城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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【WORK】廃城をゆく2、執筆しました

山城ブームの火付け役。「廃城」ガイドブックの第2弾!
〜天守閣だけが城じゃない!廃城に行かずして城を語るべからず。
土に埋もれ、忘れ去られた城を紹介する〜

2011年4月26日に、イカロス出版さんより、
廃城をゆく 2 (イカロスMOOK)が発売されました→  
私が執筆させていただいたのは、【オススメはここ!テーマ別廃城ツアー】という企画です。

超タイトなスケジュールでして、
見本誌を見た今、我ながらすでにツッコミどころ満載なのですが…そんな言い訳はさておき。
私の基本理念をエッセンスとしてコソッと注入、ツアープランからご提案させていただきました。
廃城情報満載な特集&情報ページに比べ、少し遊びゴコロのある企画になってます。

私たちお城ファンは(少なくとも私は)、
ただ年季の入った石や荒廃した地を見て興奮しているのではありません。
そこに何を見るか、何を感じるかが城あるきの真髄。
そんなお城あるきの楽しみに出会っていただくきっかけになれば幸いです。

この本をパラパラとめくっていただくとわかりますが、日本には数万ともいわれるお城があるのですよ。
いわゆる姫路城や松本城などの五層や七層の建物は、
<天守閣>というお城の中の建物のひとつであって、<=城>ではないのです。
…お城ってば、奥深いでしょ?

本屋さんで見かけたら、ぜひ手に取って見てみてください。
「ふーん。お城マニアにはこんな世界があるのね〜」なんて、ちょこっとのぞいていただければ。
ご意見やご感想などいただければ、とてもうれしいです。

 

クレジットには、サイトの紹介も掲載してくださってます。ありがとうございます!
こういうの、親が喜びます(笑)
 

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小池アミイゴさん個展

お仕事を何度かご一緒させていただいている、イラストレーター・小池アミイゴさん。
花の絵を展示した「小池アミイゴ作品展 その辺に咲いていた花」が、吉祥寺のにじ画廊にて開催中です。
印刷ではどうしても再現することができない色彩、タッチがそのまま見られます。

アミイゴさんの世界が大好きです。
PEACE!

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紙ものまつり+ユルリナブックス

手紙社さんで開催されている【紙ものまつり】→ に行ってきました。

夜は、リトルプレス<ユルリナ>の親・shachiさんのトークショー。

こういう仕事をしているので、製作過程にわくわくしたり
「私もものづくりした〜い」と夢見がちな思いに駆られることはさほどなく、
気になるのはビジネスのこと、お金のこと(笑)。
どうやって軌道に乗せたのか、営業方法、売れるエッセンス、販売ルートなどなど。
…なるほどねー、と納得&感心のお答えでした。

これだけ完成度の高い本を、1人でつくり上げるのもスゴいけれど、
何よりスゴいのは、それをずーっと続けていること。モチベーションもクオリティも上がり続けていること。
「アンテナもセンスもこだわりもケタ外れな方だけれど、だけどなにより、情熱だね!」
というのが私たちの結論でした。
良くも悪くも、そういう熱って、違う種のものになってゆくもの。
こうして刺激をもらうと、自分をちょっとだけ客観的に見られる気がします。
現実が変わらなかったとしても、そういう刺激を受けようとする気持ちだけは持っていたいものです。

リトルプレスをつくりたい、と強く思っていたわけではなかったけれど、
「私もお城のリトルプレスつくっちゃおうかしら♪」と、すっかり盛り上がってます。
もちろん、46ページ、全46刊!!
注:基本的に印刷物は4ページ単位で増減するので、46ページというのはありません。
(厳密にいうとできなくないが、非効率すぎるのでやらない)
…そこをあえて、ペロッと2ページ貼り付けるとか綴じ込むとかね。まさにリトルプレスっぽい。

書きたいこと、表現したいことは、いっぱいある!

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夢に挑む コレクションの軌跡 展

愛してやまないサントリー美術館。
開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」I
「夢に挑む コレクションの軌跡—新収蔵品初公開と名品勢揃い」展 へ行ってきました。

序章:コレクション誕生—ゼロからのスタート
第1章:漆工—暮らしに寄り添う器たち
第2章:日本のガラス 朝倉コレクションを中心に—世界に誇るガラスコレクション
第3章:屏風と御伽草子—暮らしを彩った絵画
第4章:陶磁器の世界— 彩り豊かな皿や器たち
第5章:染織とファッション—小袖・能装束と沖縄の紅型
第6章:ガレと世紀末のガラス—光と色のジャポニスム
第7章:琳派と茶道具—取り合わせの美
第8章:新収蔵品初公開—雪舟から若冲まで

さすが50周年、というべきラインナップ。ジャンルはバラバラですが、個々の作品は素晴らしいです。
「美術館って、何を見に行っていいかわからなーい」という人は、かいつまんで見るにはいいかも。
詳しくないジャンルでも、なんとなく鑑賞した気になれそうなフラット感というか、
飽きさせない展示のうまさも、サントリー美術館の素晴らしいところです(←どんだけ好きなんだ)

サントリー美術館の基本理念は<生活の中の美>なんですよね。
暮らしの中にある変わらない美を垣間見られることが、
普遍的なものを探すのが好きな私のアンテナにハマるのかもしれません。
歴史をいつもと違う角度から覗いて、確かめて、想像することが、最大の楽しみですが。

今回の目玉は国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」なんですが、
会場内をうろうろしたものの見当たらず…4/18まででした(琉球文様「桜波連山仕切文」も~4/18)。がーん。
そのほかにも展示替えがけっこうあるので(3期に分かれてます)、見に行かれる際はHPをチェックしてからどうぞ。

ちなみに、今回の展覧会のチケットを購入すると、
「美を結ぶ。美をひらく。」Ⅱ〜Ⅳのうち、1展の招待券がいただけます。うれしい!

やっぱり薩摩切子には見入っちゃいました。
ほかには、「色絵五艘船文独楽形大鉢」「紅型裂 黄色地牡丹蝶飛燕に桐桜文」。能装束も。
紅型はまた独特の歴史があっておもしろそう。

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Eath Day Tokyo 2011

地球のことを考えて行動する日、アースディ in 代々木公園 に行ってきました。

恥ずかしながら、ふだんはとりとめて地球にやさしい生活をしているとはいえない私。
こういう機会は考えさせられるきっかけになり、ありがたいです。
文化財を守るためには、すこやかな地球も守らなければ。
・・・といってもお目当てはEarth Day Kitchenで、昼から飲んでただけという現実でしたが。

 

オーガニック系のフードが充実しているEarth Day Kitchenは、食器&カップ類は、各自持参。
持っていない場合は100円でレンタルし、洗って返却すると50円キャッシュバックされるシステムです。
う=ん、面倒くさい…とちょっぴり思ってしまうのは、使い捨てに慣れてしまっている証拠。
洗ってリサイクルブースへ返却し終わった瞬間、なんだかちょっと気分がよかったです。
こんなレベルの低いことだけれど、こういう機会がないと気づけない。
所狭しと並んだお店のこだわりをチラ見するだけでも、思うところがたっくさんありました。
東北のお酒や、東北の民芸品が売られていたのも興味深かったです。

トップのphは、ガチャガチャでゲットした缶バッジ×2。
ガチャガチャ代金が東日本大震災のボランティア団体の活動資金になります。
この白い<3.11>デザインが欲しくて小銭をかき集めてトライしたら、空のカプセルをミラクルを起こしました!
(空だったので、好きなデザインをもらえた。ラッキー!)

それにしても、代々木公園は人が多かったー!
 
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親バカトマト

ネーミング買いしてしまった<親バカトマト>。
間違いなく愛情たっぷりのはず(笑)!

いわきサンシャインマラソン→ でいただいたトマトのおいしさが忘れられず、思わずお取り寄せ。
いわきは冬の日照時間が日本一長い(だからサンシャインマラソンなのだ)ため、
冬春トマトの栽培に適しているのだそうですよ。
太陽の恵みを日本一浴びたトマト、ということですね。

 

   

直筆のお手紙がうれしい。
ひとりひとりに書いてくれださっているのでしょうか。言葉って、心が伝わりますね。

トマトは大量に買ってもトマトソースにできるからいいですねー。
トマトソースづくりにハマった時期がありましたが、
ピザ、パスタ、ラザニア、リゾット、カチャトーラ…意外とすぐになくなります。
狂ったようにオレガノを振り入れたりするのが楽しい(笑)
料理、車の運転、ランニング。無心で没頭する時間がけっこう好きです。

丸ごと冷凍保存もできるとは、初めて知りました。
“調理は3〜5日経った完熟がおすすめ”とありましたが、さっそく海老のトマトクリームパスタにしていただきました。
我ながら、超うまし!ごちそうさまでした。

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のぼうの城、公開延期

お城ファンの間では物議が醸し出されているようですが…
お楽しみは1年お預け、ということで。
もう一度読み返す時間ができたと思って、気長に待つことにします。
小説ではありますが、そもそも話のベースは400年以上前の出来事なので、
1年くらい映像化が遅れても大差ありません(笑)

映像を見ていないのでなんとも言えませんが、原作はおもしろいですよ。
文庫化もされているベストセラーですから、読んでいない方はこの機会にぜひどうぞ。

こういう判断は難しいですが、そこに配慮があるなら、正しいのだと思います。


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「チューボーですよ」にヒデさんが!

「チューボーですよ」に<藤沢の巨匠>としてヒデさんが出ていてびっくり!
ヒデさんこと中村秀行シェフは、私が学生だった頃、アルバイト先のシェフだった人。
仲のよい職場だったので、みんなで飲みに行ったり、旅行に行ったり、野球したりしたなあ。

普段はものすごーくおもろいふざけた人だけど、
いざ料理を始めると人柄が豹変!厨房に入ったら話しかけてはなりません。
ポリシーを持って日々努力を惜しまず、どんなに忙しくても一品に入魂。
従食ですら、手を抜かないような人でした。
チャラチャラしていた学生の私に「プロの仕事の仕方」を垣間見せてくれた人でもあります。

中華料理のシェフだけれど、中国はもちろん、ベトナムやチベット、ネパールなどのアジアのほか、
フランスやイタリア、北欧まで世界各国の料理を自分の足を使って学びに行ったのだから、
その勤勉さは本当にスゴイ!ヒデさんカッコいい!
フランス留学へ旅立つ時も、空港までお見送りに行ったりしたっけ。

そんなヒデさんが、菊華の料理長、白金亭の副料理長を経て、2009年にオープンしたのが藤沢の茶馬燕→ です。
長期間の修行を経て、利便性や集客力にとらわれず都心ではない藤沢に小さな店を構えたのも、ヒデさんらしい。
私にとって、世界一おいしい中華料理を作る人。ホントにおいしいです。すべてに愛があるし。
都心から少し遠いですが、興味のある方はぜひお連れいたしますよ。
食後の中国茶まで、シェフ自らが淹れてくれるこだわりぶりです。
 

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いいね、ひのまる。

震災の3日後、これをひたすらプリントアウトして、従姉妹へ届けてもらいました。
なんか言葉も出てこなくて、手紙がなかなか書けなかったので。
目の前のものとは違う色を見て欲しかったしね。

この世に表現があってよかった。
日本の国旗もなかなかよいデザインではないか。愛着がわきます。

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福岡&佐賀&長崎へ城めぐり





お城取材とプライベートを兼ねて、九州を城メグってきました。 

こんな時にという気持ちもあり、やはり終始そわそわしてましたが、
ひとりでゆっくり考えたいこともあったので、落ち着きました。
私にとって、仕事とお城めぐりは人生に欠かせないファクターで、希望です。ありがたい時間にひたすら感謝。

遠く離れた九州でも、いたるところで震災の義援金募金が。
東京に比べるとややトーンは違いましたが、
ひとつになれないことはないんだなと、少し救われた気持ちになりました。

 福岡(大野城)、佐賀(吉野ヶ里遺跡、佐賀城、唐津城、獅子ヶ城)、長崎(平戸城、玖島城)とぐるり。
桜めぐりでした。お城レビューはまた改めて。

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