城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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日本酒試飲自販機&日本酒試飲バー

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さすが金沢!
日本酒の試飲自販機がありました。

 

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そして、試飲バー。
日本酒飲み比べ3種類+おつまみのセットで1,000円くらい。
時間がなく立ち寄れなかったのが悔やまれるー。
金沢駅構内です。

 

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翌日は長野で仕事につき、移動。

 

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飲むしかない。食べるしかない。
日栄純米吟醸、おいしかったです。米処はハズレなし。

駅弁は、石川の郷土料理、御贄(おにえ)寿司。
すし飯と酢締めの魚、にんじん、しょうが、ゆずの皮などの具を順に重ねて詰め、何段も重ねた押し寿司。
「おにえ」とは神への供えものの意味だそうで。
加賀一宮・白山比咩神社と能登一宮・気多大社の神事に奉納された魚で
つくったのがはじまりとされる、とありました。

 

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そしてまた、飲むしかない。

移動時間5時間超(うち待ち時間2時間)、、、早く開通してくれ北陸新幹線。

織豊期城郭研究会2014年度集会

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織豊期城郭研究会2014年度集会。
今年のテーマは「織豊期城郭の石切場」!たまらん!

 

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とりあえず海鮮どーん!金沢はたいしたお店に入らなくても海鮮がおいしい。
そして、城下の町割りがそのまま残っていて楽しい。

 

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13日(土)は、見学会。
石川県金沢城調査研究所の職員の方々のご案内で、金沢城の石垣をぐるっと見学。
かーなーり楽しかった!
金沢城の石垣はこれまでも自分なりにそこそこ時間をかけて見ているのですが、
こういう企画だと普段立ち入れないエリアにも入れるし、
先生方のお話もたくさん聞けるし、とても勉強になる。満足。

 

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夜は懇親会。金沢白鳥道ホテルにて。
お約束の仲良しショット(笑)

 

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14日(日)は講演・研究報告・シンポジウム。兼六園近くの本多の森会議室にて。
内容や感想などはありすぎるので大量のメモと自分の頭の中に留めておくとして、
プログラムだけ、記録的に。
——————-
基調講演「城郭史と学際研究」木越隆三氏(金沢城調査研究所)
報告①「金沢城の石切場」富田和気雄氏(金沢城調査研究所)
報告②「江戸城の石切場」金子浩之氏(伊東市教育委員会)
報告③「駿府城の石切場」山本宏司氏(織豊期城郭研究所)
報告④「大坂城・伏見城の石切場」森岡秀人氏(橿原考古学研究所)
報告⑤「肥前名護屋城の石切場」市川浩文氏(名護屋城博物館)
シンポジウム『織豊期城郭の石切場を考える』
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みっちり学びました…

 

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それにしても、今回の資料集はすごかった!
約500ページの超大作。全国の石切り場が載ってます。
中井先生も感動しておりました。

【WORK】連載『萩原さちこの「名城に学ぶ」』第17回

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Bizコンパス連載「萩原さちこの「名城に学ぶ」」、
第17回は「金沢城/“石垣の博物館” とも呼ばれる北陸の名城」でございます→

金沢城は好きな城のひとつです。
いろんな積み方の石垣があって、1日いても飽きないどころか、1日ではたりません。
この記事にも書きましたが、復元建造物も復元とはいえ見応えがあります。

金沢の町は、なんというか、古きよきものを残しつつ新しいものを融合させているところにセンスのよさを感じます。
そういう意味では松本と通じるところがあるかも。
21世紀美術館も行きたい、兼六園も行きたい、治部煮食べたい、
海鮮丼食べたい、温泉でのんびりしたい…と思いつつ、
結局いつもあれやこれやと忙しくバタバタ訪れている気がします。
10月も織豊期城郭研究会で訪れる予定ですが…バタバタだな。
おみやげは生麩がオススメです。

小松空港だと遠いし、新幹線だと越後湯沢経由…と、
東京からはアクセスが悪いので、東京人にとってはちょっと憧れの地でもありますね。
来春には北陸新幹線開通により東京と金沢が結ばれてぐんと近くなるので楽しみです。

岡山の城と戦国武将

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岡山県立博物館で平成26年企画展「岡山の城と戦国武将」が開催中です。
ご案内いただきました。

なんとか行けないかなあと模索中。
「岡山の城と戦国武将」特別講座もあるようです。お近くの方はぜひ。

詳しくはこちら→

「お城へ行こう!」予約スタート

Amazonで新刊「お城へ行こう!」の予約がスタートしました。→

「なぜ発売日前なのにベストセラー商品ランキングにランクインするの?」と以前聞かれたことがあるのですが、
予約してくれた方がいると、発売日前でもランクインするのがAmazonのしくみです。

つまり、とくに告知されていない開始初日から予約してくださった方がいるということ。
うれしいーー。ありがとうーー!
もう昨日校了したので作品のクオリティは上げられないけれど、
名乗り出てくださったらなにかおやつでもさしあげます(笑)

ちなみに表紙画像がないのは、校了していないから。
私も原画はOKしましたが、デザイン後の装丁はまだ見ていません。。気になるわね。

「お城へ行こう!」(岩波ジュニア新書)
8月20日(水)岩波書店より発売です。よろしくご喧伝ください!

アシナガバチ体験談

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楽しかった対島ツアー、
実は最後の最後でアシナガバチに頭を刺され、救急車のお世話になってしまいました。
山城の注意点を自らの著書にも書きまくっている自分がこの有様とはお恥ずかしい限りですが、
ハチに関しては、実体験をもとによりリアルな記事が書けそうです。
…なんて絶対に言っていてはいけませんけれども。

刺さったまま離れてくれない、という状況にプチパニックになりつつも、
追い払って反撃されても困るので、おとなしく15〜20分キープ。
救急車を呼んでくれていることは知っていたけれど、
タンカも入れない山中だし、担いでもらうのも非現実的。
しかも、人里離れていて救急車の到着も遅そう。。
5分くらいして痛みは増すものの気分も悪くなく意識もしっかりしていたので、
体が動かなくなるリミットが15分だとしたら残された10分でできる限り降りておくのが賢明と判断し、
そろりそろりとすり足で下山しました。
頭のハチがずーっともぞもぞちくちく動いていて、ヒヤヒヤしました。

→救急隊員の方によると、この対処はNG!!
とくにスズメバチの場合は何度も刺してくるのでかなり危険。
ただちに追い払うべし、だそうです。たしかに反撃の危険性はあるけれど、
その場合はとにかく追い払いながら逃げてください、とのことでした。(まずは低姿勢で巣から離れること)

アシナガバチとはいえ、アレルギー反応が起きれば15~30分で死にいたることも。
2回目はアナフィラキーショック死の可能性がかなり高まるそうなので、
さすがの私も病院へ行っておこうと思います。(実はすでに2回目ですけど)

道なき道を進んでいたため、気づかずハチの巣に近づいてしまったのが原因。
そして、20分ほどでサクっと帰ってくるし、と思い帽子をかぶらなかったのは猛省です。
(ハチは黒いものに反応するので頭を狙われます。帽子かぶりましょう)

ちなみに…
「ハチにさされたくらいで救急車なんて…」「大丈夫そうだし自力で行けばいいか」と
思ってしまいますが、上記のような症状が出てしまうと一刻を争います。
もちろん刺されないようにすることが大切ですが、
万が一刺されてしまったら、ためらわずに救急車のお世話になりましょう。

 

それにしても、島というのは救急車が来るまで時間がかかるし、病院が遠い。
40〜50分くらいかかったんじゃないかなあ。島の医療事情を垣間見ました。

 

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こいつがアシナガバチ。

対馬2日間の城旅!

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対馬に行ってきました。

念願の金田城&清水山城&お船江!
それだけでなく、結石山城、金石城、和多都美神社、桟原館、万松院、中村館、日新館門…などなどなど。
猛者な城友さんのアテンドで盛りだくさんの贅沢な2日間でした(shinさんありがとうございました!)

大陸からの防衛拠点であり大陸への出撃拠点である地らしく、
古代から要塞化された近代の遺構まで共存するすばらしい島でした。
また行きたい。

金田城は、大野城や水城などよりさらに白村江の戦いの緊迫感のようなものが伝わるし、
石積みの工法もより朝鮮式よりも精度が高いように感じました。
そしてやっぱり、神籠石とは性質が違うものなのだな、と実感。
日露戦争時につくられた砲弾庫や砲台、軍道が忽然と現れたりして、
ひとつの城の中に歴史がギュッと詰まった不思議な空間でした。

個人的には、清水山城に感動!
朝鮮出兵の前線基地らしく、いわゆる織豊系城郭の特徴ともいえる立派な桝形虎口がいっぱい…!
広大ながら駐屯できるような曲輪はなく、曲輪はガタガタ。
しかし城域をぐるりと石垣で囲っていて“見せる”要素をひしひしと感じました。
城の在り方みたいなものまでが倭城を彷彿させるものがあって、ぞくぞく。
縄張なんかは梁山倭城に似ているなと思いました。
そしてなにより、石垣好きにはたまらん!

次回は撃方山城と豊砲台に行きたいなー。伝島左近の墓も。。それより、まず壱岐か。

愉快な城友さん、お世話になりました。楽しかったー。
城の話と城の写真は、後ほど詳しくブログに載せておこうと思います。

…とFBに書きましたが、当面じっくり書けそうにもないので
いつものように備忘録的に写真だけ載せておきます。

 

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下関取材と瓦そばと北九州の城

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下関取材。

けっこう荒波な関門海峡。
関門橋ドライブ、サイコーでした。

 

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とっとと終わらせて北九州の城もダッシュで3城。楽しい1日でした。
やっぱり、北九州の城は連続竪堀がフツーにあってよい!
九州は、空と山の間の距離が狭いよね。

 

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下関市豊浦町の郷土料理・瓦そば。
茶そばを鉄板で焼き、熱した瓦の上に乗せ、
錦糸卵、炒めた牛肉、ネギ、海苔、レモン、もみじおろしをトッピングした使用したもの。
うーん、とびきりおいしいものでもないかな(笑)
お友達によると、おいしいお店はあるよとのこと。
一応、“元祖”のお店で食べたんだけども、、、好評価のお店で食べてみたいものです。

 

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翌日もささっと仕事を済ませ、取材も兼ねてダッシュで3城。

 

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絶景もごちそうさま。

中公新書「幕末維新の城」

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少し前になりますが、以前お世話になった編集者さんからご恵贈いただきました。
一坂太郎さんのご著書、
「幕末維新の城 – 権威の象徴か、実戦の要塞か」 (中公新書)。

タイトルやオビをさっと拝見した限りでは
幕末まで生き残った城や幕末に築かれた城の特徴や在り方、
そして幕末に戦いの舞台になった城を取り上げたものかな、と思ったのだけれど、
それとは少し違うものでした。
城を通して幕末というカオスな時代を読み解く、という感じです。

幕末というのは、日本のしくみが激変するという社会的な転換期であるだけでなく、
城郭史においても激動の時期なんですよね。
しかし、その部分はあまあり語られることはなく
城本などで私が書く際も“おまけ”のような扱いになってしまいます。

ですが、江戸時代初期の築城ブームと城郭史の発展ストップの後、
幕末までただなんとなく政庁・藩庁である城が存在するはずはなく
200年も経てば、社会も城の在り方もまったく変わるわけですから、
江戸中期〜幕末までの空白の時間も含めた城の変化や幕末の在り方は、
私としても興味深いところではあります。

城の特徴がどうこうという本ではありませんが、
現在を生きる私たちのツボやポイントを押さえてくれているので、読んでいて心地よい。
城そのものの細かなところでは尋ねてみたいところやもっと知りたい部分もありましたが、
なにより幕末の城のダイナミズムのようなものが伝わってくるのが魅力的でした。

決して取っ付きにくい内容ではなく、
コンテンツだけをざっと見てもわかるように、
全国の40城を取り上げて、それにまつわるエピソードとして書かれているので
内容としてはわかりやすく、とにかく読みやすいと思います。
幕末の動乱でその城がどのように巻き込まれ、
どういった状況下でどういう運命を辿ったのか、がよくわかります。
ポイントとなる写真も大きく掲載されていて、とても親切だなと思いました。

個人的には、冒頭の鯖江城や福江城、
そして柳川城のことが取り上げられていたのはうれしかったです(笑)

 

私も、こんなふうなしっかりした新書を書きたいな。

時代ごとの城、という観点はちょっとおもしろいかも。
城というのはその時代を象徴するものですから。
(かといって明確に定義ができないあいまいなところも魅力なのだけれど)

各時代を象徴するような城をピックアップして、
城から時代を斬るようなものはどうだろう。
城なんて残っているかどうかだ、みたいな認識がまだまだあるのなら、
かなり目からウロコかつバリエーション豊かなものになると思うのだけれど。
地域のことを書くのが好きだから、藩の事情など盛り込むのもおもしろそう。
わりと、幅広い読者が手に取りやすい、やんわりベーシックな内容のものでよいのかも…。
軍事的な施設としての観点からいうと、
まず兵器の威力が格段に違うというのもけっこう語る要素としては意外と新しい気がします。

…ああ、「幕末維新の城」の感想を書こうと思ったのに、
いつの間にか企画を思いついて語ってしまった。
うん、城本にもまだまだ可能性があるな。勉強しよう。

実はまださらっと読みなので、もう一度じっくり読ませていただきます。
中央公論社のK様、ありがとうございました。

縄張うちわ改良版!

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今日もつくってきてくださった♡
西股総生先生オリジナル・縄張うちわ!
しかも改良版(笑)!カラビナ付!手ぶらでOK!

うん、これはやっぱり特許を取らせないと。

 

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今日も楽しすぎる1日でした。
いい城×2だったー!