城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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たなか鮎子さんのグループ展

絵本作家・銅版画家のたなか鮎子さん→ からいただいたDMに魅せられ、gllery DAZZLEのグループ展へ。

「おはなしに棲む動物たち」
ふくだじゅんこ、たなか鮎子、篠原晴美 三人展

 鮎子さんは、上品なユーモアにあふれた、憧れの人です。
ものごしソフトでありながら、おもしろテンポが小気味よくて、知れば知るほど、意外がザクザク出てきます。
西洋を連想させておいて(私の勝手なイメージ)、旦那さまはメキシコ人というのも、楽しい裏切りです。

篠原晴美さんの木版画もステキでした。
基本的な刷り合わせや貼り合わせの技法や、色の出し方、偶然生まれた色や重ねの誕生秘話など。
職人技のお話を直接伺えて、わくわくしました。
本当は、もっと質問攻めにしたかった(笑)!
クリエイティブとは冒険なんだな、と再確認。こういうことがあると、創作意欲がムクムク湧き上がります。

鮎子さん、素敵な時間をありがとうございました。
銅版画のこと、もっと教えてほしいです。
あと、フツーに飲みに行きましょう♪

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ピザ会in前田屋

5月28日のHRHでご一緒した<ピザ屋になりたい映像プロデューサー>の前田屋・前田さん宅へ。
炊き出し用に持ち運びできるピザ窯を購入し、試作するというのでお手伝いに…というのは口実で、
「自宅にピザ窯がある!しかも葉山!」ってことで、ついついお邪魔しちゃったわけなのです。

「葉山でピザ屋をやってます」と、初対面の人にウソをついていた前田さん。
料理人とは思えない炊き出しの手つきで、ウソがバレていた前田さん。
脅威的ないじられっぷりで圧倒的な存在感を発揮し、
数々の名言&生ける伝説を秒刻みで生みだす、類い稀なる引きつけ力を持つお方ですが、
とんでもない言動をしながらもたくさんの人に囲まれていて、愛されキャラなんですね。
なんだかんだで人の話をよく聞いていて、回答が的確で、話しやすいです。

 

   

踏んづけている赤いタオルの存在意義が気になる…キッチンの前田さん。
お手製のピザを焼き上げ、ドヤ顔の前田さん。
結局りえ子先生がつくったサバの酒蒸しで、なぜかドヤ顔の前田さん。
りえ子先生にチェックされ、腰が引けている前田さん。右手のiphone、置いたらいいと思いますよ。

 

   
   

<ピザ屋になりたい映像プロデューサー>のなりたい度合いはいかばかりか疑心悪鬼でしたが、
自宅の庭に、それはそれは立派なピザ窯をお持ちで!本物のピザ職人みたいです。
生地に膨大な時間とこだわりを注いでいるのに、トマトソースはまさかの市販品(笑)!
「隣に住んでたらイヤだよね」と誰かがポツリ。

 

なんだかんだで人気者の前田さん。ドヤ顔最高潮。

須藤元気さんの音楽プロジェクトWORLD ORDERのPVは前田屋の制作とのことで、元気さんもいらしてました。
元気さんも、陸前高田にボランティアに行ったばかりだそうで。
現地の情報こうしてボランティア情報の交換ができるのも、つながりあってのことですね。

 

以前イタリアへ行ったとき、「ピザ用の小麦粉を買ってきてくれ〜」と前田さんからおねだりされ、
やさしい元気さんは、わざわざ工場まで足を運んだのに、
帰国後「近所で売っていた」と前田さんから衝撃の告白をされたそうです…前田さん、無敵。。

 

   
   

なんだかんだで6種類?どれもかなりおいしかったぞ、前田ピザ。
自家製ルッコラは、虫食いまくってますが(笑)
そして、お料理好きな方が集まると、持ち寄りの食材やちょっとしたおつまみが激ウマです。
乾杯までの準備が早い!さすが、数百人の炊き出しをこなすHRH(笑)!

 

   

これが今日のメインイベント(だったはず)の、持ち運びできるピザ窯。
火のあたりどころが難しく、熱のまわり具合がイマイチようで、試行錯誤する前田シェフ。
歪んだ結果、ハートのピザができました〜!かわいい。
窯で焼いたのとは異なる焼き上がりだけど、生地がぱりっとして、これはこれでおいしかったな。
あとは、効率!被災地でもアツアツのピザをふるまえるといいですね。

 

なんだかんだであっという間になくなる、絶品前田ピザ。ホントにおいしい〜!!

昼間っからたくさん飲んで、たくさん食べて、たくさん笑いました。
ごちそうさまでした!

 

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HRH炊き出し(登米〜南三陸〜塩竈)-2

登米での炊き出し→  を終えて。
車ですぐだというので、南三陸町へ行くことに。

 

   

北上川の美しい風景に感動したりしているうちに、みるみる車窓の景色がおかしくなってきた。

 

  
  
  

南三陸町。
ここに街があったとは思えないし、どんな街だったかを想像することは不可能。
どっちが海で、どの方向から津波が押し寄せたのかもわからない。
雨の中、相当な数のクレーン車がフル稼働していたから、これでもかなり片付いたのだと思います。

この場所で、たくさんの方が亡くなっている。
私はただ、涙を流しながら手を合わせることしかできませんでした。
「状況を知ってほしい」と、被災地の方はおっしゃる。
聞いたこと、見たこと、感じたこと…伝えることも大切なのだろうけれど、
これ以上は撮れないし、うまく言葉になりません。ごめんなさい。

 

   

立てかけられた、手書きの連絡先。奥が段差になっているから、ここは玄関だったんだな。
がっくり肩を落としているようにも見える、ぽつんとたたずむ消火器。
ぐちゃぐちゃで逆さまになった車や、突き刺さった船、裸になった建物も見るに堪えないものがあるけれど、
かばんやランドセル、お茶碗やコップ、おたまやハンカチ、花瓶や表札のほうが、心に痛かった。
生活の欠片がもう意味をなさなくなって、まるで昨日の残りもののゼリー寄せみたいに、土砂に埋もれている。
それぞれに生命があるのだとしたら、その時計はもう、止まっちゃったんだな。

 

  

TVニュースでも報道されていた、遠藤未希さんがいた災害対策庁舎。ただただ、ご冥福をお祈り申し上げます。

 
  

震災後につくられたであろう、ガソリンスタンド。
「アスファルトが新しいから、きっと震災後作ったんだろうね」とりえ子さん。
これが、この場所の、現在のせいいっぱいの復旧。

 

  

バスが走り出してもなお、瓦礫の風景は続く。少し高台のほうは、無事なよう。

 

 

この状況下でも立ち上がろうとできる心意気に、逆に励まされる。私もやろう、できることを。

 

  
  
   

少なくとも、建物の最上階まで浸水はしていたよう。

 

  
  

旅先で街あるきをしながら「街の郵便局って、平和な風景の象徴だなあ」と、いつも思う。
郵便局は、人の思いや夢や希望が詰まったものが集まる基地で、
ポストは、手紙や小包という分身を預ける、どこでもドアみたいなもの。
だから郵便局はいつも平和な空気が漂っていて、大切なものをあつかう適度な緊張感で包まれていて、
人があったかくてすがすがしくて、私は好きなのです。
ヘルメット姿の配達のおじさんは、仮面ライダー並みにバイクが似合っていて、
真っ赤なバイクで幸せを運ぶ、正義の味方。
…のはずなのに。どうやら自然界には、人間界の常識は通じないのですね。

 

  

おそらくここは、美しい海辺の街だったのだろうな、という断片を見ながら、南三陸町を後にしました。

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南三陸町を後にして、HRHにみなさまがお寄せくださった、支援物資をお届けに、塩釜市へ移動。

【ふんばろう東日本支援プロジェクト】事務局HP→ より

工業地帯に点在する40世帯で、広さの割には民家が少ない。
無事な家は1軒もない。ほとんど全壊か大規模半壊。工業地帯の為に人がいないとみなされ、給水車は来なかった。
支援物資は4月一杯で打ち切り。ライフラインは町会長の近辺は復旧だが、道路の反対側は電気もない。
買い物は徒歩圏内に行ける場所なく、近くにあったマックスバリューの開店は7月の予定。
コンビニ等も全てなくなった。車も殆どの人が流されている。自販機もない。
移動販売が先週から来て下さるが、種類も少なくも高齢者が多いので、買い物が大変。
家電はほとんどの方がないのですが、今は食料と日用品が欲しいとのこと。
塩竈市は道を挟んで急に、明かりがなくなり瓦礫の山が現れます。

本当に一部の世帯だけが被害を受けていて、被害の有無が明らか。
だからこの街の中でも温度差があるのだそうです。
石巻や気仙沼に続く海沿いの大通りは、震災後ものすごいスピードで復旧したけれど、
“たいした被害ではない”この地域は、救助も援助も素通りなのだそうです。

 

   
   

台湾からの支援物資も。
「よかったら」と春美さんが差し出した絵本やおもちゃ、とても喜んでいらっしゃいました。
日用品集めに奔走する生活の中で、子供のための絵本は夢のような贅沢品なのだと思います。

普通のものがない。買えないし、店も復旧しない。
2ヶ月以上経ってなお、とりあえず水やお米を、という状態。
こういう被災地が、まだまだたくさんあるのではないかと思います。
少しでも、役に立ちたい。できることを、できる限り。

 

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HRH炊き出し(登米〜南三陸〜塩竈)-1

5/14~15の福島の「炊きボラ」でご一緒した、寺本りえ子さんと福田春美さん。
おふたりと、パリ在住のコーディネーター・大塚博美さんの3人が
支援や応援活動をパワーアップするために結成したチーム、「みんなの愛届け隊!/HRH」が
宮城へ炊き出し&物資お届けに行くというので、連れて行ってもらいました。
(3人の頭文字を取ってHRHだそうです) 

炊き出し準備、物資の手配や取りまとめなど、すばらしい行動力と愛には、脱帽。 
そして、現地に行けなくても、本当にたくさんの方が、
被災地の力になろうと、できることを探し、実現すべく日々奔走しています。
支援物資や支援金、食材や料理、絵本や衣類の提供など…
そんな姿を見ていると、つべこべ言わずできることをしよう!と突き動かされます。
とにかく、現地でなにかお手伝いできれば、と思い、車に乗っけてもらった次第です。
「オレは金がないから体で払う!」というエガちゃんの名言を胸に。

ご提供や、HRHの活動の詳細は、りえ子さん、春美さんのblogにて。。
寺本りえ子さんのブログ→
福田春美さんのブログ→

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今日訪れたのは、宮城県登米(とめ)市。
甚大な被害を受けた南三陸町の被災者の方々が避難生活をしている、公民館での炊き出しです。

避難所の方のお話によると、
登米市自体は被害がそれほどないので、どうしても支援が後回しになるのだとか。
食料や物資も、自衛隊やボランティアによる作業もなかなか来ないし、
石巻や気仙沼のように有名人が炊き出しに来ることもない。
でも、被害が少ないといっても、ここはもともと人が住むところではないし、少なからず被災はしている。
公民館の入口は陥没し、壁も崩れかけ、仮設のお風呂も、昨日届けれたかのように置いてありました。

 

   
   

たくさんのご提供もあり、こんなに豪華なメニュー!

 

   

ベイクルーズの野田晋作さんは、料理もプロ並み!野田さんの料理教室があったら、絶対行くなぁ。
ローストポーク(自家製のタレがうまうま!)、なす味噌(超〜美味!)は野田さん作。
私はというと、相変わらず野菜を切ったり、盛りつけたり、火加減見たり、盛りつけたり。
ミネストローネ、サバのSTUB酒蒸し(STUBほしい!)など、ちょこちょことお手伝い。
なんと!スタバのバリスタさんが駆けつけて、おいしいコーヒーを振る舞ってくださいました。

 

   
   

盛りつけしていたら、ハートのアメリカンチェリーを発見♪

 

できあがり。

「わあ、ご馳走だねえ!」と目を輝かせるおばあさん、「ありがとうございます!」と礼儀正しい中高生。
遠慮しながらも、大盛りのお肉にはにかむ男の子。わざわざ調理室までお礼を言いに来てくれる、お母さん。
おいしそうに食べてくれる姿を見ると、「来てよかったなあ」と素直に思う。
うれしい反面、辛くもあり、悔しくもあり、複雑な気持ちにもなりますが。

 

   

「そのエプロン、欲しいなぁ」とお母さんがぽつり。
聞けば、エプロンが支給されるはずもなく、そこらにあったエプロンで凌いできたそうだ。言われてみれば…。
私も福島炊きボラのときに見て「かわいいなー。欲しいなー。」と密かに思っていたこのエプロンは、
春美さんデザインのcocofukuのエプロン。
cocofukuは「ここに福がある」って意味なんですって。
デザインや素材がいいだけでなく、使い勝手も配慮されたあったかハッピーエプロン。春美さんみたい。
cocofukuのエプロンをかき集めて、春美さんがプレゼント。
「ケイタイも入るわね〜」と、お母さん達も大喜びでした。

今回用意したのは、170名分の食事。
被災直後は300人以上もいて、5〜6人の被災したお母さん達が朝5時から夜20時まで
ずーーーとこの調理室で働き詰めで、毎日全員分の食事を3食分つくっていたそうです。
「だいぶラクになったのよー。お年寄りは重労働すぎてさせられないしね」とお母さん。
2ヶ月以上もそんな生活を続け、それでも笑顔でいられる強さには頭が下がります。

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避難所のそばのお店で、この後の支援物資にお野菜を購入。安い!

トップphのいちごは、宮城のボランティアの方からの差し入れ。あまくっておいしい!!
お手伝いに来ているはずなのに、こうして温かい心をいただき、逆にやさしさに包まれます。
バスの中で、みんなでいただきました。
 

この後は、南三陸町〜塩竈へ→ ★ 

 

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Chara Mini Live “I ♥ Japan×××”

LIQUID ROOMで、崇拝するCHARAのLIVE。

LIQUID ROOMとは…!CHARAのライブハウスなんて、何年ぶりだろう〜。
なんだか意外だし、急だと思ったら…こっそりとチャリティライブでした。

いつもよりMCも多く、曲のセレクトもアレンジもエクセレント!
ファンにとっては超〜プレミアライブでした。
どんな言動にもアイデンティティがあって、深い愛がある。かわいくてカッコよすぎです。

LIVE後、なんとー!CHARA自ら支援金ボックスを携え登場。
募金すると、CHARAが直接シールを手渡してくれるというサプライズ付き!
ちょっとお話しできた〜!どんな会話をしたかは、私だけのヒミツ。

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「うらと海の子一口オーナー」になりました

<三陸復興かきオーナー> → に続き、<うらと海の子一口オーナー>にもなりました!
オーナー兼務なんて、なんだか実業家みたい(笑) 

<うらと海の子一口オーナー制度>は、
三陸復興かきオーナー制度と同じく、浦戸の漁業再生に向けての再生プロジェクト。 

支援金は漁業資材・設備の購入等に使われ、
海産物が収穫できる状態になったら、牡蠣、海苔、ワカメなどを支援金の還元として送ってもらえます。
牡蠣はもちろん、三陸のワカメは本当においしいんですよねー。
我が家の三陸産ワカメも、もうすぐ品切れ。大切にいただいています。

 浦戸諸島は、宮城県塩釜市。
日本三景松島に点在する、桂島・野々島、寒風沢島、朴島の4島です。
4月の段階で、4島のうち1島を除いていまだ断水状態、電気の復旧のめども立っていないそうです。

何十年もかけてつつましやかに積み上げてきたものを
道のりづくりからはじめるのことは、とても大変なことと思います。
わずかばかりですが、この支援が希望の光になれば。
数年後、おいしい海産物が届くのを楽しみに待ちます。

詳しい情報は【うらと海の子再生プロジェクト】サイトへ →

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「三陸復興かきオーナー」 になりました

牡蠣復興支援プロジェクト【SAVE SANRIKU OYSTERS】の<復興かきオーナー制度>。 
牡蠣を購入することで三陸の牡蠣養殖業の復興支援ができるプロジェクトです。
甚大な被害を受けた養殖場、作業場、漁船、ご自宅を流されてしまった生産者をサポートしようとするもので、
支援金の70%は資材、設備支援、生産者への牡蠣仕入れ金に充てられます。

なんと!出荷できるようになった暁には、
一口につき約20個の牡蠣を送っていただけるのだそうですよー。

的矢や九十九島の牡蠣も、種(たね)は三陸だそうで、
種を失った今、影響が出る可能性があるのだそうです。
被害を受けるのは三陸産だけじゃないんですね。知りませんでした。。。

 生活に関わる基本的な支援も、もちろんまだまだ必要ですが、
こういう具体的な支援は、道筋が見えるところがうれしいですね。
三陸牡蠣の成育には、通常2~3年を要するため、
出荷されるのは5年後、もしくはそれ以上先になるかもしれませんが、
必ずおいしい牡蠣を届けていただきたいです。何年でも待ちますよー。

サイトによると、
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10,000人のご賛同をいただければ、三陸牡蠣を出荷できる道筋が作れます。
100,000人のご賛同をいただければ、三陸の一部の牡蠣産地を救えます。
1,000,000人のご賛同をいただければ、三陸の牡蠣産地復興を実現できます。
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とのこと。

 <復興かきオーナー制度>のほか、<復興かきオーナーギフト券>もあります。
被害を受けた牡蠣産地マップや、現状など、詳しい情報は
牡蠣復興支援プロジェクト【SAVE SANRIKU OYSTERS】サイトへ →

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第7回人んちカレー

手づくりカレーを公園に持ち寄り青空の下いただく、という愉快なイベント、
<第7回 人んちカレー>に参加してきました。
参加人数60人?70人?カレーを求めてこれだけ集結できるなんて、カレーって人気者です。

 

  

ごはんは各自持参。好きなルーをかけて食べる、バイキング方式です。
カレーはつくってもつくらなくても(食べにくるだけでもOK)。
せっかくなので、私もカレーをつくりました。えびと夏野菜のとろとろカレー&パプリカのピクルスです。
カレーがまずかったとき、口直しのピクルスでごまかすという作戦(笑)。

※城メグ日記はワケあって本名を伏せてたんですが…
最近は顔もガンガン出しているので、なんとなく解禁します。本名はsachiです。

 

  

カレーは13種類。これだけ種類があってもカブらないのだから、カレーワールド奥深し。

 

   

<人んちカレー>シールを貼っている人(&犬)は、カレーが食べられます。

 

   

食後は、木登りをしたり、コーヒー通の方がおいしいコーヒーを淹れてくれたり、
大縄跳びをしたり、袋に入ったりと自由に過ごします。
昼間からビール飲んでまったりして、本当に幸せだなあ〜。

 

無事、完食。よかった〜。

このあとは、17〜23時まで居酒屋で女子トーク。いやはや、しゃべくりました。

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イキウメ【散歩する侵略者】

イキウメ2011年春公演【散歩する侵略者】を、シアタートラムで観てきました。

イキウメの観劇レビューのたびに書きますが・・・イキウメは完成度が高い。
前川さんの発想と着眼点って、奇想天外でファンタスティック!
脚本、演出は本当に秀逸、イキウメン(役者さん)も上手です。 

【散歩する侵略者】は2005年、2007年に次ぐ再演で、小説も出ています。

宇宙人が3人の人間に乗り移り、
人間から<概念>を奪うことで、地球侵略の準備をはじめる・・・というストーリー。
3人のうちの1人・真治と、その妻鳴海を中心に展開されます。

 すっかり冷えきった夫婦関係だったものの、
<概念>を奪うごとに人間らしくなる真治に、鳴海は愛情を取り戻します。
が、問題なのは、<概念>を奪われた人間はそれをなくし、壊れていってしまうこと。。。 

前川さんによると、この作品は
「希望が見つけにくくなった時に心の目を開くパワーと、
それを感染させる魅力が備わっている」(一部抜粋)。

人は、たくさんの見えない<概念>で生かされ守られているのだなあ、としみじみ。
言葉や記憶がいくらあっても、<概念>のない人間は本質がなく、空虚なんですよね。
なかなか鋭い問題提起でもあるなあ、とゾクリ。
大切なものを奪われた私たち人間が再構築していくためには、
なにがいちばん大切なのかを見つける力が必要なのかもしれません。

最後に、鳴海は去っていく真治に「愛」という<概念>を与えるんです。
「その概念を教えることができるのは、私だけだから」と。
「愛」という概念を与えられ、人間の「愛」を知ってしまった真治は、
それまで作り上げた人格が崩れるかのように、涙を流して衝撃を受ける・・・。 

愛を知ってハッピエンド~♪にならないのが、前川さんワールド。
…というのが小説の記憶だったけれど、あれれ?
もう一回小説を読んでみようっと。

人間からどんな<概念>を奪ったら、争いごとや悲しい出来事はなくなるのでしょうね。
 

城メグリスト 

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TTV炊き出し(南相馬〜郡山)

Team TAKI-Volunteer(TTV/略称:炊きボラ)の福島ボランティアツアーに参加しました。

13(金)の24:00に出発して、翌朝6:00到着。
14(土)は南相馬市の避難所で瓦礫撤去&炊き出し。
15(日)は郡山市のビッグパレットで1,300人分の炊き出し。1泊2日(+車中1泊)のツアーです。

※活動内容、被災地の状況、避難所の様子などは、TTV事務局がまとめてくれるそうなので、
ご紹介できるようであれば、お知らせしますね。
ここに載せている写真は、私が撮影したもの+TTVメンバーからもらったもの。
Facebookにほかの写真もシェアしてあるので、見られる方はどうぞ。

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たくさんの愛と笑顔に会えた2日間でした。
いろんなものを見て、いろんなことを感じ考えさせられましたが、
強く感じたのは、<世の中は、人とのつながりなんだなあ>ということ。
つながるから、続くし、広がる。パワーが生まれるし、願いが届く。
人とのつながりを重んじる人間でありたいと、改めて思いました。

TTVにめぐり合えたつながりにも、心から感謝。
発起人kazさんの行動力、統率力、人柄をはじめ、事務局スタッフさんのすばらしい段取り、
メンバーの明るくピースフルでアグレッシブな心意気に、ただただ脱帽です。
kazさんがTwitterやFacebookで知り合った方々や仕事のお仲間で結成した、有志のボランティアチームなので
立場も年齢もバラバラなメンバーだけれど(偶然にも、同業界の方が多いようでした)、
きっと、メンバーを動かしているのは、「何かしたい」という、まっすぐな気持ち。
私たちがつながることで、何かが形になり、そして被災地の方の心にもつながっていければ。。

本当は、避難所でボランティアをすることは、怖くもありました。
どんなふうに接したらいいんだろう、これは興味本位なのだろうか、
不用意な言動で傷つけてしまうんじゃないか、
私などが足を踏み入れるべき場所ではないのかも・・・と。
だけど、実際には、拍子抜けするくらい<ふつうのこと>でした。

帰る家のある私に、被災者の気持ちを理解できることなど永遠になく、
わかった気分になることは、やさしさや思いやりではなく、差別なんですよね。
私は私のまま、できることをやって、普段通りに接すればよいのですね。
相手が望み私に応えられることならば、できる限り応えるだけ。

資格も、特技も、技術も、経験もない私にできることは、本当に少ない。
たかだか数時間の滞在で、生活や環境を劇的に変えることはできないけれど、
だからこそ、せめて目の前のことくらいは真摯に取り組める人間でありたいと思いました。
ほんの一瞬でも誰かの心が動くのなら、たとえ自己満足でも、行動したい。

今、いちばん恥ずかしいのは、物事を適当にやり過ごすこと。
時間も労力も申し分なく与えられておきながら、
それを無駄にすることは、もはや裏切り行為のような気がしています。
私には、全国の読者に媒体を通じて元気を発信する責務があり(本業)、
城メグリストとしての使命もある。やりたいこと、やるべきことがたくさん!
ひとつひとつ、1日1日、ひとりひとり、そして自分自身も大切に、日々過ごしていきたいです。

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両日とも、炊き出し班で調理のお手伝いをしました。

私は筋肉痛になりにくい体質ですが、料理で腕が筋肉痛に(笑)!!
玉ねぎのみじん切りで筋肉痛になるなんて、人生初です。

メニューは、
14日(土)→マグロ、ひじき煮、お豆ころころサラダ、炒飯、ハンバーグ、チキン南蛮、パウンドケーキetc.
15日(日)→お雑煮、焼鳥丼、牛丼、カレー、オムハヤシ、坦々丼、ロールケーキ、桜まんじゅうetc. 
品数も多くて、バリエーションに富んだメニューでしょう?
炊き出し班をリードしてまとめてくれる、寺本りえ子さん&福田春美さんのプロ技と人脈と愛のおかげ。
とっっってもかっこよくてステキな方(しかも2人とも美人)です。

 

   
  

マグロはもちろん、ひじき煮や豆サラダなどは久しぶりだったようで、
とくにご年配の方は、とても喜んで食べてくれました。
みなさん遠慮してほんの少ししか取ってくれないので、私は大盛りにする係に従事(笑) 

左の男の子は、南相馬の人気者、コウキ。亀田興毅に似ているから、コウキ。そっくりー!
玉ねぎの皮むきを泣きながら手伝ってくれたのだけれど、
泣き出したら、敗戦直後の悔し泣き姿のようで、ますます亀田興毅度がアップ(笑)!
その後、玉ねぎ対策だと言ってサングラスを装着。試合翌日の亀田興毅が登場しました(笑)

モトヤエクスプレスさんが、おいしいコーヒーのデリバリー。これはうれしいでしょうね!!
食後のコーヒーが、こんなにありがたくて、おいしいなんて。人を幸せにするコーヒーです。
避難所のおじいさんが「カフェテラください」と言っていたのがかわいかった(笑)

 

  
   
  
   
  

15日は、強力な助っ人さんがたくさん東京&福島県内から駆けつけ、総勢約80人の炊き出しでした。
お雑煮は、なんと1,300食!たまに、ささがきとは思えないデカいゴボウが入っていたでしょう。犯人は私です。
お雑煮の具に、<凍み豆腐>なるものが入っていたのですが、これは福島のお雑煮なんですって。
こういう、愛のある料理をつくれる人に、私もなりたい。

 

  

東京から駆けつけてくれた、品川庄司の品川さんと、ザ・パンチのパンチ浜崎さん。
お姉さんである美容家のHarumiさんもいらしてました。
品川さん、とっても気さくで、語り口がやわらかくて、謙虚な方でした。
避難所のみなさんもとってもうれしそうで、品川さん&パンチさんのまわりには、終日笑顔があふれていましたよ。 

品川祐さんのblog→  
Harumiさんのblog →

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TTVボランティア班撮影、南相馬市。

  
  

まるでオブジェのように、漁船が畑に刺さっている光景を見ました。
音や風や光がない、生命を感じない空間。怖い。
2ヶ月経っても、放置するしかないのがわかる。
避難所生活にも慣れてしまっているのが、切ない。

城メグリスト

 

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