着物勉強中
着物を勉強中。
とても楽しい。奥深い。
着物をたたんでいるときの、心が整う感じがよい。
元来、日本人にとってただの衣服。
自由かつ汎用性のあるところが魅力だなと思います。
品のある粋な中高年を目指し、
着物を通してその極意を学びたいと思っとるんですが…私には遠い道のりだな。
お教室があるのは銀座の奥まったとこ。
ハイセンスな着こなしをしている人が多く、道すがら見ているだけで楽しく勉強になります。
質を見る目も養われます。
- 日々のできごと l
- 21/04/18/23:59
米子城、三の丸と表中御門の発掘調査
米子城。
高さと幅がアンバランスで、
なんちゃって枡形、などとも言われていた表中御門枡形。
ハギワラ1個分(1.51m)埋まってました!
確認された米蔵の地表面から逆算すると、
三の丸側は、2ハギワラ(約3m)ほど埋まってるはず。
(二の丸北東面の石垣も、おそらく今より3m高い!)
全国的にも最大規模の立派な大手枡形じゃないか。
なんちゃって、とか言ってごめんよ。
しかし、面により精度が異なるのはなんなのか。
大手虎口への執着があるのかないのか、いろいろと謎すぎて興味が尽きません。
裏中御門の石垣とは明らかに積み方が違うので、
こちらはやはり吉川時代ではないと思う…んですが、竪石があるのが気になる。
私の中で<竪石=毛利系>の認識なんですけれど。。
そうしたなんとなくの認識も覆っていくかもしれません。
もうちょっと掘ってくれるのを静かに期待。
あと、しゃくれすぎな顎石みたいなのも気になりました。
なんじゃ、あれ。
三の丸からは絵図の通りの米蔵跡が。地表面も判明。
3月に国史跡追加指定された三の丸、専用駐車場ができました。
今年中にはレフトスタンド側も撤去されて、
さらに城下側の一般道から城の威容が仰げるように。
かつて庶民が城下から見上げた景観がよみがえります。
詳しくは、朝日新聞デジタル&TRAVELの連載「城旅へようこそ」で。
*
4月より、米子城跡整備検討委員になりました。
門外漢ゆえお断りしようか悩みましたが、
声がかかるということは何かできることがあるはず。
米子と米子城の未来に携わる端くれとして、勉強し考えていきたいと思います。
いつも高くご評価いただきありがたいです。
今回も、とても充実の米子滞在でした。
赤瀬戸山城へ
念願の赤瀬戸山城、そして三沢城へ。
尼子、毛利、堀尾。
さまざまな顔があるすばらしい城だった!
石垣はたしかに圧巻で見ごたえがあるのだけど、
3国の国境という立地、だからこその激戦と3時期もの改修。
城を通して、その変遷や地域の特性を感じられるところにおもしろさを感じました。
こんなにも、三瓶山が見え、銀山街道が見下ろせるとは…!
中国山脈を越えて迫り来る毛利、なんとしても掌握したい銀山。
城代なのにここまでの石垣を積めるというのも、
家ごとの技術や築城理念を考える上で興味深いです。
ここまでしなきゃいかんのか…。
城地の選び方や地形の使い方はいかにも尼子、曲輪の使い方には毛利の香り。
最終形は、毛利の拡張をベースに堀尾が石垣を積んだ感じでしょうか。
月山富田城と併せて考えると、とてもおもしろいのではないかと思いました。
それにしても、銀山とはそれほどまでに大切なのか。。
関東人にはピンとこない感覚ですが、
やはりどの地域も、経済や産業なしに城を考えることはできないのだな、と。
そういう複合性こそ本質だし、楽しみにも繋がるところ。
伝えていけるよう模索したいです。
鳥取城攻めの城・陣城取材
鳥取城攻めの城・陣城を取材中。
新知見が多く、充実。
悔しいがこのすばらしさを表現できる自信がない。。
今日は太閤ヶ平を7年ぶりに歩けて大満足。
全国の好きな山城ベスト5、いや3に入るやも。
総延長約700mの多重横堀・多重竪堀、
これほどの完成度と残存度を誇る陣城はそうそうあるまい。秀吉、そして信長恐るべし。
鳥取城は、3月に江戸期の大手門・中ノ御門表門が竣工。
枡形脇の曲輪は参勤交代の出立前に待機した場で、鳥府誌に「首途(門出)の場」とあるそうで。
人生の転機や記念日などに市民が訪れ記念撮影をするような場所へと整備したい、
というご担当者の言葉が印象的でした。
時間というものがある限り世の中は必ず変化してしまうけれど、
かつての価値観を受け継ぐような、品がある変化は美しいなと思いました。
それもまた、継承というのかもしれません。
記事は朝日新聞デジタル&TRAVELの連載「城旅へようこそ」で。
*
鳥取砂丘が今の5倍あったことに驚いた日。
魚がおいしすぎて感激した日。
のどぐろがおまけのように出てくる鳥取。もさえび最高。
鷹勇なかだれも飲めて満足でした。
京都新聞で大河ドラマ「麒麟がくる」コメント
2021年2月24日に掲載された、京都新聞のアンケート記事「麒麟きた後何思う?」。
京都新聞のサイトに全員の回答全文が掲載されています。
(今さらすぎるけど今日知った)
ご興味ある方はぜひご覧ください。→ ★
急いで書いたら、誤植が2ヶ所。。。すいません。
校正してくれるかなと思って。。。(言い訳)
「黒井城と八上城、写真が逆!」と気づいたあなたは城マニア。
キャプションも間違っちゃってるけど、今さらだからまあいいか。
何度か一方的に同意を求められた丹波スルー問題。
私が言いたいことは回答3です。
羽田空港ご当地自販機
羽田空港のご当地自販機、福島県がひょっとこ半面(2,500円)を売り出した!
もっとほかにあるだろうよ…コンサルしたい。
いくらかかってどれだけの収益があるのか。
企業ならありえんと思うが…これが成立する不思議。
おみやげ買いそびれた人向け…ではないのか、
出発ロビーに並んでいるのがさらにミステリー。
ちなみに、買ってる人見たことないです。
商品のセレクトや陳列のこだわり、パッケージデザインに
センスや県民性が出ていておもしろく、
意外な特産の発見もあるのでチェックしてます。
気になりつつ粉々になりそうで手が出せない、羽田空港ラーメン。
以上、超どうでもいい話。
吉良川の町並み
高知城とお揃いの、土佐漆喰&水切り瓦。
いしぐろ、という地域独特の暴風壁が印象的でした。
民家でも当たり前の技術や工夫。
城だけ見ていてもわからないことに気づけるし、地勢もよくわかる。
見て、聞いて、感じ、調べ、考えること。
ここまでせずとも目先の仕事を形にすることはできるけど、
限られた自分の時間、体力、気力、集中力を、こういうところにできるだけ費やしたい。
今年の46の日は高知城&岡豊城でした。
岡豊城、またまた見やすくなってて感激しました。
高知取材
この半年で4回目の高知城。
来月また。
三菱のロゴ「スリーダイヤ」って、山内家の家紋(丸三葉柏)がモチーフって知ってました?
(岩崎弥太郎が土佐出身だから)
…と、たまに気を引きながら、高知城のすばらしさ、土佐の歴史と文化を熱弁。
知ってるものが出てくると頭に入るし、話が繋がるよね。
…今日は食文化の取材でしたけど。
おもしろい話が聞けました。
鰹、鯨、ウツボ、土佐ジロー、あおさ。
安定のおいしさ。
高知のお酒は南が好きです。