城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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東海高校・中学校「第41回サタデープログラム」

東海高校・中学校「第41回サタデープログラム」。
なんと、160超のお申し込みをいただきました。
60超の講座に埋もれ、きっとお城講座はこじんまり…などと思っていたので、ちょっとびっくり。
同時に、城への関心の高さにじんわりと感激しました。

Youtuberに学者にタレント、控室がカオス。笑
お客様も日頃とは少し違う顔ぶれで、勉強になりました。

そして、さすが東海地区随一の名門校!
運営も気配りも言葉使いもきちんとしていて、輝く未来を感じました。
先生方もあたたかい人格者という感じで、お話も印象的で。
東海中学校の栗山くん、諸戸くん、先生方やみなさま、ありがとうございました☺︎


講座後は、名古屋おもてなし武将隊ご出演の舞台へ。
いやあ、いろんな意味で楽しませてもらいました。
歴史のエンタメ化という観点で見ると
見習うべきところ、目を向けるべきところが本当にたくさんあるなあ、といつも思います。

さて、今夜20:00からは
BS11「偉人・素顔の履歴書」徳川三代2時間SPです。
宣伝しといて録画忘れました…見逃し配信ありますよ、たぶん。

 

BS11「偉人・素顔の履歴書」に出演します

BS11「偉人・素顔の履歴書」、625日(土)放送回は2時間スペシャル!
テーマは「徳川三代~家康・秀忠・家光のリーダー像~」

 

江戸城天守の解説で、私もちょこっと出演します。

前回出させてもらった藤堂高虎の回(2/26OA)での伊賀上野城解説が好評だったと
ディレクターさんはじめ加来耕三先生に言ってもらえたのがうれしかったです。
再びお声がかかるほどうれしいことはありません。

前回はVTR出演でしたが、今回はスペシャルということで、加来先生&中西悠理アナに直接お会いできました。
お話できて楽しかったな。

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BS11「偉人・素顔の履歴書」
625日(土)2000分~2155 2時間SP
無料
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ぜひご覧ください。

 

しろうたカフェさんで中井均先生とトークショー

2022626日(日)は、中井均先生とトークショー!

ゆっくりお話する機会がめっきり減ってしまったので、とてもとてもうれしい
いろいろ聞きたいことがたくさんある!
ご講演とは一味違う、いち城マニアとしての中井先生の魅力をを引き出すおもしろトークをしたいと思います。
楽しみだー!

都内で中井先生のお話しを聞けるのは貴重なので、すぐ満席になってしまうかもしれません。
予約やお問い合わせはしろうたカフェさんへ。

均コレ展は6/2325(木~土)の3日間。
中井先生の在廊は25日(土)13:0017:0015:00~ギャラリートーク)だそうです。

 

東海高校・中学校「第41回サタデープログラム」

2022年6月25日(土)に開催される、
愛知県名古屋市の東海高校・中学校主催の市民公開講座「第41回サタデープログラム」で
お城の講座をさせてもらいます。

国際政治学者やジャーナリスト、クリエイターにYouTuberと、個性豊かな60超の講座が開催。
加藤一二三さん、武田双雲さんも登壇するそう。
その中に城を入れてもらえて光栄な限りです。

先週、担当の中学生ふたりが先生と一緒にわざわざ東京まで打ち合わせに来てくれました。
拙著を読んでオファーしてくれたそうです。うれしい。

 

東海高校・中学校主催ですが、どなたでも無料で受講できます(6/9までに要事前申込)。
お近くの方、ぜひ。

詳細とお申し込みはこちら →

 

戦国魂presents『にっぽんのお城と武将展』in Tokyo-Solamachi

「にっぽんのお城と武将展」2日間ありがとうございました。

1日目は、れきしクン&鈴木智博さんと。
2日目は、畠中和久さん&鈴木智博さんと。
トークライブに出させてもらいました。

  

 

 

そして、魔法のような墨絵師・御稼頭さんの墨絵ライブを4回も見られて満足です。

 

書籍の話をちゃんとすると売れるんだなあ、とか
人が流れるイベントは展示をじっくり見てくれないんだなあ、とか
トーク力がある人はここでこういうことを言うんだなあ、とか
いろいろ勉強になりました。

最後、書籍が売り切れてしまってごめんなさい!
すべてAmazonでも売ってます!
気が変わらないうちにポチって♡⁡

 

 

東京のこういう気軽なイベントだと、
知り合いや友達が来てくれてうれしいもんですね。
癒されました。。
会うなり「れきしクンどこ?」と聞いてきた親友が好きすぎる。笑

…私の話聞きにきたんじゃないんかい!笑

 

そして、文藝春秋編集部からお花が届いてとてもとてもうれしかったです。
いい香り♡

 

戦国魂presents『にっぽんのお城と武将展』in Tokyo-Solamachi

2022年5月14,15日(土日)は、みなさまこぞってソラマチへ。

戦国魂presents『にっぽんのお城と武将展』in Tokyo-Solamachi に出させてもらいます。

5/14(土)15:00〜 れきしクン&鈴木智博さんと、
5/15(日)15:00〜 畠中和久さん&鈴木智博さんとトークライブ。

拙著も何冊か販売します。もちろんサインも喜んで!
昨年11月の個展「城と城下町展」の一部も展示予定なので、そちらもぜひ見てあげてほしいです。

なるべく会場にいて、城のお話をしたいなと思ってます。
でも墨絵師御歌頭さんの墨絵ライブは見たいので、その時間帯はほっといてください。
墨絵ライブは両日13:00〜/17:00〜、一緒に見ましょ。

全部無料ですので、ぜひ遊びにきてください!
楽しみだー!


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◎戦国魂presents
『にっぽんのお城と武将展』in Tokyo-Solamachi

◎イベント内容
とき:2022年5月14日(土)12時~19時
2022年5月15日(日)12時~19時

場所:東京スカイツリータウン・ソラマチ B2 9番地
入場無料

概要:戦国魂(京都本社)は『戦国魂天正記』10周年を記念して、
東京スカイツリータウン・ソラマチ店において、
『にっぽんのお城と武将展』を開催いたします。
期間中は『墨絵師御歌頭』氏によるライブペイントや墨絵展示、
城郭ライター『萩原さちこ』氏によるトークショー・展示、
城郭フォトグラファー『畠中和久』氏による写真展示、
歴史ナビゲーター『れきしクン』によるトークショーなどを実施。
戦国魂の最新グッズ販売の他、参加ゲストによるサイン会なども開催。

◎プログラム
5月14日(土)
・墨絵師御歌頭ライブペイント 13時~、17時~
出演:墨絵師御歌頭
・お城&武将トークショー 15時~
出演;萩原さちこ、れきしクン、鈴木智博
・展示(墨絵師御歌頭、畠中和久、萩原さちこ)
・物販(戦国魂、他)

5月15日(日)
・墨絵師御歌頭ライブペイント 13時~、17時~
出演:墨絵師御歌頭
・お城&武将トークショー 15時~
出演;萩原さちこ、畠中和久、鈴木智博
・展示(墨絵師御歌頭、畠中和久、萩原さちこ)
・物販(戦国魂、他)

主催:戦国魂 協力:一般社団法人城組

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講演会「国宝5城と姫路城の価値」

姫路で講演会でした。

講演会場のイーグレひめじ、着いたらすぐさま屋上へ。
ここから見る姫路城、西の丸まで見えて好きなんです。

 

たくさんのご来城ありがとうございました!!

 

京都

誰もいない二寧坂。
久しぶりに新幹線のABC席が埋まる光景を見ましたが、相変わらず観光地はガラガラでした。

 

お隣の方は、江戸後期創業、永治屋清左衛門(永井織物)の8代目。

永井織物は、高台寺に伝わる高台院の小袖、
お市の方所用と伝わる小袖などの復元制作もされていて。
小袖は平安時代からあるものの、表着として着られるようになったのは室町後期。
江戸初期には友禅染めや江戸小紋が登場するため、
実は武家の女性がこぞって着用した唐織などの製作時期は短いそうですよ。
へえー。

水と米と麹だけでできる日本酒に神秘すら感じるのですが、
経糸と緯糸だけで織りなす世界、絹の生み出す無限の美にも神秘がありますね。

違う世界の人の話はとてもおもしろい。
歴史や文化を扱う上で大切なこと、信念みたいなものを考える機会にもなります。

京都人と東京人にはデザインや色彩感覚に絶対的な違いがあると思うんですけど
(城の建物にも東西の違いがある)、
琉球の紅型や世界各国の織物の発祥や系譜を通して、
そんなところにも話がつながったのが今日はおもしろかったです。⁡

 

袖を通すまでに、携わった人の時間や思いを感じ取れる、
それが着物の魅力だなと思います。
着るのものではなく、纏うもの。
値段や派手さではないところにこそ価値が見いだせ、
それに見合う人間でありたいと思わせる生命力があります。

 

「城組」設立の経緯

城組のこと、お祝いやら励ましやらお問い合わせやらうれしいです。
ありがとうございます!
ロゴ、すごく気に入っているので見てください。
頼れる理事のひとり、鈴木智博さんがつくってくれました。⁡

 

⁡設立に至るまでの、個人的な経緯を記しておこうと思います。
(まとまりない超長文なのでヒマすぎる人だけどうぞ)

————-

この10年、おかげさまでさまざまな経験をさせていただいて、いろんな景色を見ることができました。
ただ、城を取り巻く世界を自分なりに見てきた中で、
社会全体の認識を変えて価値観を底上げしていかないと、城を50年後・100年後に残せないと感じました。

城を興味を持つ人や訪れる人はかなり増えたけれど、それと未来に継承できるかどうかは別問題で。
むしろ、ちょっと危機的な転換期にきてるのではないかと思う。

*⁡⁡

すばらしいシンポジウムに登壇すると、壇上で誰よりも感動するし、客席の高揚感に心が震える。
しかしその一方で、もっとすべきことがあるのではないかと感じていて。
1000席が満席だったとしても、たった1,000人にしか伝えきれていないともいえるわけで、
見える景色がすばらしいほど心に引っかかるものがありました。⁡

そもそもこの仕事をはじめた理由のひとつは日々朽ちて消えてしまう城をどうにかしなければと思ったからで、
それができていないことも一因だったと思います。

仕事を通して全国の城の状況や保存会の活動に触れてみると、やはり先細りしかなく。
どこも孤軍奮闘で、これでは心身ともに疲弊するばかりです。

その原因と対処法を考えているうちに、
情報やスキルのシェアといった「横のつながり」をつくるという私にもできそうな解決策があることに気づきました。
人と人がつながれば、もっとラクに楽しく活動できるし、悩みや問題が簡単に解決できたりする。
社会の構造や大きな流れは変えられないけど、
小さなしくみをつくることくらいはできそうだし、死ぬまでに数城は救えるかもと今は思っています。⁡⁡

昨今、眉を顰めてしまうような保存活動が増えているのも事実だけれど、
望ましくない方向だったとしてもそのバイタリティは賞賛されるべきものだと思うんですよね。

方法や問題点が理解できれば熱意が正しい方向に向くケースも少なくないと感じます。
聞こえないところで否定・批判していても何も生まれないけど、
道筋を示すことができれば軌道修正されるはずと信じたいです。

*⁡⁡

そしてそれを叶えるためにもやりたいのは、城で新たなビジネスモデルをつくること。
城の世界を明るく開放的にして、理不尽な思いをすることなく携さわれる人を増やしたい。

城は公共性が高いゆえ扱いが難しく、そんな概念や常識がそもそもない。
お金というと拒否感を抱く人もいるだろうけれど、経済をまわすシステムは絶対に大事。
お金が動くと、本気で取り組む「人」が増える。
プロまたはプロ思考の人が増えれば、その業界は確実に活性化していく。

プロもしくはプロ思考者がクリエイトできる、プラットフォームをつくりたいなと思っています。
もちろんとても難しくメリットもデメリットもたくさんあるけれど、
伝えるべきことをていねいに扱えれば、
遺跡を未来に残せる地に足ついたビジネスを必ず定着できると信じています。

 

自治体には自治体、企業には企業、強みと弱みがあって、
タッグを組めば驚くほど簡単にできることが山のようにある。
6年ほど前からシンポジウムなどで発言している
五位一体(自治体、企業、専門家、保存会、城ファン)を具現化したいなと思います。

————-


…ということを3年ほど前から悶々と考えていて。
2年前に自分の仕事を振り返るまとまった時間ができ、
1年ほど前に山城ガールむつみさんに話したところ意気投合した感じです。
⁡⁡
…などと書いているとなんかすごいことしそうに思われそうですけど、たぶんたいしたことないです。笑
私自身がいろんな人に出会って、知らない景色を見たいだけ。
自分に足りないもの、やりたい仕事を叶えるために必要なものを補いたいだけだったりします。
6年ぐらい前から考えていながら、ようやく重い腰を上げた感じでもありますし。笑⁡

⁡とにかく、城と歴史はすばらしく、人と人がつながる先には可能性しかない。
なにかを成し遂げられなくても、私の人生は確実に豊かになるので全力で楽しみたいと思います。
その道のりで、素敵な人とたくさん出会えますように。出会ってください。



補足;
個人事業を法人化したわけじゃないです。
自分の道は確立して上を目指しつつ、個人ではできないことを別のスイッチでやっていきたいと思ってます。
なにかに寄りかからず、足跡がないところをひとりで歩きたいので。
今、私個人の仕事に関わるスタッフ・アシスタント募集はしてないので悪しからずです。

 

「日本100名城のひみつ」が5刷に

17冊目の拙著「日本100名城のひみつ」が5刷に。
ありがとうございます。

この前サイン会で、
小学生の男の子が抱きかかえてきてくれたのがうれしかった。
お孫さんへのプレゼントだからお孫さんの名前を入れてほしいとのリクエストも、
なぜか話しかけても答えてくれない30〜40代男性が行列に並んでくれたのもうれしかった。
大人のビギナーさんにもわかりやすいと好評です。

 

いつか、その方のタイミングで手に取ってもらえるように。
現地へ足を運びたくなったとき、背中をそっと押せるように。
この本に限らず、時事的な話題はなるべく取り上げず、流行に頼りすぎず書くことにこだわっている。
このやり方は爆発的なヒットにはつながらないけど、こうして細く長く売れ続けていくのは本望です。