お城EXPOの思い出②
平山優先生にも「この写真いいね!」と言われてうれしかった、
春風亭昇太師匠とのトークショーで披露した1枚を。
鳥取城(久松山山頂)の天守台から、雁金山砦、丸山城、その向こうに賀露まで。
で、右に鳥取砂丘。
(日本海→千代川→丸山城→雁金山砦、が毛利軍の補給路。
第二次鳥取城攻めの際、秀吉はいち早く賀露港を押さえてこれを遮断。これ重要!)
久松山山頂(鳥取城)から地形を見れば、鳥取城包囲戦が立体的に見えてくる。
なぜここに砂丘ができるのかという自然の摂理もわかる。
すべての時間と労力を城に捧げてしまうのは城好きの性ゆえに
鳥取砂丘にはいまだに行ったことはないが、
地勢についてはラクダに乗っている観光客より語れる自信があるぞ(笑)
城に行けばなんでもわかるのだ!
城はすべてを教えてくれるのだ!
…と熱く語りたかったが自粛したのでここで叫んでおきます。
この日は大山も見えました。
絶好の撮影日和だったのだけど、仕事中につきカメラを持っておらず、
帰りがけにダッシュで戻りiphone撮影したイマイチ画質なのが悔やまれる。。
天気がそれほどよくなくても、鳥取砂丘は常に見えますよ。
“もうひとつの太閤ケ平”で盛り上がったスゴい城は、十万寺所在城です。
伝承の砦は御冠山。
御冠山と十万寺所在城、2019年は大注目であります☺︎
お城EXPOの思い出①
いちばんうれしかったのは、
各ブースで自治体や企業の方と再会できたことだったり。
なんかバタバタご挨拶しかできませんでしたが、うれしかったです。
なかなかじっくり見られなかったのだけれど、
文化財ご担当の方が声を張り上げて解説しているブースは常に人が絶えず、滞在時間が長いように思いました。
「有料の厳選プログラム=ディープな城ファン、無料のブース=ライトな城ファン」と
棲み分けは明瞭だと思うけれど(厳選プログラムは壇上から見ていても無料ゾーンとは客層が違う)、
だからといって城について以前ほど無知なわけではなく、
つまりはライトなファン層のレベルも底上げされているのだと思う。
驚くほどブースの写真を撮っていなかったのだが、
一昨年より昨年、昨年より今年と格段にブースの充実度が増している印象。
ただお金をかければいいわけではなく。
ふわっとしたイベントだからこそ、なんのために何を伝えたいかを明確化して、
それをいかに戦略的に具現化するか、というところ。
このあたりの温度差で、ブースのカラーはこうも違ってくるのか、と。。
今年もそのあたりは如実に表れていたし、ブースのクオリティは確実に集客に比例するのだな、と思いました。
…と感じつつ、自分のやっつけな準備を大いに反省いたしました。
お城EXPO2018
お城EXPO2018、終わりました。
ありがとうございました☺︎
1日目は、春風亭昇太師匠とトークショー。
満席御礼。ありがとうございました!
その後、宮下英樹先生のトークショーに乱入。お邪魔しましたっ。
トップの写真は、昇太師匠と本番3分前に舞台袖にて。
昇太さんが手にしているのは…
トークショーを聴いてくださった方にはわかる、高性能レーザーポインタです☺︎
2日目は、拙著「続日本100名城めぐりの旅」ひとりトークショー。
限界まで立見のお客様も入れてもらいましたが、
それでも諦めた方が多くいらしたそうで。。
ごめんなさい。またいずれお話聞いてくださいね。
城に行ってみたい、と一瞬でも思ってもらうこと。
大切にしなければ、とその場限りでも感じてもらうこと。
自分のすべきことと達成度の低さについて考えさせられる時間にもなりました。
シンプルに着実に、余計なことに惑わされないように。
また来年呼んでいただけるよう、そして本業できちんと評価されるよう励みます。
ありがとうございました。
左/宮下英樹先生、担当編集の細谷さん、いなもとかおりさん、可児市の長沼さんと。
右/中井均先生&加藤理文先生と。
左/小和田哲男先生、小和田泰経先生と。
右/平山優先生と。新刊にサインをいただきご満悦。ご講演もとてもおもしろかった!
左/伊東潤先生にも新刊にサインをいただく。物書きの端くれとして感激。
その洞察力と筆力と構成力と…少しづつでいいからいろいろ欲しい。
右/クリスグレンさんと。トークショーしてみたいなあ!
左/謎のポーズで可児市に忖度。全国山城サミット可児大会は2019年11月9,10日。
私も出演予定です。
右/楽屋にて。前列と後列のテンションの差よ。
需要はあるのかという心配も杞憂に終わり、サイン本もすぐ完売だったそうです。
また来年もよい本を届けたいと思います!
シンポジウム「武田信玄襲来!!-三国同盟崩壊と韮山城をめぐる攻防-」
2019年2月9日(土)13:00~16:30、
伊豆の国市文化財シンポジウム「武田信玄襲来!!-三国同盟崩壊と韮山城をめぐる攻防-」
が開催されます。
私も末席を汚させていただきます。
韮山文化センター大ホールにて。申し込み不要、無料です。
米子城シンポジウム、聴けます
2018年11月11日に開催された
「来て、見て、感動!米子城 ―米子城跡を活かしたまちづくりシンポジウム―」のようすが
米子市HPに掲載されました。→ ★
1,000席、満席でした。ありがとうございます。
映像はありませんが、youtubeで音源が聞けます。
楽しそうです、私。
布師田金山城→潮江城→楠目城
布師田金山城→潮江城→楠目城へ。
長曽我部元親が侵攻した城には畝状竪堀が導入されていく…傾向があるのは間違いないと思うのだけど、
当然ながらそんなに単純なものではなく、つくり方にも使い方にもパターンがある。
必ずつくるわけでもなさそうだし、導入時期差もある。
布師田金山城と楠目城はがっちり土塁囲み+横堀タイプ。
いずれもすばらしく大満足でありました。
期待以上の楠目城、山田氏時代は天文20年頃まで。
竪堀と竪土塁の使い方も布師田金山城と似ているような…と考えると、
天文年間にこんな城つくれるのか?という疑問も払拭される気が。
しかし、長曽我部氏の改修がどこからなのかは…わからにゃい。
茶ガ森の、横堀を竪堀でサンドしたあたりは雰囲気違うけども。
写真は布師田金山城。
2重横堀と2重堀切のクロス部分!ブラボー!
この城おもしろいー。
保存会のみなさんグッジョブ。
楠目城はこれからだファイトです。
土佐の地形と歴史を勉強して、また来よう。
お世話になりました。満喫です。
岡豊城跡国史跡指定10周年&続日本100名城選定記念講演会
岡豊城で、国史跡指定10周年&続日本100名城選定記念講演会。
中井均先生のご講演のあと、
高知県立埋蔵文化財センター所長の松田直則さんと3人で座談会。
そして、みなさんと岡豊城ウォークでした。
知るたび、聞くたび、歩くたび感動する岡豊城。
地域の関心が高く、なんだかとてもうれしい。
しかし、全国的にはそのすばらしさが伝わっていない気がして少し残念。。
ぐるり横堀からの畝状竪堀をバックに中井先と。
横堀+畝状竪堀、の見事なコラボレーションが、写真に写るほど明瞭な城も珍しいんだけどな。
ご来場の方にいただいた似顔絵。
賢そうに描いてくださっている…似てるかな?
どろめ、塩タタキ、岩海苔の天ぷら、鮟鱇の唐揚げ、メヒカリの一夜干し…高知は魚がおいしい。
酔鯨、司牡丹、土佐鶴…お酒もおいしい。
今回は飲めなかったけれど、「南」が好きです。