城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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古渓山城→山内家墓所→天一城

明日は、高知県立歴史民俗資料館の松田直則副館長、滋賀県立大学名誉教授の中井均先生と
岡豊城ウォーキング&トークイベント。
お近くの方、ぜひお越しくださいねー。

⁡今日は松田さん&地元研究家の尾崎さんのご案内で、
中井先生と古渓山城→山内家墓所→天一城へ。
仕事モードゼロの天真爛漫な城歩き!
1日中尽きない城談義!日頃の質問し放題!
とてつもなく幸せでしたー!!
とても勉強になりました。いや、勉強したいこと増えました。

 

古渓山城のすさまじき破城、鋭い切岸、そして天守台を備えた石垣づくりの壮大さよ!
慶長期の支城のあり方、そこから推察する土佐の情勢と価値観よ。
城は社会を映し出す鏡だな、と改めて。
細やかに分析するには知識も経験値も足りない。

TOPの写真は、天一山城の三重堀切で中井先生&松田さんと。

 

ところで、今朝は今年初の羽田空港を訪れたんですが、やっぱりずんとくるものがありました。

北陸の知り合いとコンタクトが取れるようになってきて。
東日本大震災時の災害ボランティアでつながった方と話したりもして。
入り混じる感情の置き場は見つからないもので、
自分にできることを模索しながら、ただただ静かに粛々と、祈り生きるしかない毎日です。

あのときは、ただただ無力を思い知った日々でした。
一瞬関わるだけの平和側のよそ者が「胸が押し潰されそうです」なんて言えない。
どんな思いで過ごしているのだろう、生きていくんだろう、と。

あの数ヶ月、東北で見た景色とか音とか臭いとか、一生忘れることはない。
ただ、人の底力という光も見た。
そこに寄り添える人の力があることも感じた。

少しでも傷がうすくなること、なんてことない日常が戻ることを祈っています。