斎藤小弥太さん個展『Physis』
昨日は、カメラマン斎藤小弥太さんの個展へ。
自然の極限というか、生命の根底を見たような。
写真って時間の一部を切り取るものだと思うのだけれど、
小弥太さんの写真からは、別世界の広がりが感じられて。
不思議で、心地よい感覚でした。
離れたところからは山のように見えて、近づくと深海のように見える。
油絵のようにも見えるけれど、それと違うのはたぶん生命力の有無。
小石ひとつにも、漲る生命力がありました。
産業廃棄場のコンクリートの更地に、自然の風景をプロジェクター投影。
それをピンホールカメラで撮影しているそうです。
山城ガールむつみさんのスチールや動画を観ていて、
「こんな風に山城を撮れる人がいるんだなあ」
と惹かれたのが、小弥太さんを知ったきっかけ。
ファン目線ではない世界観がありながら、
城の本質も捉えてくれている、素敵な世界なんです。
城郭カメラマンの畠中和久さん、
むつみさんと一緒に行けてゼイタクでした。
畠中さんと小弥太さんのカメラマントークをもっと盗み聞きしたかった…。笑
産業廃棄場に、こんな魔法をかけられるとは。
荒廃した山城にもスポットを当ててあげたいものです。
斎藤小弥太さん『Physis』
エプソンスクエア丸の内にて、2月10日(木)まで。
https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2022/0129/
塞王の楯
今村翔吾先生の「塞王の楯」が直木賞を受賞!
刊行の際、推薦文を寄せるという光栄なご依頼を賜りまして。
見よ、このパイロット版の読み込み具合を!笑
私的傑作「火天の城」とはまた一味違う、もっと激しく燃えるような。
戦国を生きた人々の葛藤や喜怒哀楽が胸にくる作品でした。
防御施設としての城の実用性はもちろん、
さまざまな役割、時代の変化に伴う変遷、さらには矛盾まで。
それらが、そこに関わる人々を通してぐいぐい伝わってきます。
城ファンのみなさん、楽しみましょうー。
今村先生、おめでとうございます。
BAR IAPONIAでお城ナイト
歴史と旅をテーマにしたバー「BAR IAPONIA」で、1日店長をさせてもらいました。
足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!
相変わらず気も効かず申し訳なかったですけども、うれしかったし楽しかったです。
会って話ができるって何者にも変えがたいですね。
なんだか素敵なイベントにしていただいて恐縮でした。
プレゼンタイム、
城下町の構造を熱く語っているけど、私しか画面見えてないな、、、すいません。
話しながらうすうす…いや、確信してたけど。
こんな熱心に聞いてもらえると思わず…なんか動揺しちまいました。
城とゆかりある酒蔵の取材エピソードをいくつか披露。
お酒からたどる城の魅力と特徴をお話しさせてもらいました。
プレゼンで登場したお酒「玄宰」と「雁木」を用意してもらえてうれしかったです。
私もいただいたスペシャルなおみやげ、戦国魂さんの「狭間根付」がかわいくて。
帯飾りにしようー。
オーナー鈴木さん、ありがとうございましたー。
袖の天守柄アピール!
着物で生け花
着付け教室の生け花講座へ。
高校の授業以来の生け花。センスなかった、、、。
花の品種改良と昨今の生け花事情のお話はおもしろく。
伝統文化が何を重んじ継承されてきたのか、社会の変化にどう応じてきたのか。
どの世界も同じなんだな、と思いました。
着物もお花も季節をぐんぐん先取りしていく。
季節を演出したり、それを受け取れるところに、粋な日本の文化が詰まっているなとも感じました。
着付け教室は品のある方が多く。
「生け花に合わせた、素敵なお着物とコーディネートなのねえ」とご婦人にお褒めいただきました。
「いえ、めんどくさくて昨日とまったく同じです」とは言えなかった…。
品ある中高年への道のりは遠し。
今日は成人式。街に振袖があふれていました。
華やか、かわいい♡
福山城400年博スタートイベント
「福山城400年博スタートイベント」講演会は席数1/4で開催。
白テープ(着席不可)の圧がすごかった。笑
無事に開催できてありがたい限り。
急激な状況変化、主催側が本当に大変だったと思います。
ご協力、ご来城、ライブ配信ご視聴のみなさまも。
ありがとうございました。
楽屋で三浦正幸先生とお話しできてうれしかった!
やりたいことに向けてもっと知見を広め精進せねば、と、新年のよい刺激になりました。
今秋の講演会では福山城のお話をできれば。
秋には落ち着いているといいなあ。
夜明けのキャッスルビューはどんな感じかしら、とドキドキしてたら寝付けなかった。
…そして寝過ごした。
8月に鉄板張り天守が竣工したらまた泊まりたい!
二の丸土塀も修復中。
楽しみですね。
福山城ライトアップ
はじめて見ました、福山城ライトアップ。
現存の伏見櫓と筋鉄御門。
お外行けないので、ホテルの窓からひたすら鑑賞。
福山城400年博スタートイベントは、急遽、規模を縮小。
ご来城は福山市内在住の方限定となりました。
講演会は会場からライブ配信されますので、
遠方の方もぜひご覧ください。
YouTube「福山城築城400年チャンネル」にて。
ガックリだよね…私もだ。
行きたい気持ち、来てもらいたい気持ちは同じ。
ご協力お願いしますね。
オンラインでも楽しんでいただけるよう、
少しアレンジを変え、工夫してお話しさせてもらいます!
「戦国・小和田チャンネル」でご紹介いただきました
全米は泣いてないけど全萩原が泣いた!
小和田哲男先生がYoutube「戦国・小和田チャンネル」で、
拙著「日本の城語辞典」紹介してくださいました!
(お願いしてないよ)
除夜の鐘の音をかき消すように、今宵は私の嗚咽が響き渡るであろう。。
このコメントを観たらきっとわかるけれど、
いつも必ず、チラ見ではなく目を通してくださる小和田先生。
そして、直筆ハガキでひと言感想をくださる小和田先生。
人格者とは小和田先生のことです。本当に。
さっそく「ヒル下がりのジョニー」をお送りしなければ!
お城EXPOなどでわざわざ持参してくださったり、
「おもしろかった!」などと伝えてくださったみなさま、ありがとうございました☺︎
書き手にとっては死ぬほどうれしいことです。
うまい感想を言えなくてもいいんです。
届いたことがなによりの至福なのです。
10万部売れるより、100人に言われるほうがうれしい。
10万部売れる本ではなく、城ファンを2万人増やす本を目指して書いてます。
次作は2冊決まっていて、どちらも来年中には出版予定。
またたくさんの人に手に取ってもらえるよう、
心に伝わる大切な1冊を届けられるよう、励みます。
今年もお世話になりました。
来年もお世話してください。
よいお年を!
天守柄の着物 その2
おととい着ていた天守柄の着物。
渋すぎる。
リサイクルショップで発掘しました。
丸岡城天守、そして福岡城の多聞櫓っぽい建物も。
私にはちょっと大きくてやや着にくく、
長襦袢見えちゃってるけど(しかもド派手ピンク)、
なかなかお気に入りなので見てください。
街で着る勇気はありません。
帯は洛中洛外図(風)。
幻の二条城天守が眩しいです。
半襟は薬玉をどーん!とあしらってやりました。
- お城のこと l
- 21/12/30/10:00