城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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フランスから帰国

フランス人は親切な人が多く、すぐに「大丈夫?」って声かけてくれるのが印象的でした。
現実的に役に立てるかは別として、今自分がどう思うかを大切にしているというか、何事にも自分軸があるような。
そして、とっても自由!
でも、“奔放の上の自由”ではなく“素直の延長線上にある自由”のような。
なんにせよ、迷わず声をかけられてナチュラルに笑顔で気の利いた言葉が返せるのは
人としてかっこいいし美しいなと思いました。

パレ、シャトー、シタデル、フォート。
その違いと変化、日本との相違点や共通項とその理由。
自分の目で見て、時系列に沿って整理しながら体系的に考えられてよかった☺︎☺︎☺︎
じっくり消化して、昇華して、書きたい。
ああ、ブザンソン城塞とヌフ・ブリザックとリール城塞は本当にすばらしかったなあ!!

 

 

パリに住む姉にも5年ぶり?に会えました。
一生飲んでられるくらいワインおいしかったー。

 

 

パリオリンピックはさほど盛り上がってなかったです。笑

 

フランス/フィリップオギューストの城壁

パリでいちばん感動した、フィリップオギューストの城壁。
フィリップ2世が十字軍遠征時にパリを守るべく、12世紀(!)に囲んだ全長540メートルの城壁。…の断片。

 

 

 

 

「中世のパリは本当に、シテ島を中心にした小さな城塞都市だったんだなあ!」と。
城壁の東西端に建てられた城塞のうち、西端がルーブル城塞(後のルーブル宮殿、現在のルーブル美術館)。
つまりルーブルが中世パリの西端なんですね。
中世の残り香、たまりません。

 

 

高さは10メートルくらいかなあ。
60メートル毎に高さ15メートル3階建てのの棟が77本、右岸に6、左岸に5の門が置かれていたらしい。

ここに限らず、文化財の残存度(保存・修復度)が高いなあと思いました。
あと、パリの都市構造を見ていると江戸城下町のすごさがわかる。笑

 

ルーブル、ヴェルサイユももちろん堪能。
いろいろ行きたいところがあったんだけど、とくにパリの美術館は行ききれないですねー

 

フランス/ロワールの古城

「フランスの城見てくる」と伝えた人がイメージしているであろう、世界遺産・ロワール渓谷沿いの城にようやく。

100以上のうち7城しか見られなかったけど、いやはや、それでも個性豊か!
用途・築城/改変者・時期などなど。
悲喜交々の歴史ストーリーが感じられました。
ダヴィンチ設計説、シャンボール城の二重螺旋階段よかったですよ。

トップの写真はロワールの古城ではなく、笑
パリ東部のヴァンセンヌ城、囚人の壁画。
王の城なのにやがて監獄としても使われたカオス感。
窓なくて窓枠とお花描いたりするのかわいい☺︎

 

フランス/モン・サン・ミシェル

モン・サン・ミシェル!

修道院は簡古素朴というか華美の逆方向の美で。
ステンドグラスも、透けた空の青を含めて完成する感じがとてもよい。

城ではないけど要塞化された歴史あり、
城壁の一角には狭間や石落とし(やや後付け感ややかわいめ)もありました。

 

フランス/リール城塞

リール城塞。
ヴォーバン初期、日本人には親近感高めな稜堡5つの五稜郭。(築造時期は恐ろしいほど遡ります)

 

星型内部は現役の軍事基地につき侵入禁止。
入ったら殺すぞ的な緊張感、犬とランナー多すぎなほのぼの感、
手つかずな廃墟感、のコントラストがよきよきよき◯

五稜郭の外側にも城塞は広がっていて、現在はただただ平和なシタデルパーク(城塞公園)に。

 

ロゴかわいいです☺︎

思いのほか見ごたえありでメモ満載でした。
ここ好きだなー

 

 

フランス/ヌフ・ブリザック

今日はココでした。
世界遺産「ヴォーバンの防衛施設群」のひとつ、ヌフ・ブリザック。
東3.5kmにはドイツ国境のライン川、そしてブライザッハ。
これが江戸中期に成立していたとは…!

 

 

 

 

楽しみすぎて、自作のTシャツで攻城。
Tシャツで居場所を説明するスタイルです。

 



「クールなシャツ着てるからこれあげるよ!」と
案内所のお兄さんがヌフ・ブリザックのパネルくれました☺︎

こんなことしてもらえるのは子供かオタクだけ。笑

 

フランス/ブザンソン城塞

一昨日からフランスに来てます。

今日はブザンソン城塞へ☺︎☺︎☺︎☺︎☺︎
世界遺産「ヴォーバンの防衛施設群」のひとつ。
築城の神!ヴォーバン先生すごー!

こういうのを目の当たりにしつつ
日本の城を俯瞰的に考えるのがたまらなくおもしろい。

今夜のお宿は、中井均先生から教えてもらったホテルヴォーバン☺︎

 

日本城郭協会大賞の表彰式

公益財団法人日本城郭協会の評議員会と理事会。
そしてその後は、審査員をしている日本城郭協会大賞の表彰式でした。

・増山城解説ボランティア曲輪の会
・山名氏城跡保存会
・余湖浩一さん
・飛騨市教育委員会
・大津市、株式会社三王不動産流通

みなさま、おめでとうございます!
いや、城ファンを代表してお礼申し上げたい。
ありがとうございます!

坂本城の遺構保存に尽力し、宅地開発工事をストップするという大決断をされた
大津市長および三王不動産流通社長さんとお話しでき、ほとばしるものがありました。
それぞれの立場でいろいろある中、思いを原動力にやり方を工夫できれば道が拓く。
私なんぞもまだまだ…と反省しました。
スタート地点から諦めモードではいけません。

城ファンにとっての神、余呉浩一さんにお会いできた記念日にもなりました。
そして私のことを知っていてくださりうれしかった!

 

増山城曲輪の会のみなさん、山名氏城跡保存会のみなさんと
久しぶりにお会いできて、記念撮影も。

日々思いを持ち、かつ粛々と行動できている方々の言葉は重くすばらしいスピーチでした!

 

姫路東高校で

姫路城の中堀内にある姫路東高校で、今年も1年生280名のみなさんに講演を。

「姫路城学」を1単位にしようと先生が奮闘中!
すばらしいー!
城は地域史を学ぶ入り口に最適です。

 

放課後は、昨年の講演を聞いてくれた
2年生の〈姫路城女子〉のみなさんと、姫路城を眺めながら城トーク。
なにこの放課後サイコー☺︎

お局が若い侍女たちを従えている感じになっちゃったけど、
みんなかわいくて楽しかった☺︎

 

プールの脇に土塁ー!!

再び長篠城へ

鳥居強右衛門さん遠泳コース(スタート地点)。

元亀争乱を経て、3日ぶりに長篠の戦いに戻りました。

⁡新城市東郷地区(設楽原古戦場あたり)の新ブランド米「決戦の刻」が美味でした。
実社会における決戦を応援する勝負米、だそうです。
戦いたくはない。穏やかに暮らしたい…