札幌でセミナー
今日は札幌にてセミナーでした。
土地柄、実際に姫路城や名古屋城を見たことがある人が圧倒的に少ないので、表現に配慮と工夫を。
北海道人の戦国時代や城の捉え方って独特な気がする。
おもしろいし、私にとっては刺激的です。
北海道で城の仕事、意外とちょこちょこあるんです。
全国と同様に道民の関心もいよいよK点超えらしく、企業も本腰を入れてきたよう。
世の中にはけっこう城好きがいて、
こうした気運に乗ってそれぞれの専門ジャンルのプロが立ち上がっていくのは、ビジネス的にはおもしろい。
もちろん、ビジネスが絡むとおかしな方向にいくケースが圧倒的に多いのだけど、
ひとりでできないことが可能になるケースもあるし、そもそも可能性なんてふわっとしたものなのだ。
物事にはいいことも悪いこともあって、その割合をいかにコントロールして、理想の方向に持っていけるかが大事。
そこの舵取りにも意味があると思っている。
いや、つまりはそれを戦略という。
熱意とビジョンと信念がある人とは、ぜひとも関らせてもらいたいと思っているのであります。
今日は、その思いに火がつくようなよき出会いの会社さんだったなと思いました。
あんまり受けない業界の仕事だけど、打ち合わせもよい流れでできて、今後の展開が楽しみ。
今日は釧路(片道4時間!)から申し込みしてくださった方がいたり、
「本当に萩原さちこが北海道まで来るのか」という問い合わせ電話もあったそうで。
そういうのに自分の認識がついていかないのが最近の悩みだけれど、贅沢な限りです。
昨日は聖地巡礼にうかれててごめん。
すすきのでフィーバーしてごめんなさい。
てか、私は北海道LOVERだから、年に1回は来ているよ!
いつでも呼んでくださいー。
研究会で佐和山城へ
AM6:30、佐和山城からの彦根城。
たのしいとうれしいがいっぱいの、濃密な2日間でありました!
織豊期城郭研究会2018特別研究集会「豊臣の城から見た佐和山城」。
本当に、うれしいことがありました。
ありがとうございます!また今日から頑張れる。
佐和山城、おもしろいなあ!
またゆっくり登りたい。
満を持して、じっくりゆっくり書かせていただきたい城です。
J-WAVE「Growing Reed」
「タイムフリーで聴けないよー!」と問い合わせ殺到なので、一応おしらせ。
こちらで聴けるそうです。 はずかしいから自分では聴かないけども。
聴いてくれた方、ありがと!
苗木城へ取材に
今日も取材日和!
久々の苗木城、なんだかいろいろ感激しっぱなしでした。
石垣が崩れない理由もわかった気がします。
とても細やかで、ていねいな城づくり。
地元の方がとても熱心で、考えさせられるところがありました。
中津川のみなさん、あたたかい。
とにかく絶景ー!
苗木城、書き甲斐があります。
続日本100名城の本、今秋発売予定です。
中津川市のS様&S様、ありがとうございました!
小牧山城へ取材に
取材日和。
小牧山城、城下町がこんなにおもしろいとは!
石垣も曲輪も、かなり見やすく半年で変化していました。
続日本100名城の本を、これから執筆。
今秋発売です。
お楽しみに。
小牧市のO様、ありがとうございました!
J-WAVE「GROWING REED」
岡田准一さんMC、J-WAVE「GROWING REED」にゲスト出演します。
2018年2月25日(日)24:00〜25:00 OAです。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画「関ヶ原」やの話もしました。
「私は今、軍師官兵衛と軍師官兵衛の話をしている」
「石田三成殿と関ヶ原の話をしている」
…と思ったら不思議な感覚でありました。
(その話はカットされてる気がするけど)
関ヶ原合戦の戦略について、熱視線で語る三成殿。
「…まあ、負けちゃったんだけどね、あはは」と爽やかな笑顔で言っておられました。
三木城攻めについて語る、当時幽閉されていた官兵衛殿。
「そうそう、閉じ込められちゃってさー。あの時はほんと大変だった」と、とびきりのキラースマイルで仰せでした。
ぜひ。
攻める山城50城
山と渓谷社さんから発売された「攻める山城50城」。
こちらの書籍、私の執筆は4Pのみです。
「新刊おめでとうございます!」とか「買います!」とか複数人に言われましたので、一応。。
著者の清野明さんは山歩きに精通された方だそうで
(ほかにも書かれているのかもしれませんがそう聞きました)、
トレッキング目線だと山城歩きはこんな感じなのかあ、と思いながらふむふむ拝読しました。
中身を確認してからご購入されたし。
今年は2冊新刊を出版しますので、そちらは中身を見ずに勢いでご購入くださいね。ふふ。
私も満を持して、来年あたり山城歩きの本を書きたいなあ。
毎日新聞社から
毎日新聞社、打ち合わせスペースからのパノラマ江戸城竹橋ビュー(の一部)。
ここ半年のだらだらモードに喝を入れられるような、
ビジネス脳と使命感に火をつけられるような刺激的な時間でありました。
やる気スイッチオンというやつです。
夕陽をとるか、石垣をとるかのせめぎ合い。
滝山城へ
東京の宝、滝山城!
何度訪れても、いや、訪れれば訪れるほど、魅力的な城であるな。
あーだこーだ意見交換したり、はしゃいだり、新知見に興奮したりしながら。
3時間半があっという間。
あああ、とっても楽しい1日でありました!
草が刈られて以前よりまた見やすくなっていました。ありがたし。
雪が溶けたらまた行こう。
絶対に撮れない、二の丸周辺の縄張のすごさ。
わかってもらえてうれしかったなあー。
折れと高低差の究極バランス。
狂いなき抜かりなき設計。
必ず勝ちにいく戦略的構造。
土橋と土橋と土橋の出会い。
…そして馬出しとの合わせ技!
行くたび納得と疑問が増える、魅惑の城であります。
もっと知りたい。
- お城のこと l
- 18/02/04/23:59
小田原城総構を1周しようの会
小田原城総構を1周しようの会。
かつて頭に竹が刺さって撤収した小峰御鐘ノ台の西堀や、
木々に埋もれてまったく見えもしなかった小峰御鐘ノ台南側の巨大な堀などが、
恥ずかしいほど丸裸になっていて感激しました。
小峰御鐘ノ台の西堀が総構にT字に合流する地点!!
3段階に高低差つけちゃうんだぜ!
射程が考え抜かれた効率性の高さ、かつ美しいシルエットのクランク。
こんな手の込んだことは北条氏しかやらんのではないでしょうか。
ふつうはつなげちゃうよね。ふつうに。
そして一般的ではありますが、
城下張出から小峰御鐘ノ台へのラインは、何度訪れてもすばらしい。
私が知る限り、全国に似たところがありません。
高さも幅も規則的な、堀と土塁と犬走り。
畝100本くらい出てくるんじゃなかろうか、と思わせる堀底の感じ。
今日は足の裏でそんなことを感じ、脳内でイメージながらしみじみ歩きました。
緻密というか几帳面な設計。
絶対に私と仲良くしてくれないタイプなのだろうなといつも思います。
小田原城は本城なだけあって、短期間で増強された総構も抜かりない。
「北条氏の絆シンポジウム」の先生方の内容をまた思い返してしまうけれど、
やはりどこまで氏政が指示していたのか、北条氏の技術者集団の組織とかしくみ、気になります。
そんなきっちりした中に、稲荷森のような戦闘空間があるのもシビれます。
(あんまり反応してもらえなかったけど、あそこすごいよね!)
この城下張出から小峰御鐘ノ台への丘陵ラインも、訪れるたびに見えやすく歩きやすくなっていて感無量。
小田原市さんと大外郭の会さん、ありがとうございます。
大外郭の会の山本さん、ご案内ありがとうございました。
ご一緒してくださったみなさまも。
わいわい、とっても楽しかったです!しあわせな1日でした。
今日のルートは井細田口から西まわりで早川口まで、でした。
1周への道は遠い…
- お城のこと l
- 18/02/03/23:59