんの3人でした。

谷川俊太郎さんは本当にステキ。
日本語が持つステキな音の世界を教えてもらいました。

谷川俊太郎さんほど言葉を操る人だからこそ、
文字・活字の表現にこだわっていると勝手に思っていたけれど、
文字と音は同等と思っているそうです。
(かつては、詩の朗読なんぞ音声の記録という認識だったけれど、
あるとき日本語の音が持つ奥深さとおもしろさに気づいたとか)
「言葉はまず意味を考えるが、意味の他に音やイメージもある。
意味だけだと意味しか考えないが、
言葉の音やイメージは理性を超えて体の中に入ってくる」のだそうだ。

うまく表現できないのだけれど、
日本語の音やリズムって、こんなに豊かで楽しいんだなあ、とびっくり。
思わず目を閉じて聞いてしまいました。わくわくしながら。

字面の表現ばかりせこせこと考えがちな私はハッとさせられました。
たとえば紙媒体なら誌面、webならディスプレイ上で表現するものなのだけど、
表現の限界は決めてはいけないんだなあ、と。
だって、読む人は日本語を読み、心や頭の中だとしても言葉を発するのだから。

ライターと作家は書き方も言葉の扱い方も違うけれど
最近はライターっぽくなくなってきているのと、話すお仕事も増えてきたので、
もっと広義で、日本語を生業とする者としては大切にしたいなあ、と改めて。

ここまでスケールの大きな表現はできないけれど、
なにかこう、ステキな日本語を扱う人になりたいなと思ったのでした。
 

【NEWS!】著書が出版されます

いろいろお伝えしたいことがあるのですが、ひとまずビッグニュースを。

初の著書が出版されることになりましたー!

【城=歴史=難しい】という固定観念を覆したくて、ちょっと変わったお城本を書きました。
「○○年に武将××が建てた城。△△年にあの合戦の舞台となり…」と、
年表を追うことからはじまるから、難しく感じてしまう。
だから、そういうフレーズを全部取っ払いました。
「で、何がおもしろいの?」がさらりとゆるりとわかる本になっています。
お城がちょっと好きになるきっかけになったらいいなあと思います。

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【わくわく城めぐり ビギナーも楽しめる〈城旅〉34】
萩原さちこ著
発売日:2012年10月5日(金)
出版社:山と渓谷社
単行本(ソフトカバー)

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ひとまず概ね書き終えて、これからお手入れしていくところです。
情報が開示できるようになったので、裏話なども「城メグ日記」でもお伝えしていこうかなと思っています。

いつも応援してくださるみなさま、ありがとうございます。
とりあえずのお知らせでスミマセン。
少しでも精度を上げられるように、あと少しがんばります。

取り急ぎご報告まで。

台湾に行ってきました

2012年のGWは、3泊4日で台湾に行ってきました。
ああ、もう何してても楽しかったー!
この写真はどうで、このときあーでこーで、と説明したいところですが、
3か月以上経つので、例のごとくフォトアルバム的に。

何がいちばんとは決められないですが、九份は特別な時間でした。
『千と千尋の神隠し』のモデルになった、
冒頭のシーンで、お父さんとお母さんが豚になっちゃう夜市ね。

中国茶を飲みながら、のんびりしたり話たり黙ったりという時間を過ごして、
最後にきれいな夕陽を見たのが忘れられません。
その時の夜景が、トップの写真。
しかもこのお茶屋さんの名前が<天空之城>。すばらしいー!

とにかく飲みました、台湾BEER。
早朝5時羽田発のフライトだったから、もう飲んでそのまま行きました(笑)で、飲み続けました。
食べものも、台湾はお酒に合うものが多くていいですね。

夜市でヒットだったのが、台湾風クレープ。
飴で固めてから砕いたアーモンド&アイスクリーム&パクチーを、米粉でつくった生地で巻きます。
日本にはない斬新な組み合わせなので、文字で説明するとちょっと引きますが、意外とおいしいんです。
アイスは2種類で、塩味とタロイモ風?なので、さっぱりしてます。
こってり甘いスイーツが好きな女子にはたぶん物足りないです。

城メグリストとしては、、、適水瓦を発見しました!
日本の城は中国から影響を受けているんだなあ、と実感。







 



学生の頃、ちょっとだけ留学していたことがあるんですが、
台湾人留学生と日本人留学生はものすごくウマが合って、
好みもものすごく似ていたのを覚えています(顔も似てるし)。
こういっちゃなんですが、日本の流行が10年遅れてる感じ、なイメージでした。

今回再確認したんですが、やっぱり台湾と日本は感覚が似ている気がします。
スーパーの商品の配置とか彩りとか、生活にものすごい密着した“当たり前のこと”にあんまり違和感を感じない。
たとえば同じピンクでも、絶妙に青みがかったピンクを選ぶような、そういうセンスというか。
接客の距離感とか、話しかけるタイミングとか、そういうちょっとしたところが一緒な気がします。
もちろん異国なんだけれど、なんというか“落ち着く異国感”な気がするのです。

あともっとも感じたのは、台湾の方はみんな楽しそうに働いてる!
これは見習いたいですね。

 

3か月ぶり

前回の更新日を見てびっくり!
ものすごい放置っぷりです。
たしかこれまでも、1か月分まとめて更新…を数回繰り返していたような。。

心配のあまりご連絡をくださった方、スミマセン!元気です。

阪急交通社さんの城めぐりツアーのこと、新著のこと、お城の取材のこと、新しいお仕事のことなど、
お伝えしたいことが、いまだかつてなくたくさんあります。

ここ3か月のこともちょこちょこ振り返りつつ、更新していきます。

【WORK】阪急交通社さんの江戸城ツアー、人気ランキング1位に!

5、6、7月と開催させていただいた
阪急交通社さんとのコラボツアー「城メグリストと行く!!新発見お城入門 第1回江戸城」が無事終了しました。

申込者ゼロだったらどうしようかと思いましたが、全日たくさん来ていただけ、
全体を通して今期ツアーでブランド内NO.1の集客数だったようです。

サイト内でも、人気ランキング1位に…!
ありがとうございますー。

ガイド中の写真とか撮っておいてもらえばよかったんですが、ありませぬ。
参加した方がblogに書いてくださいました。
nikko81さんblog「funny 一時 serious のち interesting」→