谷川真理ハーフマラソン&根津はん亭
昨年に引き続き、谷川真理ハーフマラソンに出場しました。
コースは、赤羽から千住方面へ、荒川河川敷をひたすらまっすぐ。
河川敷ランは景色が変わらないためけっこう飽きるんですが、
荒川河川敷の風景は、私にとっては見慣れた景色で、まさに故郷の景観。
川と並列に続く首都高速の感じとか、遠くに見える副都心とか、車で通る橋の下とか。
そこに行くだけで落ち着くし、テンションが上がるパワースポットなのです。
なので、この大会のコースはわりと好きです。スカイツリーに向かって走れたし。
しかし、ロクに走っていない体での21kmはキツかった…。
終始、「膝痛い〜」だの「歩きたい〜」だのぐだぐだ…すいません。
1人だったら確実にウォーキングに切り替えてました。
昨年より頑張ったつもりだったのですが、驚くほどタイムが落ちていてびっくり。
体って正直ですね。サボるとすぐ結果に表れます。
夜は友達と合流して、根津の串揚げ屋、はん亭さんにて5人で宴。
大正5年築、木造家屋という素敵な店構え!いつか行ってみたいお店だったのです。
一の膳(串揚げ6本、野菜)、二の膳(串揚げ6本)まではマストオーダーになっていて、
その後は常時30種類以上の串揚げからお好みで追加オーダーするシステムです。
菜の花のひらめ巻き、帆立、海老の紫蘇巻きわかさぎ…どれもこれもおいしくて甲乙つけがたし。
途中で出て来た、海老しんじょう風味なお椀もおいしかったなー。
けっこうな量でしたが、まったくもたれないのは油の質のせいでしょうか。
わりと実家近辺ですが、意外と詳しくない谷根千。開拓の余地ありです。
冷えたビールとおいしい料理を堪能しつつ、みんなでワイワイ。はしゃぎすぎた至福の夜でした。
柴又帝釈天&山本亭
3連休は、実家を拠点にもぞもぞ行動。
初日は、久しぶりに柴又へ。
帝釈天参道は買い食いパラダイス!もう、テンション上がるし、私にとっては落ち着く雰囲気なんですよね。
おせんべいのガラス壷とか、焼きたてのおせんべいに味をつけるカラカラという音とか、たまりません。
飴を切る職人さんの包丁が奏でるリズムと、そのメロディに合わせて踊っているみたいな飴。
この二重奏を聞くと、「正月だなあ」という感じがします。
「せんべいは堅いから…」と敬遠している人に食べてほしい、焼きたてのおせんべい。パリパリでいい香りですよ。
おせんべいを食べ終えた頃に「飲んでいきなよ」と、ナイスタイミングで出てくる七幅茶もうれしい。
「ぬるくしてあげるからね」と、お子さんの湯のみにあらかじめ淹れておいたお茶を注ぎたす、ご主人。
こういうちょっとした気配りとおもてなしの心が、下町の魅力。
おだんごは高木屋と決めてますが、今日はとらやの草だんご&焼草団子。
「よろこんで!」と威勢のいいおばちゃんがたっぷりよそってくれる、やぶ忠のモツ煮こみもうまし。
くず餅・柴又漬物のい志い。店先でこんがり焼いた自家製芋ようかんはスイートポテトみたい。ロールケーキも有名です。
店先で揚げている大和家の天ぷらもおいしそう。揚げたそばから天丼ができていく。店内はいつも満席。
いつも車でササッと来るだけなので、実はじっくり見たことがなかった帝釈天をじっくり。…彫刻に釘付け。
帝釈堂にお参りした後は、別料金で入ることができる、彫刻ギャラリーへ。
通路のちょっとしたところまで彫刻が施されているのですが・・・
いちばんの見どころは、コレ!!帝釈堂内陣の外側にある、胴羽目彫刻。
10枚の彫刻は、仏教経典の中でも有名な<法華経>の説話を選び出して彫刻したものだそうで。
仏教のことはよくわからないのですが、とにかくこの彫刻、スゴいではありませんか!
人と比べてみると、その大きさがわかりますよね。
縦巾1.27×横2.27m×、厚さ20cmもある1枚の木材(ケヤキ)に彫刻がされています。
大正11年から昭和9年まで、12年の歳月をかけて、10人の彫刻師が1面ずつ分担制作したのだそうです。
<三車火宅の図><法師修行の図>が好きでした。
赤のケイカコミ部分を拡大したのが、右隣の写真。
花びら、人の表情や目線、指先のしなりまで、木と彫刻刀だけでここまで表現できるなんて!
実物は立体感や木の色なんかも味わいがあって、乗り出して見入ってしまいました。
隣接する邃渓園(すいけいえん)もステキ。
大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年に向島の庭師さんによって造園されたそうな。
廊下には、帝釈堂絵巻の原型彫刻が展示されていました。これまたミニチュアなのに味がある。
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今日の本命は<山本亭>。
ここを知ったのは、昨年6月に行った、島根県の足立美術館がきっかけ。
足立美術館はアメリカの日本庭園専門誌<ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデニング>における
日本庭園ランキングでV8を達成しているのですが、
そのほかにどんな庭園があるのか気になり調べたところ、
京都の桂離宮、香川の栗林公園などの名立たる名園の中に、東京都の文字が。しかも実家の近所じゃないですかー!
近所にこんな素晴らしい庭園があるとは知らず、驚いてやってきたわけです。
山本邸は、その名の通り、山本さんの家。
地元のカメラ部品製造業・山本工場の創設者、山本栄之助翁の自宅でした。
説明によると・・・
建物は木造瓦葺き2階建て。床面積は1階120坪、2階15坪、地下室、土蔵、長屋門等からなる。
庭園は、縁先近くに池泉が、背後には緑濃い植え込みと筑山が配置され、
滝を池に落とすという、270坪もの贅沢な書院庭園に仕上げられている。
伝統的な書院造りと洋風建築の融合、ということで文化的価値が高いそうですが、
単純に庭園の感動度合いからすると、正直なところ安達美術館の庭園や栗林公園とは並列じゃなかったですねぇ。
同じように、昭和初期の庭園様式が現在まで残っているのは、千駄木の旧安田邸、世田谷の徳富邸だけとか。
いずれも近いのに未踏の地。世の中って知らないことばっかりだなあ。行ってみよう。
柴又といえば、矢切の渡し。松戸まで乗船してみました。 乗船料は片道100円。プレハブトイレもなんだかアート。
矢切の渡しの始まりは、江戸時代初期。
当時、江戸への出入りはとても厳しい強い規則がされていて、関所破りははりつけになるほどでしたが、
江戸川の両岸に田畑をもつ農民は、農民特権として自由に渡船で行きかうことができたのです。
これがいわゆる農民渡船というもので、矢切の渡しのルーツです。
およそ150mの江戸川を、手漕ぎの船が往復しています。
手漕ぎの舟、ヒバリ、ユリカモメの声などは、柴又帝釈天とペアで”残したい日本の音風景100選”に選ばれているそうです。
土手で思いっきり工事していたので、かなり残念でしたが、やっぱり情緒がありますね。
この距離を、5分かけてゆっくり進みます。
矢切の渡しというと、野菊の墓や寅さんを思い起こす人が多いのでしょうけれど、
私はもっぱら、細川たかしの歌声が脳内リピート(笑)
風が強い日は幕府からOKが出ず、この旗の掲揚がサインだったそうですよ。松戸側の岸辺にあります。
対岸の松戸に到着。ここから松戸駅へ向かう間に、野菊の墓文学館もあります。
野菊の小道を歩くのは膨大な時間を擁するので、またの機会に。
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松戸から常磐線に乗り、小金城へ。・・・と思ったのですが、ちょいとアクシデント発生で行けず。城メグリストなのにー。
北小金駅で夕陽を見て終わりました。夕陽と富士山。めちゃめちゃキレイ。
夜は我孫子にて、社会人になって最初に就職した会社の同期と新年会。
辞めてから10年(!)経ちますが、こうして今もつながっているのは本当にうれしい限りです。
10年経っても生活が変わっていない私、自分の将来がちょっと心配になりました…振り返るのも大切ですね。
楽しかったなー。また集まろうね。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/08/23:59
松山城もの知り博士
昨年10月に訪れた松山城で、チャレンジしたこの企画。
8問以上正解の場合は<松山城もの知り博士>として認定、
松山市長より認定証をお送りいただけるとのことで、はりきってトライ。
無事、松山観光協会さんから認定証が届きました!
第8問はちょっと自信がなかったのですが、無事全問正解でき、城メグリストの面目を保てました。
この解答用紙をお友達に見せたところ、
「・・・1問もわかんないよ!」(笑)。
知らず知らずにマニアです。
- 日々のできごと l
- 11/01/07/21:50
箱根駅伝
今年の箱根駅伝は白熱しましたねー。
自分が走るようになってから、さらに見るのが楽しいです。
自分のタイムやフォームなどと比べてみると、どれだけすごいのかがわかってきますし。
実況アナウンサーが語る選手たちのドラマチックストーリーに、いちいち感動してしまったりしながら見ています。
20歳前後とは思えないキリッとした顔つき、強靭な精神力。ひたむきな姿は勇気をくれますね。
優勝争いもコーフンしたけれど、熾烈なシード権争いにもハラハラ。
我が母校、激戦の末9位でゴール!おめでと〜う。陸上部とはなんの関わりもないですが、やはりうれしいもんです。
気になって仕方ないのが、襷の色名。
我が母校は"フレッシュグリーン"なんですが、
早稲田の"臙脂"、東洋の"鉄紺"、明治の"紫紺"などが落ち着いた印象なのに対して、
違和感があるというか、なんだかチャラい大学っぽい気がしてなりません(笑)
まるで「俺ってフレッシュさ!」と自ら新鮮さをアピールしている人のようで、ちょっぴりこっぱずかしい。
同じグリーンでも、東京農大は"松葉緑"だそうで。なんか響きがステキです。正月っぽいし。
そうそう、小田原中継所の近くに、豊臣秀吉ゆかりの<石垣山一夜城>というのがあるんですが、
復路の実況アナウンサーが、
「一夜城で切り崩された石は、小田原からはるばる江戸城まで運ばれた。同じように、襷を小田原から江戸まで運べるか!?」
みたいなことを言ってました。
「おっ、魅力的な小ネタを挟んできたなー」とちょっと感動しましたが、ここに反応した人って、きっとごく少数ですよね…。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/03/23:59
2011年お城初め
新年の初登城は、江戸城。
12月23日の天皇誕生日に続き、10日ぶりに一般参賀に行ってきました。
年に2日、西の丸に入れる貴重な日。
ルートや見どころなど、一般参賀のあれこれは【城メグツアー #6江戸城】レポートをどうぞ → ★ 。
天皇誕生日と違う点といえば…馬がいました。ジャストサイズのニット帽がかわいい。
二重橋の混雑っぷりと、振りかざされる日の丸の旗が、お正月ムードを盛り上げてくれました。
言葉を交わされる天皇陛下と皇后さまが微笑ましい…。
西の丸裏門付近から見る、今日の富士見櫓とビル郡。この景観好きなんです。
そして、今日の蓮池堀。石垣に刻印を見つけました。
新春の富士見櫓。どーん!
この姿を次に見られるのは、12月23日。今心の中に描いていることを実現して、見上げに来たいものです。
今日のメンバーは3人。
昨年知り合った魅力的なお友達と、これまたなかなか魅力的なそのお友達、という初顔合わせトリオでした。
新年早々、素敵すぎる出会いに感謝です。
2人の世界や言葉がとってもナイス。
のんびりながら、なんだか充実した時間でした。
江戸城を楽しんでくれたみたいで、とってもうれしい。
またじっくり、お城歩き&街歩きしましょうね♪
夜は家族と新年会。
母より、実家お節詰め合わせと母の特製お汁粉を持たされました。
これで心もお腹も満たされて、エンジンかけられそうです。
いい1年になりそう…ではなく、なんだかすでにいい年です。
謹賀新年
明けましておめでとうございます!
2011年の元日は、1年のはじまりにふさわしい晴れやかな空でしたね。
今年もみなさんに、たくさんの幸せが訪れますように。
城メグリストは、飛躍の年にしますよー!
さて、今年は実家に帰らず、おうち元旦でした。
お雑煮、なます、ちょこっと煮しめだけつくりましたが…重箱に詰めるほどでもなく。
やっぱりちゃんとしたお節がないとなんだか殺風景で、いい年になる気がしませんねぇ。
やはり日本人たるもの、元旦はお節を囲みお屠蘇をいただきたいものです。
かまぼこの飾り切りで、なけなしにお正月らしさを演出。こういう作業、大好きです。
ちなみに伊達巻きは、伊達政宗の好物だったからというのがその名前の由来(諸説あり)。
高校のとき家庭科の授業で一度つくりましたが…もっと学ぶべき料理があった気がしてなりません。
・・・というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/01/16:20
ありがとう2010年
桑田佳祐、かっこいいなー!!
復活を見届け、感無量な2010年の年越しです。
今年は城メグリストになれて、幸せでした。
城メグリストになってから、毎日がキラキラです。
自分がいかに恵まれているかが、よーくわかりました。
今さらはじめて気づくこともあったりするけれど、
こうして少しずつ成長していけたらいいなと思います。
ありがとう!ハッピーな2011を♪
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 10/12/31/23:37
羊とかけて
とあるひつじ肉専門店さんで、カメラマンSさんと忘年会。
うぉぉぉぉ〜!!!!!!
さすが、日本を代表する料理写真家さんが連れていってくれる店!おいしすぎ〜。
ラム好きな私ですが、これを食べちゃうと、ちょっといいめのジンギスカンも食べられなくなっちゃうかも。
臭みなど一切なし。牛より豚より鶏より、ジューシーでさっぱり、脂が甘い!!
ラムが苦手な人ほど連れて行きたいお店です。しかもリーズナブル♪
写真は、まず最初に出て来るラム8種。
このあと6種ほどいただいて、さらにワイン漬け(←激ウマ!)、煮込み(←感動!)もいただきました。
マスター曰く、部位は40種類以上(!)にもわたるそうですが、
牛肉のように図鑑もなくオリジナルなため、ロースなどの名称はないとのこと(!)。
肉を食べるタイミングはもちろん、肉を置く網の位置までさりげなく指定してくる、羊愛にあふれたマスター。
職人気質な人、ステキ。サービス精神も旺盛な、素敵なマスターなのでした。
カメラマンSさんともいろいろお話しできて、有意義な時間でした。
仕事の上でなにか大切にしていることって、やっぱり人としての部分につながりますね。
おこがましくも共感させていただく部分もあり、ガツンと一言の説得力もまたすごい。
こういう方と一緒に仕事ができて、光栄な限りです。
あ、今日は謎かけしてません(笑)
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 10/12/27/23:59
鶏とかけて
はし田屋@中目黒にて、おいしい鶏鍋で楽しい忘年会。
鶏鍋、とってもおいしかったー。写真は鶏もも石焼きです。
ただの久々な会合と思っていたけれど、忘年会の時期なんですねぇ。
とにかく、今年のいい出会いに感謝の時間でした。
なんだか、ずっと一緒にいるような感じなんですよねー。しみじみ…ありがとう。
忘年会ということで、今年を振り返り、流行語大賞ノミネート作<ととのいました>に連動して謎かけを披露。
鶏とかけまして、3つほど。
覚えてますけど、恥ずかしくてとても書けません(笑)
我ながら、まったくかかっても説かれてもいない意味不明っぷりでした。俗にいう酔っぱらいです。
これだけ自由な発想ができるなら、もっと違うことにアイディアを発揮できそうなものです。
「しみじみ…ありがとう」とか書きましたが、現実はこんな感じ。
そして、来年も変わる気はありません!
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 10/12/26/23:59
サンタさんからのプレゼント
終日撮影だった一昨日、お子さんのいるカメラマンさんやフードコーディネーターさんと、サンタさんの話題に。
クリスマスのエピソードっていろいろありますね。
プレゼントにしても、セレクト傾向、戦略、理想のスタイル?などなど話題は尽きず。
子供って発想が自由だし、個性がはっきりしていておもしろい。
私はといえば。
早い段階から「○○が欲しい」と宣言する親孝行な姉に対し、
「いろいろあって迷ってるから、24日の夜までに決める〜」とか、
(↑24日の夜寝る前に、手紙を書いて靴下に入れていた)
「サンタさんだけにこっそりお願いするから、お母さんには教えない」とか、
(↑ピタリと欲しいものをくれることに、ロマンを感じていた)
「やっぱり△△はやめて、●●に変えたい!」と直前に言い出したりとか。
(↑よくばり&優柔不断、または要検討派)
・・・実に、親に非協力的な子供でした。
「早く決めないと、残りものになっちゃうかもしれないよ〜」と言われて慌てて決めたり、
「あんまり珍しいものだと、サンタさん見つけられないかもよ」と言われて無難なモノに落ち着いたり。
「サンタさんと電話がつながってるから、今ほしいものお話しして」などとうまくだまされ、
受話器に向かって一生懸命お願いしたこともありました。
くっ、なにげに素直だったな、私。
サンタさんが去った、あの年。
姉がついにサンタの正体を突き止めたんですが、
「そんなことないもん、サンタさんいるもん!」と言い張ったのに、
「いやいや、そういうことだから。バレたし今年で終わりね」とサンタ制度を打ち切られて、悲しかったです。
- 日々のできごと l
- 10/12/21/23:59