城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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狗尸那城へ

鳥取城の取材後、午後は念願の狗尸那城をご案内いただけました。
贅沢な時間でした。

 


すごいで!
…という前情報通りでした。興奮冷めやらぬ。

コンパクトながらムダのない空間設計。
何段階かに及ぶと思われる、明確で的確な改変。

いろいろ考えてしまうことが多い。
こうして少しずつ、謎解きのヒントが出てくるのだろう。。たまらん。

 

昨年も一昨年も、ポッキーの日は鳥取に呼んでいただいていたことが判明。
来年…を待たず、このあたりの城をゆっくり歩きたいな。

 

米子城!

久々に米子城へ。
改めて、コンパクトながら城のおもしろさがギュッと凝縮された名城だなと感激しました。

やはり、毛利の石垣築造技術力はかなり高いのではなかろうか。
海城の構想とルート、破城の時期と目的、江戸期の改変、幕末の活用。
そしてあまり語られないけど軍港と商港の使い分け。
…興味深いことばかり。よくできた城だー。

今日は、載せられないけど、水手御門腰郭の石垣に驚愕しました。
そして、赤色立体図がすごい!
眺めていると気づくことがあるし、
一般人にも感覚的に伝えられるポテンシャルを秘めたツールだなと。
私ももっと、私にできることを考えねばね。

 

三の丸からの景観が、数年後には見違えるほど変わる。
これにもじーんと。
二の丸の石垣も、根石まで見えるようになるかも。
今より3メートルは高いはず。

思い起こせば米子市さんとのお付き合いは、
三の丸の駐車場化を食い止めたい、米子城を守りたいとご連絡をいただいたことでした。
私は何もできなかったけど、たった5年ほどでここまで成果を出し、
市民の認知度までもを高めた米子市に敬意を表したい。本当に。
(三の丸は今月中に史跡追加予定。祝!)

 

高知城

今日も快晴。
夕陽のオレンジに負けない青でした。

仕事終わりの1枚。

 

松山城

今日もきれいでした。

 

湯築城から松山城

東京より、日の入が30分くらい遅い。
トクした気分。

 

小松の石切場

小松の石文化の取材に。

石切場のこれ、木の化石なんですって!
どういう状態でこうなったのか…。
地質学の先生も確実なところはわからないそう。

触り心地も、木ではなく石。

 

9歳になりました

10月で、フリーになって9年が経ちました。

10周年に向けてのプランは狂ったけど、シフトチェンジだ。

今、新たにつくりたいものがあって。
3年で形にして、5年以内に結果を出したい。
違う景色が見たいなと思います。

2年くらい前から、人前に出る仕事がしんどい。
なんか本当にもう限界かな、整理しようかな、と考えた今夏でしたが、
いろんな人に相談したりゆっくり話を聞く時間ができたおかげで、なんとかうまく軌道修正できました。
需要があるうちは、トライアルアンドエラーしてすべてを糧にしたいと思います。

(お仕事くださったみなさま、嫌々やっていたわけではないですよ、断じて。
そういうことではないので誤解なきよう!)

浮上した今、私はメラメラしている。
いい状態で10月を終えられてよかったな、と。

やればできる!
(ティモンディ風)

 

「日本100名城のひみつ」3刷

重版出来。

9月6日から3刷が出回ってます(今さら感)。

児童書は売れているらしいです。

18冊目となる新刊を8割書き終えました。
編集さんからサポートと刺激を受けつつ精進の中。
とても楽しい!
来秋発売予定です。

 

第27回全国山城サミット上田・坂城大会

今度の日曜日、11月1日は
第27回全国山城サミット上田・坂城大会、特別オンライン講演会ですよ。

UMADASHI Tシャツを身にまとい、春風亭昇太師匠といくつか山城を歩きました。
さて、どこの山城へ行ったのか。

今年はご自宅からご参加を。

https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/shogaku/1490.html

 

八木城と宍人館

3日間の八上城攻め陣城めぐりを終え、
今日は南丹市様に八木城、鶴首山城、宍人館をご案内いただきました。

八木城、丹波三大山城として八上城や黒井城と並列にされがちだけれど、
守護代の城であるところが決定的に違うなと。
守護・守護代の城を考えるとき、全国的にもよき事例になるのではなかろうか…。

以前見られなかった、烏嶽へも。
尾根の両翼に曲輪を展開して、最後は大堀切。
城内側は土塁で高まりをつけて、側面は石垣で固めてずどんと落とす共通プラン。
(波多野氏への強化か?)

この石垣を見てしまうと、本丸周辺の石垣を内藤とするのか明智とするのか、また迷う…。
私は微妙に様相が違うように感じたし、虎口への取り付き方も改変を感じたのだけど、どーなんだろ。
そもそも何が誰流か、もうよくわかりません。。
研究者・専門家のみなさまにご意見をうかがいたいところです。

改変も何段階かありそうだし、いろんな意味で謎多き興味深き城でした。勉強しよ。

それにしても、赤色立体測量図恐るべし!!

 

思いのほか感激したのが、宍人館。
小畠氏時代の戦国期の館と、小出氏時代の江戸時代の館が隣接・共存してます。
雰囲気ががらりと変わっておもしろい。
こちらも赤色立体測量図により解明に大進展。

今日は地域のこともたくさん伺えて、とても楽しかった。
こういう熱意ある地道な調査成果が、私たちや地域の人が、地域の宝物に触れるツールになる。
学術的な価値どうこうは別として、
どんな地域にも歴史があり、ただただそれはすてきなこと。
そういうことを伝えていきたいよね。いかねばね。

南丹市立文化博物館では今日から12月6日まで特別展「八木城と内藤氏」開催中です。
見ごたえあるのでぜひ。

 

それと。
なんたんテレビで八木城のコメントをしました。 来週末放送とのこと。
前髪に蜘蛛の巣を纏い、眉毛も消え去った姿で八木城を語るわたくしの姿、放送圏の方ぜひご覧ください。