城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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城めぐり、おやつは3ユーロまで

先日のライブ会場で購入したザッハトルテのCD。
明日から広島を拠点に岩国、萩と城メグってきますが、
半日しまなみ街道をドライブする予定なので、そのときにでもBGMとして楽しみたいと思います。 

といっても、目指すは、因島の村上水軍城。
かつて瀬戸内海で活躍した村上水軍(要するに海賊)の居城です。
さらに大島の村上水軍博物館、時間が許せば大三島の甘崎城まで。
おいしそうな“いよかんソフト”よりも、村上水軍が気になる今日この頃なのです。
 

ヨーロピアンな調べと、村上水軍・・・一生センスを疑われそうなくらい、マッチしてません(笑)!
どうせなら、動画もはちゃめちゃに季節外れのものにしてみます。
 

福山城、因島水軍城、三原城、郡山城、猿掛城、広島城、岩国城、萩城あたり、城メグってきます。

 

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肉のエアーズロック

城メグツアー#4 彦根マラソンツアー → のときにちらりとお会いした、京都在住のKちゃんがお仕事で東京に来たので、お食事会。

Kちゃんは、そもそも私の友達(K氏)の友達(Y子さん)の友達。
「Kちゃんに会えるならK氏がいなくてもいっかー」と単身乗り込んでみたものの、
せいぜい5〜6人かと思っていたら、12人もの団体でびっくりしました! 

一体どんな団体なのか謎なまま席につき、誰がどんなつながりなのか、さっぱりわからないまま宴は終了(笑)
でも、広げようとしても結局は同じ人種で集まってしまいがちなので、こういう機会は新鮮で貴重です。壁がないってすばらしい。
私が順応できたのも、初対面の人同士が純粋に同じ時間を楽しく共有できるのも、
きっとY子さんのナチュラルな気遣いと底抜けに明るい人柄のおかげ。とても魅力的だなあと思いました。
Kちゃんは一流ホテルのコンシェルジュなだけあって、華があって、言動が的確でパパッと早い。
スカッとしたトークが印象的ですが、何を言っても品があってステキです。そして、ビールの飲みっぷりが美しい。

 

再会の約束がすぐに実現したことももちろんだけれど、お店が大木屋2号店ということで、私は密かに超〜盛り上がってました!
Y子さんがずいぶん前から予約してくれたそうで。ありがたや。

 

カツオのカルパッチョ。「もんじゃ屋なのにカツオかよ!」と思ったけれど、なにげに美味。
お刺身大好き。たまねぎおいしい。シソがいいぞ。

 

   

TVなどでも見る名物のリブロースステーキ、通称<肉のエアーズロック>!
食べるときまでお触り厳禁。裏返す頃合いに店員さんが登場、焼けた頃合いに店員さんが再び包丁持参で登場するという段取りです。
にんにくのみ、隅っこでカリカリに育てることができます(やってないけど)。
肉よりがぜん魚派の私ですが、おいしいお肉は大好きです。
Kちゃんともども、かぐわしい肉の匂いだけで、ビールがかなり進みました。

 

   

牡蠣&帆立とネギのバター炒め。こちらも、指示があるまで決して裏返してはなりません。
ダメと言われなかったら、ここまでこんがりするまでに5〜6回は無意味にひっくり返してしまいそうです。
ちなみに、店員さんの見張り能力はなかなかハイレベルなので侮るなかれ。
おいしいお肉は好きですが、海鮮のほうがもっと好きです。

 

   

メンチ。斬新な発想にうっすら感動。肉汁がなじんだしなしなキャベツがうまし。

 

   

ビッグもんじゃ。大人ひとりの座席分を要するボウルのジャイアントさが笑えます。
土手をつくらず、焼くだけのもんじゃ。
メンチのキャベツで土手をつくるのに、もんじゃで土手をつくらないとは!
本店の大正曰く「もんじゃは本来土手をつくらない」そうですが、子供の頃から土手に慣れ親しんでいる私には新感覚。
おいしかったのでこれもアリですけどー。もんじゃというより、焼そばに近いかも。

メニューはコースのみで、これだけ食べて3,500円(ドリンク除く)は安すぎ!
楽しい&おいしい夜でした。

 

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ザッハトルテ♪

ヤン・シュヴァンクマイエルナイト Vol.6@青山「月見ル君想フ」へ。

お目当ては、インストバンド・ザッハトルテのライブ♪
城メグツアー#6 彦根ツアーのときに訪れた京都の町家カフェ<さらさ西陣> →
銭湯をリノベーションして、マジョルカタイルを敷き詰めた本当にステキな空間なのだけど、
そのカフェをホームとして<月例お食事ライブ>などをしているのがザッハトルテ。
お食事ライブにはなかなか行けないので、東京へ来るこの機会に、というなりゆきです。

ザッハトルテは都丸智栄さん(アコーディオン)、ウェッコさん(ギター)、ヨース毛さん(チェロ)と、
珍しい組み合わせの3人組。
ジャンルも演奏会場もさまざまな独創性あふれる音楽活動をしてらっしゃいます。
音楽以前に、醸し出すゆる〜い感じと、どうしたって感じてしまうおもしろい香りがたまりません。・・・ヨース毛って!
「バレンタインシーズン以外は検索すれば出てきます」とうサイトはこちら →  
アフラックの【アヒルのワルツ】もザッハトルテみたいです。インストバージョンがステキ!→ ★ 

ライブを聴いて、すっかりファンになってしまいました。
何がいいって、トークが不必要におもしろい(笑)!
曲の合間には“手品コーナー”があったりと、パフォーマンスも◎!
完全アウェーな今日の会場で手品をやってのけた、ウェッコさんの鉄の心臓っぷりにもホレました。
私は音楽素人な私でもゾクッとするほど、完成度が高いんですが、
今おもしろいことを言ったばかりなのに、何事もなかったように
音楽の世界へ入り込んでいる切り替えの早さとかもナイスです。

何かでここまで人を引きつけられるってスゴイ。
それも、手が届かないキラキラした世界を見せてくれるのではなくて、
今まで知らなかった世界に自然に連れて行ってくれるなんて。
自由な世界って魅力的だけど、自由のほうがず〜と難しいですものね。
たったひとつの楽器で、世界ってどこまでも広がるんだね。
 

今日ちょっと泣きそうになった曲【私の宝物】(1分くらいからスタート)↓

 

このPVに写っているのが、京都のカフェ<さらさ西陣>↓

 

トリオラというデュオのライブも聴きながら、「表現って自由なんだなー」とぼんやり思考。
音楽という手段で表現できるって、いいですね。
表現に携わって行く者としては、考えさせられるものがありました。

ヤン・シュヴァンクマイエルは、チェコの偉大な映像作家。シュールすぎ…。
ほほうと思うところもあったけれど、私にはとくに刺激的ではありませんでした。

 

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オリーブde合コン

Tちゃん&めぐちゃんと六本木のスペインバルで新年会。
水嶋ヒロ似のウェイターさん(通称:KAGEROU)、
中村獅童似のウェイターさん(通称:SHIDOU)など、なかなか個性的な方のいるお店でした。

隣の席で、若者が合コンをしてました。
こんなに身近で合コンが繰り広げられるなんて、初めて!・・・ということで、もう気になって仕方ない私たち。
おばさん的言動と自覚しながらも、勝手に見守り、ときに上から目線で品評会。

   

そのうち6人の間でさまざまなドラマが展開されだしたので、
断片的に聞こえた情報を持ち寄り、オリーブでこそこそシミュレーション。

 

 

女子ひとり(通称:KARA)が帰りました。

 

 

残された2人の女子の間には、スペースが。ライバル心があるのか、あまり仲がよくないようです。

 

 

最終的には歩み寄ってました。よかったね。

 

宴も酣の勝負タイム。おしゃれアイテム・ダテメガネが登場してました!

 

そういえばこの前、お仕事をご一緒したイラストレーターさんと飲んだとき、
切り刻んだ箸袋を人物に見立て、人間関係を説明してくれました。
男性はしょうゆで色づけて差別化。
男性、女性、ゲイと3種類の性別が入り乱れる複雑な人間関係でしたが、しょうゆを薄く色づけることでゲイを表現していました。
「色の濃淡で性別を表現するとは、さすがイラストレーターさんだな」と思いました。

楽しかったです、ふふ。
・・・ちゃんとした話もしてますよ。
ふざけるときもきちんとするときも、トーンが一緒なお友達は貴重です。

 

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世田谷ボロ市

世田谷ボロ市に行ってきました。

世田谷ボロ市は、今年で433年の歴史を持ち、東京都指定無形民俗文化財にも指定されている伝統行事。
世田谷線上町〜世田谷駅周辺、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、約700店の露店がところ狭しと並びます。

12月15、16日、1月15、16日の4日間、曜日に関わらず毎年4回開催されていますが、
今年の1月は見事に土日に重なり、AM10:00で大盛況のようす。
毎年来場者数は30万人ともいわれますが、今年はもっと多かったかもしれませんね。

この世田谷ボロ市のはじまりは、1578年。
小田原城主北条氏政が、世田谷城主吉良氏朝の城下町である世田谷新宿に開いた楽市です。
楽市の“楽”とは“自由”の意味で、つまり、自由な市。
それまでの独占販売権や非課税権などの規制を緩めて、自由な行商販売を認めました。
当時、世田谷新宿は、江戸と小田原を結ぶ相州街道の宿場町として栄えていましたが、
この楽市によってさらなるにぎわいを見せ、江戸と南関東を結ぶ中間市場として繁栄したと考えられています。

ところが、豊臣秀吉によって北条氏が滅ぼされ、さらに徳川家康の時代になると、衰退の一途をたどります。
世田谷城が廃城になったことで城下町としての存在意義がなくなり、楽市は終わりを迎えるのです。
しかしこの催しは開催され続け、近隣農村のために開催される歳末市に変化したのが、今のボロ市のルーツです。

ボロ市の名前の由来は、この市で安売りされていた草鞋に編み込む“ボロ”。
ボロを編み込むと丈夫になるということで、こぞって買い求めたのだそうです。
ボロのほかにも、農工具や古着、日用品などが売られて、全盛期の出展数は2,000店以上!
昭和の初めには芝居小屋まであり、娯楽の場、親交を深める場でもあったようです。
12月15日に歳の市として催されていたものが、新暦が使われてから1月15日も追加され、
やがて12月15,16日、1月15,16日の両日も開かれるようになったそうです。

 
    
    
   

ボロ市保存会という会があって、たくさんの方がいらっしゃいました。
文化財が守られているのも、こうした方々のご尽力のおかげですね。おまわりさんもご苦労さまです。

今日は時間がなかったものの、短時間で掘り出し物をゲット!
骨董屋さん出品の漆のお盆。かなり気に入りました。ちょっと漆が剥がれているので、破格に。
私好みの陶器もいっぱいでしたが、それは自粛。

 

   

ボロ市名物、代官餅。毎年大行列です。機械を使わず手でついているので、やわらかくてコシがある!
寒い中並ばないと買えませんが、もち米の炊けるにおいがふわ〜と風に乗ってやってきて、これがまたいいんですよねー。
待っている間に味わえるお楽しみです。
臨時の代官餅専用の休憩所も、おもてなしの心が感じられてあたたかい。

 

 
  

かなりボリュームがあるので、どう考えても2人で1パックで十分ですが、からみとあんこの2パックを購入。
からみ、あんこ、きなこの3種、各600円。からみは必食。

 

   

地元商店街の出店もあれば、全国からやってきた物産コーナーも充実。屋台のレベルは高いですぞ。

 

  
  

代官餅の名前の由来にもなっている、代官屋敷。こんなところに、実は国の重要文化財があるんですよ。

ここは、3代将軍家光が、1633年に彦根藩主井伊直孝に与えた地。
滅亡した吉良氏の元家臣・大場市之丞が代官に任命され、
以後明治維新までの235年間、大場家が住居兼屋敷として使用したそうです。
白州跡は、罪人を取り調べた場所。

 

   
   

茅葺で寄棟造、建築面積は230㎡。1737年に再建された古い建物です。

 

 

隣接する郷土資料館。世田谷の歴史はここで知ることができます。

 

ボロ市通りから徒歩圏内に世田谷城跡があります。
井伊家ゆかりの豪徳寺、吉田松陰ゆかりの松陰神社も近くにあります。
世田谷ボロ市も含め、城メグツアーとして昨日ご案内する予定だったのですが、急遽中止にさせていただきました。
理由はなんにせよ、一度お受けしておきながらあるまじき行為です。本当に申し訳ありませんでした。
今回初めて参加希望をしてくださった方もいて、心苦しく思っています。
あたたかくなったら、お散歩ツアーしましょう。
また企画しますので、ぜひご参加くださいませ。

 

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二重橋の奏

榮太楼総本舗×江戸城のコラボ有平糖 → と一緒に購入したこのお菓子。

 

 

二重橋の焼き印と、菊の御紋の焼き印(色が違って見えますが、同じです)。
皮はふんわり、餡は生ドラ風でなめらか。
ナイスなネーミングと素敵な包装紙に惹かれて思わず手に取りましたが、かなり美味でした!

江戸城スイーツとして、推奨したいと思います。

 

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「ず」だらけ

先日の柴又帝釈天 → でおみくじを引いたら、【凶】でした。

凶って・・・こんなにもことごとく打ち消しまくるんですね。
とどめの<万事わろし>も、かなりの破壊力。
「まあ、こんなのそのときたまたま選んだだけのものさ」と思っている私でも、
さすがにここまで言われると多少動揺します。
人によっては1年間立ち直れないんじゃないでしょうか…心配です。

「おめでとうございます!」とおみくじを渡してくれる笑顔のお姉さん、
私のときだけ冷静に「ありがとうございました」でした。
凶の人にはビジネスライク…心遣いが逆に切ない。
その配慮があるなら、新春はあらかじめ凶を排除してはいかがかと思います。

このおみくじ、境内に結んできたのですが、
「隣に凶のおみくじを結ばれるのはイヤなものかなあ・・・」などと
やけに気を使ってしまいました。肩身が狭かったです。

 

自力で切り開くしかなさそうなので、ミニミニゴールデンだるまを購入。
柴又ではだるまはつくられていないと思いますが、なんとなく。

一般的に、だるまが赤い色に塗られているのは、
だるまの祖・菩提達磨が赤い衣を着ていたことと、赤が魔除けの色だからだそうですが、
もはや風水とごっちゃになって、金運アップだるまということになってました。
江戸時代中期から「七転び八起きの縁起モノ」としてフィーバーしたそうです。

目ん玉塗りつぶしてやるぜー。

 
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六義園&スカイツリー&お城

岩手から遊びに来たあるんこさんと、東京観光をば。

 

  

駒込に宿泊していたので、まずは六義園へ。
六義園は、小石川後楽園と並ぶ江戸の二大庭園。
5代将軍綱吉時代、側用人の柳沢吉保が、下屋敷として与えられた地に自ら設計、
7年の歳月をかけてつくりあげた、回遊式築山泉水庭園です。
明治時代に岩崎弥太郎の所有になった後、昭和13年に東京市に寄付され一般公開されています。
「六義園」という名称の由来は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」だそう。
風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来…う=ん、難しくてよくわかりません。

 

   
   

しだれ桜が有名ですね。桜の季節は大混雑する名所です。
駒込は、なにげにソメイヨシノ発祥の地。JRのドアが閉まるときのメロディも、<サクラサクラ>です。

お抹茶をいただいて、のんびり。
都内にいるのを忘れるかのように、ここだけ異空間なんですよねー。遠くにビルが見えなければサイコーです。
もう、梅が咲きはじめてましたー。
気温が氷点下の東北から来たあるんこさんにとっては信じられないことだそうです。
今日、東京はこの冬いちばんの冷え込みでしたが…「春みたい」とポツリ。

 

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浅草の吾妻橋からはこんな感じの景観。○ん○ビルことアサヒビール本社とのコラボ。
子供の頃、車で遠出するときはこの手前の首都高を通っていて、「○ん○が見えたらもうすぐおうち」みたいな目印でした。
想い出の風景もこうして変貌を遂げていくのですねえ。

 

   

業平橋駅から。ぐんぐん成長してますね。

 

  
    

工事中の風景というのもなかなかいいですねー。
このあたりも、近代都市へ変貌しちゃうんでしょうね…。
東京出身の人間としては、侵略されているみたいで複雑でもあります。

 

   

ちょっと角度やアングルが変わると、タワーの表情が変わっておもしろい!
ねじねじしたデザインなんですねー!!

 

  

近隣のビルも、建設過程を楽しんでいるようで(笑)。ランチビールもスカイツリー?

 

   

穴場撮影スポットを探して、アマチュアカメラマンが路地をうろうろしてました。
私も歩いては振り返り、撮りまくり。
ビルやマンションと比べると、大きさがわかりますね。どーん。

 

  

「十間橋から、<逆さ富士>ならぬ<逆さスカイツリー>が見えるんだよ」との情報をもらったので、行ってみました。
波が立っていなければ先端までバッチリ反射して見えるそうですが、
今日はあいにくの強風で、水面がゆらゆら…ちょっと残念でしたが、これはこれで気に入ってます。

 

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住宅街に突如現れる、お城!

 

   

私のリクエストで立ち寄った、押上の老舗和菓子屋、通称“お城”こと、森八さん。
化粧箱のイラストがめちゃめちゃカワイイのです。
大名行列のイラストなんですが、たま〜にちっちゃく“城”って文字が入ってます。
ここのお店のお話は、また改めて。

 

この後は、あるんこさんのリクエストで、ランナーの聖地・アートスポーツでお買いもの。
お連れしたフリして、私もお買いもの。CW-Xを新調しました。
案内したんだか付き合わせたのかわからない東京観光でしたが、とっても楽しかったです。
あるんこさん、また遊びにきてね。今度はお相撲か歌舞伎に行きましょう!

 

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谷川真理ハーフマラソン&根津はん亭

昨年に引き続き、谷川真理ハーフマラソンに出場しました。

コースは、赤羽から千住方面へ、荒川河川敷をひたすらまっすぐ。
河川敷ランは景色が変わらないためけっこう飽きるんですが、
荒川河川敷の風景は、私にとっては見慣れた景色で、まさに故郷の景観。
川と並列に続く首都高速の感じとか、遠くに見える副都心とか、車で通る橋の下とか。
そこに行くだけで落ち着くし、テンションが上がるパワースポットなのです。
なので、この大会のコースはわりと好きです。スカイツリーに向かって走れたし。

しかし、ロクに走っていない体での21kmはキツかった…。
終始、「膝痛い〜」だの「歩きたい〜」だのぐだぐだ…すいません。
1人だったら確実にウォーキングに切り替えてました。
昨年より頑張ったつもりだったのですが、驚くほどタイムが落ちていてびっくり。
体って正直ですね。サボるとすぐ結果に表れます。

 
  

夜は友達と合流して、根津の串揚げ屋、はん亭さんにて5人で宴。
大正5年築、木造家屋という素敵な店構え!いつか行ってみたいお店だったのです。

 

  

一の膳(串揚げ6本、野菜)、二の膳(串揚げ6本)まではマストオーダーになっていて、
その後は常時30種類以上の串揚げからお好みで追加オーダーするシステムです。
菜の花のひらめ巻き、帆立、海老の紫蘇巻きわかさぎ…どれもこれもおいしくて甲乙つけがたし。
途中で出て来た、海老しんじょう風味なお椀もおいしかったなー。
けっこうな量でしたが、まったくもたれないのは油の質のせいでしょうか。

わりと実家近辺ですが、意外と詳しくない谷根千。開拓の余地ありです。

冷えたビールとおいしい料理を堪能しつつ、みんなでワイワイ。はしゃぎすぎた至福の夜でした。

 
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柴又帝釈天&山本亭

3連休は、実家を拠点にもぞもぞ行動。

初日は、久しぶりに柴又へ。

 

帝釈天参道は買い食いパラダイス!もう、テンション上がるし、私にとっては落ち着く雰囲気なんですよね。

 

おせんべいのガラス壷とか、焼きたてのおせんべいに味をつけるカラカラという音とか、たまりません。

 


飴を切る職人さんの包丁が奏でるリズムと、そのメロディに合わせて踊っているみたいな飴。
この二重奏を聞くと、「正月だなあ」という感じがします。
「せんべいは堅いから…」と敬遠している人に食べてほしい、焼きたてのおせんべい。パリパリでいい香りですよ。
おせんべいを食べ終えた頃に「飲んでいきなよ」と、ナイスタイミングで出てくる七幅茶もうれしい。
「ぬるくしてあげるからね」と、お子さんの湯のみにあらかじめ淹れておいたお茶を注ぎたす、ご主人。
こういうちょっとした気配りとおもてなしの心が、下町の魅力。

 

おだんごは高木屋と決めてますが、今日はとらやの草だんご&焼草団子。
「よろこんで!」と威勢のいいおばちゃんがたっぷりよそってくれる、やぶ忠のモツ煮こみもうまし。
くず餅・柴又漬物のい志い。店先でこんがり焼いた自家製芋ようかんはスイートポテトみたい。ロールケーキも有名です。

 

店先で揚げている大和家の天ぷらもおいしそう。揚げたそばから天丼ができていく。店内はいつも満席。 

 

 

いつも車でササッと来るだけなので、実はじっくり見たことがなかった帝釈天をじっくり。…彫刻に釘付け。

 

帝釈堂にお参りした後は、別料金で入ることができる、彫刻ギャラリーへ。
通路のちょっとしたところまで彫刻が施されているのですが・・・

 

いちばんの見どころは、コレ!!帝釈堂内陣の外側にある、胴羽目彫刻。

10枚の彫刻は、仏教経典の中でも有名な<法華経>の説話を選び出して彫刻したものだそうで。
仏教のことはよくわからないのですが、とにかくこの彫刻、スゴいではありませんか!
人と比べてみると、その大きさがわかりますよね。

 

縦巾1.27×横2.27m×、厚さ20cmもある1枚の木材(ケヤキ)に彫刻がされています。
大正11年から昭和9年まで、12年の歳月をかけて、10人の彫刻師が1面ずつ分担制作したのだそうです。
<三車火宅の図><法師修行の図>が好きでした。

 

赤のケイカコミ部分を拡大したのが、右隣の写真。

 

花びら、人の表情や目線、指先のしなりまで、木と彫刻刀だけでここまで表現できるなんて!
実物は立体感や木の色なんかも味わいがあって、乗り出して見入ってしまいました。

 


隣接する邃渓園(すいけいえん)もステキ。
大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年に向島の庭師さんによって造園されたそうな。
廊下には、帝釈堂絵巻の原型彫刻が展示されていました。これまたミニチュアなのに味がある。

 

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今日の本命は<山本亭>。

ここを知ったのは、昨年6月に行った、島根県の足立美術館がきっかけ。
足立美術館はアメリカの日本庭園専門誌<ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデニング>における
日本庭園ランキングでV8を達成しているのですが、
そのほかにどんな庭園があるのか気になり調べたところ、
京都の桂離宮、香川の栗林公園などの名立たる名園の中に、東京都の文字が。しかも実家の近所じゃないですかー!
近所にこんな素晴らしい庭園があるとは知らず、驚いてやってきたわけです。

 

山本邸は、その名の通り、山本さんの家。
地元のカメラ部品製造業・山本工場の創設者、山本栄之助翁の自宅でした。

説明によると・・・
建物は木造瓦葺き2階建て。床面積は1階120坪、2階15坪、地下室、土蔵、長屋門等からなる。
庭園は、縁先近くに池泉が、背後には緑濃い植え込みと筑山が配置され、
滝を池に落とすという、270坪もの贅沢な書院庭園に仕上げられている。

 



伝統的な書院造りと洋風建築の融合、ということで文化的価値が高いそうですが、
単純に庭園の感動度合いからすると、正直なところ安達美術館の庭園や栗林公園とは並列じゃなかったですねぇ。
同じように、昭和初期の庭園様式が現在まで残っているのは、千駄木の旧安田邸、世田谷の徳富邸だけとか。
いずれも近いのに未踏の地。世の中って知らないことばっかりだなあ。行ってみよう。

 

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柴又といえば、矢切の渡し。松戸まで乗船してみました。 乗船料は片道100円。プレハブトイレもなんだかアート。

矢切の渡しの始まりは、江戸時代初期。
当時、江戸への出入りはとても厳しい強い規則がされていて、関所破りははりつけになるほどでしたが、
江戸川の両岸に田畑をもつ農民は、農民特権として自由に渡船で行きかうことができたのです。
これがいわゆる農民渡船というもので、矢切の渡しのルーツです。

 

およそ150mの江戸川を、手漕ぎの船が往復しています。
手漕ぎの舟、ヒバリ、ユリカモメの声などは、柴又帝釈天とペアで”残したい日本の音風景100選”に選ばれているそうです。
土手で思いっきり工事していたので、かなり残念でしたが、やっぱり情緒がありますね。
この距離を、5分かけてゆっくり進みます。

矢切の渡しというと、野菊の墓や寅さんを思い起こす人が多いのでしょうけれど、
私はもっぱら、細川たかしの歌声が脳内リピート(笑)

 

風が強い日は幕府からOKが出ず、この旗の掲揚がサインだったそうですよ。松戸側の岸辺にあります。
対岸の松戸に到着。ここから松戸駅へ向かう間に、野菊の墓文学館もあります。
野菊の小道を歩くのは膨大な時間を擁するので、またの機会に。

 

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松戸から常磐線に乗り、小金城へ。・・・と思ったのですが、ちょいとアクシデント発生で行けず。城メグリストなのにー。
北小金駅で夕陽を見て終わりました。夕陽と富士山。めちゃめちゃキレイ。

夜は我孫子にて、社会人になって最初に就職した会社の同期と新年会。
辞めてから10年(!)経ちますが、こうして今もつながっているのは本当にうれしい限りです。
10年経っても生活が変わっていない私、自分の将来がちょっと心配になりました…振り返るのも大切ですね。
楽しかったなー。また集まろうね。

 

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