城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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【城フェス】やります!

【城フェス】というプロジェクトを立ち上げるべく、少し前からモゾモゾ動いています。

まだあんまり開示できないので、まったくもって正体不明なわけですが(笑)

城フェスPROJECTは、<参加>と<体験>がキーワードのお城イベント。
お城ファンはもちろん、ビギナーさんやこれまで城に興味がなかった人まで楽しめる、
城の魅力に迫るイベントやツアー、コンテンツづくりを考えています。

…ざっくり(笑)

ひとまず第1回目の日程は決定しています!

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城FES 2013 SUMMER
2013.6.16(SUN)in TOKYO.

special guest 中井均先生
※他にもオファー中

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中井均先生と私のトークライブが決定しています!
どんな内容にするかは、中井先生とお打ち合わせしていくところ。
また、中井先生の全面協力のもと、
トークイベント以外のコンテンツづくりもプランニングしています。

なんだかわからんけどなんとなく気になる、というお城ファンのみなさま、
6月16日(日)の予定を空けておいてくださいまし!
(トークライブは夜です)

「こんなイベントがあったらいいなあ」
という夢や案や経験談などあれば、ぜひぜひお聞かせください。
参加型のイベントゆえ、生の声は随時大募集しております。

GW明けにはもう少し具体的に開示できると思いまーす。

ツアーガイドのおしごと

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阪急交通社さんで専任ガイドをしている「城メグリストと行く!新発見!お城入門 」、
ご好評につき、ついにバスツアーが出動しました!
第3回は、小田原城&石垣山城。

今回のテーマは

●後北条氏滅亡の舞台をめぐる
〜後北条氏最強の本城、小田原城とそれに対抗して秀吉が築いた石垣山一夜城。それぞれの特徴とは?〜
●中世城郭と近世城郭の両方を見る
〜滅亡後に大改築されながら、後北条氏時代の遺構も共存する小田原城。2つのお城を楽しむ〜
の2つ。

①小田原城址公園(平櫓・馬出門・馬出曲輪・銅門・常磐木門・天守閣)→(御用米曲輪)
→ ②八幡山古郭東曲輪 → ③小峰御鐘ノ台大堀切東堀→ ④ 石垣山一夜城 → 小田原鈴廣
というコースでご案内してきました。

小田原城の天守は鉄コン製の復元ですが、実は外観は1703年再建の天守に忠実。
小田原城は建造物は何ひとつ現存していないし、石垣も関東大震災でほぼ崩落して遺構がほぼ皆無。
でも、復元された建造物でも見どころはあるものです。
なぜ、江戸城の石垣は崩れなかったのに小田原城は壊滅したのか、という考察材料にもなります。
中世城郭と近世城郭とは?というところから、
立地による城の種類から天守の構造、城門や虎口の構造も含め、
そのあたりの城の楽しみ方もお話しつつ。

バス内では、小田原城のバックボーンや歴史、後北条氏の城の特徴、
1590年の関東征伐のことから北条と秀吉の両者の城のこと、
そして秀吉の城攻術や後北条氏が与えた影響などもお話させていただきました。

そしてそして、今回のツアーでがんばって組み込んだのが、
小田原城の特徴である中世城郭と近世城郭の共存、という部分。
中世城郭NO.1の「総構」という存在、それが持つ威力と影響、
そして近世城郭にリフォームされ中世の姿が失われる城が多い中で、
共存しているというのが小田原城のおもしろさです。
とはいえ全長9kmのすべてはまわれないので、手持ちの写真付きで解説しつつ、
小峯御鐘ノ台大堀切東堀&西堀へご案内しました。
意外にも、反響よかったですねえ、大堀切。
「さんざん歩かされて、ただの土手しかないじゃないか」と
不満な顔をなさる方がいるかと予想していましたが、
意外にもみなさん興味津々。わざわざ堀底へ下りて歩き、感嘆してらっしゃいました。
「こんなところ来てもおもしろくないはず」と決めつけているのはこちらかもしれないな、と反省。

そして、石垣山一夜城。
あいにくの雨もこの頃には上がり、最大の見どころ、井戸曲輪にもご案内できてよかったです。
この城は遺構も価値があるけれど、なぜ築かれたのか、
どの部分にどんな価値があるか、という背景が肝心かつおもしろいところ。
遺構を発見・確認するのも楽しいことですが、目に見えない姿や様子を思い描いたり、
ミステリーを解明したりと、想像を膨らませることも楽しみのひとつ。
おそらく何も知らずに訪れたらただの崩れた石なんでしょうけれど、
どれだけ価値のあるものなのか、城好きは何を見て何を気にするのか、
という点をお話すると、みなさんの反応が変わったのが見て取れました。
ああ、こんなふうにお話すると石垣に興味がない人も目の色が変わるのだな、と勉強にもなりました。

時間の関係上、城内をくまなくご案内することはできませんでしたが、
実際に歩いて、その広さや高さ、小田原城との距離感を感じてもらう、という演出に気を配ったことは、
我ながらツアーの満足度につながったと思います。
実際に見て、歩いて、感じてもらうこと。これがやはりいちばん大切なんだなあと感じたのでした。

毎回思うことですが、どんなジャンルでもどんな職種でも、扱う回数が増えたり専門的になってくると
感覚が麻痺してきて、意識してもボーダーラインの設定ができなくなってくる。
私にとってのツアーは、対象者のダイレクトな反応を知れる場で、書く以外の表現方法を学べる実戦の場。
これは、執筆業ではなかなか遭遇できない場なので貴重です。
もちろん、お仕事である以上お客さまに楽しい1日を提供するのがいちばんで、
そこに城の魅力を知っていただくということをミックスさせていくのが仕事なわけですが。
ただ、エンドユーザーありきでモノをつくりたいし、そういうつくり方しかできないな、と。
そういう意味では、私はつくづく自分の名前で仕事をすることに向いていないなあと思います。

このシリーズが終わったら、しばらく執筆業に集中すべきかなあと思っていたのですが、
こうして久々にガイドをしてみると、考える部分があります。
前にも書いたけれど、<書く>表現と<話す>表現のできることが異なるように、
<読む>楽しさと<聞く>楽しさはまったく違うものなのなのですよね。
そして、両方楽しむ人もいるけれど、どちらかに分かれるものだとやはり実感しました。
そうなると、後者にも価値があるし、私ができるビジネス的なミッションがあると感じてしまうのです。

欲しいなあ、処理能力と時間が。
しかし限界があるのが現実。いろんなコントロールが難しいなあと感じた1日でした。

 

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江戸城の桜2013

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今日から4月なのに、さむい、さむい、…SAM。
EZ DO DANCERCIZEが気になる萩原さちこです。

本当はこんなノリでやりたいけれど、
アカデミックさを意識すべきなんだろうなあ、としみじみ考える新年度のはじまりです。
ちなみに暑さにも寒さにも強いので、本当はそんなに寒いと思っていません。

超早咲きの東京の桜、早くも花びらがはらはらと舞いはじめています。
仕事のついでに江戸城へ。田安門〜清水門、平川門あたりまで。

 

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フォーリナーが桜×城を撮っていると、とてもうれしい。誇らしい。

 

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おなじみ千鳥ヶ淵。だいぶ水面がピンクになってますね。

 

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平川門のあたりはまだつぼみがいっぱい。これからのようです。

 

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現在、すべての現存門が絶賛修復中。まるでビル建設中のようになってます。
カメラを双眼鏡代わりに、隙間からズームで覗き見(笑)
清水建設の人がちょっとうらやましく思えました。

「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」発売!

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新刊(著書2冊目)の「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」が、
ソフトバンククリエイティブさんから、2013年3月19日に発売されました!

従来の<戦国大名×城>の本というと、
大名ゆかりの城がピックアップされて、武勇伝的なエピソードが載せられているだけ。
ちっともおもしろくなく、その武将と関係ない時代の城写真が載っていることも少なくありません。

なぜその場所に築いたのか、何を目的としたの城なのか。
築いた城は、時代をどう捉え、どんな理想を描いていたのかを読み解くヒントになります。
狙いや役割はもちろん、政治的な道具である城をどう活用していったのかまで、
戦国大名の城にスポットを当てて、特徴と戦略に迫ります。
この1冊を通して、戦国時代から江戸時代初期の城郭史の変遷がわかるようにもなっています。

城をこういう視点で見ると、ビジネスパーソンとして学ぶことも多くておもしろいですよ。

お手に取っていただけたらうれしいです。

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戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城
(ソフトバンク新書)
萩原さちこ著

出版社/ソフトバンククリエイティブ
320ページ  ¥798
2013年3月19日発売
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八犬伝

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愛してやまない阿部サダヲさまが出演する舞台、
【八犬伝】を観にシアターコクーンへ。

久しぶりのサダさま、やっぱり舞台が映える俳優さんだ!
ものすごく喉の強い人だけど、間とか動きのひとつひとつに生がある。
これほどまでに空気を自分カラーに染めてしまうって、
やっぱり凡人ではないんだなあ。

歴史好きからするとちょっとザンネンなところもあったけれど、
八犬伝が現代エンターテインメントになっていて楽しめました。
スペクタクル冒険活劇、のキャッチコピーに納得。

俳優さんが全員演技が上手だったな。若手さんもみんな。
二階堂ふみちゃんってすごい上手なのねえ!
2役やっていたんですが、同一人物だと気づかなかったほど声色も別人でした。
そして、大河ドラマ【江】で完全に主役を食っていた太賀くん。舞台もイケます。
犬坂毛野役の中村倫也さん、あまりに妖艶で独特の存在感だったので
早乙女太一的な女形の方かと思ったら(勝手に中村屋に分類)、
フツーの現代劇の俳優さんでびっくり。ちょっと注目です。

グッズのTシャツ、
今話題の田辺誠一画伯が描いた、8匹の犬のイラストがモチーフでした(笑)

よみうりリレーマラソンinサマーランド

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6人で42.195km。
第2回よみうりリレーマラソン in 東京サマーランドに出場しました。

うう、辛かった、、、。
たまのジョギングを怠っているどころか、
引き蘢って原稿書いてばかりでほとんど動かない今日この頃。
人の体とはわかりやすく衰えるものだと実感しました。

しかし体を動かすのは気持ちいい!
そして、やっぱりスポーツはチーム戦が楽しい!

 

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ゆりーとくんがいっぱいいました。
実は着ぐるみが怖い私、この距離が限界です。

マッハで名古屋

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名古屋の滞在時間、15分。
わざわざ新幹線を途中下車して住よしへ。

…もはや、イベントに近い(笑)

19時という時間帯だからか、かき揚げが揚げたてじゃなかった…。
前食べたホームのほうがおいしかったよーな。。


女だらけの新年会

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元同僚10人で、女子的フレンチ新年会。

元同僚といいつつ、フリー率高し。
やっと仲間入りしたと思ったら、今度は社長率が上がってきました。みんなすごいぜ。
徹夜続きでも誰ひとりネガティブにならず乗り切ってきたパワフル同僚に、
今日も笑いとエネルギーをたくさんもらったのでした。

しかしそんなことはさておき、
とにかく健康で集えるのがなにより幸せなことだなあとしみじみ思いました。
女子会なのに、話題の中心は保険と不動産だった(笑)

個室で4時間トーク。表参道のレストラン・ランス・ヤナギダテ、おいしかった♡

「戦国大名の城を読む」校了しました!

新刊「戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城」、校了しました!

今回はいろいろ思うところ、考えるところ、たくさんありすぎました。

寝たい!しかしそれより飲みたい!
ということで、たまりにたまった他の仕事は明日からにして、今日は飲もう。

ソフトバンククリエイティブさんから2013年3月19日に発売です。

 

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ひとまずほぼ原型を留めていないようなこの状態を
何度も受け入れ、最後まで読み続けてくださった編集さんはじめ
スタッフのみなさんに感謝。ありがとうございました!

【WORK】大奥の世界

大奥

こちらもだいぶ前ですが…。
2013年1月15日に洋泉社さんから発売された
「大奥の世界」でちょこりと執筆しています。
PART1「大奥の基本」の江戸城のあたりですね。

執筆のためにいろいろと大奥の本を読みましたが、大奥って奥深いですねえ。
もっと知りたくなりました。

大奥といえば映画やドラマが大人気ですが、実は観ていません。。。
質問されることも多いので観ておかなくては、と思うのですが、
一体全部で何本くらい存在するのか、
順番も内容もわからず、どれから観てよいのかわからないのです。

唯一、覚えているのは仲間由紀恵さんが絵島役だった映画。
西島秀俊さんが生島新五郎役で、
2人のシーンが、美男美女ゆえ絵的にとても美しかったなあ、と。
かと思いきや、西島さんは別シリーズで徳川家光を演じていたような。
もう、どれがどれだかわかりません。

これが元祖、とかこの映画がおもしろい、とか
これとこれが人気シリーズ、などあれば教えてくださいまし。