城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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岩手ツアー〜ダイジェスト1日目〜

2010年7月30日(土)〜8月1日(月)までの岩手ツアーをダイジェストで。

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新幹線で一ノ関へ。はやてって大宮、仙台しか停まらないのね。早っ。
まずは行列のジェラート屋さん、<ポラーノ>でおとうふジェラートを。隣はお蕎麦屋さん。蕎麦の花、初めて見た。

厳美渓に連れて行ってもらいました。滝、深淵。自然がつくり出した芸術にうっとり。

厳美渓で超〜楽しみにしていたのが、空飛ぶ団子!!

カゴにお金を入れて木槌でコンコン!と合図すると
対岸のお店にいるおじさんがロープをたぐり寄せてお金をかっさらっていき、
しばらくするとお団子とお茶がぴゅ〜っと空を飛んでやってきます。ロープが手動とは大変だ。
おじさん、きっとコンコンって音に敏感だと思う。朝とか似た音で起きちゃいそう(笑)職業病。

う=ん、動画も撮ったのだが、アップロードがうまくいきません…

とにかく、アトラクション感たっぷりの空飛ぶだんご(郭公だんご)大コーフンだったのだけど、
この郭公だんご、楽しいだけじゃなくてやわらかくてとってもおいしい!
とくに、胡麻がお気に入り。胡麻すり団子みたいな濃厚な胡麻あんがたっぷり。

厳美渓の駐車場脇には、ステンドグラス館。意外とかわいい看板。

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車窓の景色に人の気配を感じて降り立った、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)。
人の気配は岩面大仏!!苔がベビースタイのようだー。

岩のめりこみ、すごいです。
まるで備中松山城を思わせるような、岩と建造物のコラボレーション!
それにしても大仏、すごい。源義家公が彫ったそうです。灯籠も年季入ってます。

ねじりそう?ねじりぐさ?中尾涁さん並みにねじねじしてます。かわいい。

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おしくも世界遺産登録ならずだった、平泉の文化遺産。まずは中尊寺へ。
 


私は奥州藤原氏の歴史は詳しくないのだけれど、ご案内を聞いてふむふむ。
観光地なのに、おみくじが50円とは安い(笑)
目の絵馬は一見コワイけど、なんだかかわいい。ご利益がありますように。
 

金色堂・・・が保管されている建物。平安美術の宝庫です。
歴史の重さと日本人の美意識が満ちあふれた繊細な現存物。ちょっと時を忘れました。
 

本堂ではしっかりとお参りしてきました。

入りやすいんだか入りにくいんだかわからない、お休み処の看板。
一ノ関といえばお餅!なのだそうで、その種類は300種類とか!(だからイメージキャラクターもおもっちなのだ)
「お餅定食というお餅づくしのお膳もあるんだよ〜」なんて話を聞いていたら、フードコートにもありました!
盛岡冷麺、ずんだ餅、義経そばを差し置いて、堂々の注文ナンバー1をゲット。
 

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藤原氏初代清衛から二代基衛、三代秀衛と受け継がれ完成された壮大な寺院、毛越寺(もうつうじ)。
平安時代の作庭様式を残す、日本最古の庭園なのだとか。
建物が少しでも残っていれば、歴史的価値も認められるのでしょうね・・・。

こちらの売店でも、もち定食を発見。
 

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わんこきょうだい(そばっち、おもっち、とふっち、うにっち、こくっち)は、キリンビールとも上手にコラボ。
そばっちは楽しそうにわんこそばを食べていた・・・ポップに共食い。

1日ご案内いただいた上に、お夕食までご馳走になりました。
こんなとこ、地元民じゃなきゃ知らないよ〜、というような場所にある前沢牛お店。
一ノ関の地ビールとともに、岩盤焼きでいただきました。と〜ってもおいしかったです。ごちそうさまでした!
 

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今週末は江戸城に行こう♪

400年越しのサイン!
これだから城は目が離せないのだ。

週末見に行けるかな。わくわく。

 

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熊本城の「武者返し」を取り入れたデザイン

熊本駅は今、大改装中だそう。
駅舎のデザインは安藤忠雄さん!「武者返し」を取り入れた外観デザインですって→ click!

『武者返し」とは、熊本城の代名詞ともいえる石垣の反り返しのこと。
下のほうは緩やかな傾斜になっていて、一見登れそうな気がするのだけれど、
途中から変化して、ほぼ90度の急勾配になる石垣です。

防衛機能でありつつ、外観の美しさも演出。
その曲線美に、安藤忠雄さんも着目されたのでしょうか。
 

見てみたいなー。

 

<日本全国城ある記>、熊本城アップしてます→ click!

 

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盛岡城から戻りました

岩手から帰ってきました。

岩手にしては例年よりだいぶ暑いそうですが、東京と比べるとやはり涼しい〜。
東京のようにまとわりつくようなムシムシがなく、夕方〜夜は風が心地よかったです。

現地でいろいろとお世話してくださったみなさまのおもてなしがあたたかくて、
とても素敵な3日間を過ごさせていただきました。 岩手の方って、親切ですよね〜。

盛岡城では<城メグリストのおもしろいおしろツアー>と称し、ちょこっとガイドしてきましたよ☆
東北三大名城の盛岡城、石垣のすばらしいことといったら・・・!
盛岡城の魅力については、<日本全国城ある記>でアップいたしますね。

旅のレビューも少しずつアップしますので、お楽しみに。

 

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盛岡城ツアーに行ってきます

明日から岩手に行ってきます。
<盛岡城おもしろいおしろツアー>のガイドしてきますよ☆

中尊寺金色堂で歴史に触れ、空飛ぶだんごでおいしい珍体験。
前沢牛に舌鼓を打って、龍泉洞で神秘の景観を目のあたりに。
温泉に浸かってゆっくりのんびり、さんさ踊りも見てこよう。
モリモリな2泊3日になりそうです。
 

みなさんもよい週末を〜。

 

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えとじぞう



かわいい!かわいい!かわいいよー。
千昌夫なのにかわいいよーぅ。

備中松山城の帰りに立ち寄った、頼久寺(らいきゅうじ)にちょこちょこ隠れていたお地蔵BOYです。
馬をナデナデしてる手がいちばん好きです。
あなたの干支は気に入りましたか?
※卯年の方ゴメンナサイ。撮り忘れました。

 

お地蔵BOYがいるだけでなく、頼久寺はとても有名なお寺。
小堀遠州(こぼりえんしゅう)が若かりし頃に作庭した庭園があるのです。

 

江戸初期の手法が見られる、蓬莱式枯山水庭園。
白砂敷のセンターに造られた島。石で2つの島(鶴島・亀島)が組まれています。
サツキの刈込は大海を表し、背景の愛宕山を利用した借景もすてき。
右から左に向かって、さざ波が流れていく。
動くものが何もないのに、流れを感じることができるって、なんだか不思議な感覚。
丁寧になぞられた砂の円も、まるで渦を張る水面のようですよね。

 

・・・と、鶴や亀、水面に見えなくてもいいのです。
「よくわからん」も解釈のひとつですから、ね。
お城はちょっと難しいお話も多くなりますから、ここではなにも考えずにゆったりと休憩を。
備中松山城に訪れたら、ぜひ身を委ねてほしい空間です。

 

小堀遠州の名前は、旅行好きな方なら聞いたことがあるかもしれませんね。
どこから見ても美しい二条城の二の丸庭園も、小堀遠州の作。
造園家でありながら、名古屋城天守や大阪城本丸を手がける建築家でもあり、
また千利休、古田織部と並ぶ三大茶人の一人ともいわれます。
でも、そもそもこの地に来たのは政治家として。
備中国奉行という役で、備中松山城下町を整備し繁栄させました。
本当にマルチな才能の持ち主ですね。

 

この地区の特性にならって、このお寺もまるでお城のような外観。
備中兵乱で亡くなった三村氏の三代のお墓もこのお寺に眠っています。

 

<日本全国城ある記>備中松山城をアップしました!
お城のような外観、備中兵乱についても、こちらをどうぞ。

 

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お城の未来のために

現在天守閣を修繕工事中の鶴ヶ城(会津若松城)でこんな取り組み↑をやっているそうです。
これはもう、<城メグリスト>と記名しにゆかねば!!
2,000円とリーズナブルですし、日本の宝のために、あなたも1枚いかがでしょう?
小さな気持ちが、大きな力になりますね。
瓦の葺き替えはそう頻繁にするものではありませんから、
おそらく生きているうちに一度のチャンスですよ。

鶴ヶ城は戊辰戦争の舞台にもなったお城。白虎隊の悲劇で有名ですね。
春夏秋冬それぞれに趣きある姿を見せてくれる、美しい外観を持つお城です。


姫路城の愛城募金も、今年いっぱいまで受付中です。
瓦への記名抽選権を手に入れるために(抽選だから確実ではない)、
城メグリストは3万円も寄付しちゃいましたよ。
3万円・・・さすがに振込ボタンを押す手が震えました。
でも、もし抽選に漏れてもいいんです。
日本が誇る世界遺産・姫路城の未来に、微力ながら貢献できるのだから。

・・・愛ってお金がかかるわね。

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これが熊本城主手形だ!


一昨日武田双雲さんの個展のことを書きましたが、《熊本城主手形》の題字も、双雲さんです。

熊本ご出身なのですね。

熊本城主とは、さっくり言うと復元整備基金の特典「一口城主制度」。
「なんだよ、金払えば誰でもなれるんじゃん!」と思うでしょうけれど、
わずかながらお城の未来に貢献ができる上に、
“城主”って言ってもらえるなんて、そりゃお城フリークにとってはたまりませんよ。


写真左/熊本市長さまより授与される立派な城主証
写真右/天守閣内での芳名板の掲示
入城無料券や(城主だからね)、城主だよりのご送付など、うれしい特典がいっぱい。
(お手紙の宛名が「城主様」なのがうれしい!)

・・・と話しが逸れましたが、【天地人】の題字も手がけた双雲さんの書とは、恐悦至極です。

<日本全国城ある記>、熊本城もぜひご覧くださいね。


そうそう、昨年公開の映画【火天の城】の題字も双雲さんでした。
山本兼一著、第11回松本清張賞受賞作の原作はマイベストセラーです。
お城好きじゃない方にも読んでほしいなあ。
私の安土城への愛が、わかるかも?

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桃太郎に運勢を聞いてみる


備中高松城の帰りに立ち寄った、岡山県岡山市の吉備津神社。
そこで遭遇した、ファンキーなおみくじ(実はネオンまで光ってる)!

吉備津神社は桃太郎伝説にもゆかりのある神社。



由緒ある、それなりに有名な神社だと思うのですが。


神社の荘厳な佇まいとはうらはらに、躍動感にあふれた桃太郎。アツいんだか、チャラいんだか(笑)


チャラ男(桃太郎)に聞いてみたところ、かる〜く大吉が出た。いいんじゃね、私?


そして、導かれるように、どこへ通ずるわけでもない祈願トンネルを抜けると・・・


振り返った先には、明るい門出が待っていたぜ!勢いだけはあるぜ!!


思わず背筋がしゃんとする、まっすぐな廊下を歩いた先には・・・


酒豪の馬が待っていたぜ!

<日本全国城ある記>、備中高松城、更新しました!

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鬼ノ城のおっさん


おっさんじゃん!・・・と思ったのは私だけ(笑)?

鬼ノ城の近くにある岩屋でみつけたおじぞうさまです。


鬼ノ城は桃太郎伝説の《吉備津彦の鬼退治》の発祥の地ともいわれる場所。
岩屋にある「鬼の差し上げ岩」も、その伝承にまつわるもののひとつで、
鬼のモデルといわれる温羅が持ち上げてつくったという洞窟です。



上段左から/ハッスルするおっさん、ワンカップ大好きなおっさん
下段左から/ボディビルダーであることを開示する前のおっさん、ひきこもりのおっさん


ナゾの建物には、1、2、3、4のナンバリング。
まさか、扉の向こうには1番のおっさん、2番のおっさんが!?

・・・バチあたりますね、私。

<日本全国城ある記>、鬼ノ城を追加しました!

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