生誕100周年 岡本太郎展
【生誕100周年 岡本太郎展】東京国立美術館、最終日の今日、ようやく行ってきました。
私は大阪万博を知らない世代だし、関西には縁遠い。
	なので、TAROと聞いて連想するのは<太陽の塔>ではなく、
	テレビで「芸術は爆発だ!」と言っていたキテレツな人であって、こどもの城のモニュメントをつくった人。
	子供の頃は、テレビに近づくのもちょっとコワい存在だったし、
	20歳を過ぎても、作品はおろか発言すらちんぷんかんぷんだったけど、
	今この年になって、ようやくなんとな~く、わかるときがある気がします。
宇宙的だけど、人類が帰り着くところを見透していて、しかもいつもその先の表現をしている。
	その宇宙的な部分が遅ればせながら垣間見えたとき、ドキッとするのです。
	凡人には理解できなくて、たまにいらいらもしただろうなぁ、と改めて思いました(笑)
	いろいろ言っているようでいて、一貫してシンプルですもんね。
そして、TAROは芸術家というより革命家なんだなあ、と。
	自分の人生の指標となる人物に出会ったとき、「この人を超えなければならない!」という発想は、私にはない(笑)
	正直にいうとわからないことだらけですが、
	「わかったとかわからないとかじゃないんだよ!」と言われそうだし、いいことにします(笑)
というわけで、私はわかりやすいパブリックアートの方が好きです。
	これは、私の職業的視点と思考かもしれませんが。
	プラネットチョコのパッケージとか、顔のグラスとか、秀逸ですよねぇ。
	ネームバリュー抜きにしても、大金を払ってでも欲しい。
	『装飾』『太陽の神話』なんかも好きです。
	あと、個人的には書籍のディスプレイがとってもアートに感じました。
1人1枚もらえる三角おみくじのようなカードには、<太郎のことば>が。
	今の私の頭の中を知っているのか!?
	こういうところが、見透かされてるみたいでドキッとするんだってばー!
城メグリスト




