編集後記
雑誌の隅っこの編集後記って、意外と読んでいる方が多いみたいですね。
私も毎号書いているわけなんですが、読者の方よりわざわざお褒め?のお便りをいただきました(2回目)。
たかだか100W程度のプライベートな小話ですが、あなどれません。
渾身の特集よりも、企画ページよりも、連載よりも、
今月号でいちばんおもしろかったのが私の編集後記なのだそうです。
…複雑ですが、楽しんでいただけてうれしいです。
そして、ちょっぴりプレッシャーです(笑)
おもしろいことを書けるように、がんばろうと思います。
城メグリスト
- お仕事のこと l
- 11/01/24/23:32
ザッハトルテ♪
ヤン・シュヴァンクマイエルナイト Vol.6@青山「月見ル君想フ」へ。
お目当ては、インストバンド・ザッハトルテのライブ♪
城メグツアー#6 彦根ツアーのときに訪れた京都の町家カフェ<さらさ西陣> → ★ 。
銭湯をリノベーションして、マジョルカタイルを敷き詰めた本当にステキな空間なのだけど、
そのカフェをホームとして<月例お食事ライブ>などをしているのがザッハトルテ。
お食事ライブにはなかなか行けないので、東京へ来るこの機会に、というなりゆきです。
ザッハトルテは都丸智栄さん(アコーディオン)、ウェッコさん(ギター)、ヨース毛さん(チェロ)と、
珍しい組み合わせの3人組。
ジャンルも演奏会場もさまざまな独創性あふれる音楽活動をしてらっしゃいます。
音楽以前に、醸し出すゆる〜い感じと、どうしたって感じてしまうおもしろい香りがたまりません。・・・ヨース毛って!
「バレンタインシーズン以外は検索すれば出てきます」とうサイトはこちら → ★
アフラックの【アヒルのワルツ】もザッハトルテみたいです。インストバージョンがステキ!→ ★
ライブを聴いて、すっかりファンになってしまいました。
何がいいって、トークが不必要におもしろい(笑)!
曲の合間には“手品コーナー”があったりと、パフォーマンスも◎!
完全アウェーな今日の会場で手品をやってのけた、ウェッコさんの鉄の心臓っぷりにもホレました。
私は音楽素人な私でもゾクッとするほど、完成度が高いんですが、
今おもしろいことを言ったばかりなのに、何事もなかったように
音楽の世界へ入り込んでいる切り替えの早さとかもナイスです。
何かでここまで人を引きつけられるってスゴイ。
それも、手が届かないキラキラした世界を見せてくれるのではなくて、
今まで知らなかった世界に自然に連れて行ってくれるなんて。
自由な世界って魅力的だけど、自由のほうがず〜と難しいですものね。
たったひとつの楽器で、世界ってどこまでも広がるんだね。
今日ちょっと泣きそうになった曲【私の宝物】(1分くらいからスタート)↓
このPVに写っているのが、京都のカフェ<さらさ西陣>↓
トリオラというデュオのライブも聴きながら、「表現って自由なんだなー」とぼんやり思考。
音楽という手段で表現できるって、いいですね。
表現に携わって行く者としては、考えさせられるものがありました。
ヤン・シュヴァンクマイエルは、チェコの偉大な映像作家。シュールすぎ…。
ほほうと思うところもあったけれど、私にはとくに刺激的ではありませんでした。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/23/23:59
オリーブde合コン
Tちゃん&めぐちゃんと六本木のスペインバルで新年会。
水嶋ヒロ似のウェイターさん(通称:KAGEROU)、
中村獅童似のウェイターさん(通称:SHIDOU)など、なかなか個性的な方のいるお店でした。
隣の席で、若者が合コンをしてました。
こんなに身近で合コンが繰り広げられるなんて、初めて!・・・ということで、もう気になって仕方ない私たち。
おばさん的言動と自覚しながらも、勝手に見守り、ときに上から目線で品評会。
そのうち6人の間でさまざまなドラマが展開されだしたので、
断片的に聞こえた情報を持ち寄り、オリーブでこそこそシミュレーション。
女子ひとり(通称:KARA)が帰りました。
残された2人の女子の間には、スペースが。ライバル心があるのか、あまり仲がよくないようです。
最終的には歩み寄ってました。よかったね。
宴も酣の勝負タイム。おしゃれアイテム・ダテメガネが登場してました!
そういえばこの前、お仕事をご一緒したイラストレーターさんと飲んだとき、
切り刻んだ箸袋を人物に見立て、人間関係を説明してくれました。
男性はしょうゆで色づけて差別化。
男性、女性、ゲイと3種類の性別が入り乱れる複雑な人間関係でしたが、しょうゆを薄く色づけることでゲイを表現していました。
「色の濃淡で性別を表現するとは、さすがイラストレーターさんだな」と思いました。
楽しかったです、ふふ。
・・・ちゃんとした話もしてますよ。
ふざけるときもきちんとするときも、トーンが一緒なお友達は貴重です。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/21/23:59
マラソン部新年会
恵比寿にて、美食マラソン部の新年会。
もはや美食部ですが、ランニングを始めていなかったら出会っていないと思うと、不思議です。
話題は、4月から新社会人になる大学4年生のYくんの心配ごとなど。
がんばれ、Yくん!とりあえず、スーツは最低2着は必要だと思うよ!
- ランニング l
- 11/01/20/23:59
世田谷ボロ市
世田谷ボロ市に行ってきました。
世田谷ボロ市は、今年で433年の歴史を持ち、東京都指定無形民俗文化財にも指定されている伝統行事。
世田谷線上町〜世田谷駅周辺、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、約700店の露店がところ狭しと並びます。
12月15、16日、1月15、16日の4日間、曜日に関わらず毎年4回開催されていますが、
今年の1月は見事に土日に重なり、AM10:00で大盛況のようす。
毎年来場者数は30万人ともいわれますが、今年はもっと多かったかもしれませんね。
この世田谷ボロ市のはじまりは、1578年。
小田原城主北条氏政が、世田谷城主吉良氏朝の城下町である世田谷新宿に開いた楽市です。
楽市の“楽”とは“自由”の意味で、つまり、自由な市。
それまでの独占販売権や非課税権などの規制を緩めて、自由な行商販売を認めました。
当時、世田谷新宿は、江戸と小田原を結ぶ相州街道の宿場町として栄えていましたが、
この楽市によってさらなるにぎわいを見せ、江戸と南関東を結ぶ中間市場として繁栄したと考えられています。
ところが、豊臣秀吉によって北条氏が滅ぼされ、さらに徳川家康の時代になると、衰退の一途をたどります。
世田谷城が廃城になったことで城下町としての存在意義がなくなり、楽市は終わりを迎えるのです。
しかしこの催しは開催され続け、近隣農村のために開催される歳末市に変化したのが、今のボロ市のルーツです。
ボロ市の名前の由来は、この市で安売りされていた草鞋に編み込む“ボロ”。
ボロを編み込むと丈夫になるということで、こぞって買い求めたのだそうです。
ボロのほかにも、農工具や古着、日用品などが売られて、全盛期の出展数は2,000店以上!
昭和の初めには芝居小屋まであり、娯楽の場、親交を深める場でもあったようです。
12月15日に歳の市として催されていたものが、新暦が使われてから1月15日も追加され、
やがて12月15,16日、1月15,16日の両日も開かれるようになったそうです。
ボロ市保存会という会があって、たくさんの方がいらっしゃいました。
文化財が守られているのも、こうした方々のご尽力のおかげですね。おまわりさんもご苦労さまです。
今日は時間がなかったものの、短時間で掘り出し物をゲット!
骨董屋さん出品の漆のお盆。かなり気に入りました。ちょっと漆が剥がれているので、破格に。
私好みの陶器もいっぱいでしたが、それは自粛。
ボロ市名物、代官餅。毎年大行列です。機械を使わず手でついているので、やわらかくてコシがある!
寒い中並ばないと買えませんが、もち米の炊けるにおいがふわ〜と風に乗ってやってきて、これがまたいいんですよねー。
待っている間に味わえるお楽しみです。
臨時の代官餅専用の休憩所も、おもてなしの心が感じられてあたたかい。
かなりボリュームがあるので、どう考えても2人で1パックで十分ですが、からみとあんこの2パックを購入。
からみ、あんこ、きなこの3種、各600円。からみは必食。
地元商店街の出店もあれば、全国からやってきた物産コーナーも充実。屋台のレベルは高いですぞ。
代官餅の名前の由来にもなっている、代官屋敷。こんなところに、実は国の重要文化財があるんですよ。
ここは、3代将軍家光が、1633年に彦根藩主井伊直孝に与えた地。
滅亡した吉良氏の元家臣・大場市之丞が代官に任命され、
以後明治維新までの235年間、大場家が住居兼屋敷として使用したそうです。
白州跡は、罪人を取り調べた場所。
茅葺で寄棟造、建築面積は230㎡。1737年に再建された古い建物です。
隣接する郷土資料館。世田谷の歴史はここで知ることができます。
ボロ市通りから徒歩圏内に世田谷城跡があります。
井伊家ゆかりの豪徳寺、吉田松陰ゆかりの松陰神社も近くにあります。
世田谷ボロ市も含め、城メグツアーとして昨日ご案内する予定だったのですが、急遽中止にさせていただきました。
理由はなんにせよ、一度お受けしておきながらあるまじき行為です。本当に申し訳ありませんでした。
今回初めて参加希望をしてくださった方もいて、心苦しく思っています。
あたたかくなったら、お散歩ツアーしましょう。
また企画しますので、ぜひご参加くださいませ。
城メグリスト
二重橋の奏
榮太楼総本舗×江戸城のコラボ有平糖 → ★ と一緒に購入したこのお菓子。
二重橋の焼き印と、菊の御紋の焼き印(色が違って見えますが、同じです)。
皮はふんわり、餡は生ドラ風でなめらか。
ナイスなネーミングと素敵な包装紙に惹かれて思わず手に取りましたが、かなり美味でした!
江戸城スイーツとして、推奨したいと思います。
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/15/21:58
江戸城の飴
2010年9月の城メグツアー#2<城メグリストと行く!江戸城ツアー> → ★ のときに購入した、
榮太楼総本舗×江戸城のコラボ有平糖。
なかなかステキな二重橋の水彩画なので、空缶は小物入れにしようかな〜、などとワクワク。
が!
4ヶ月経ちましたが、いまだに缶が開きません(笑)
誰か開けてー。
城メグリスト
- お城のこと l
- 11/01/14/01:06
「ず」だらけ
先日の柴又帝釈天 → ★ でおみくじを引いたら、【凶】でした。
凶って・・・こんなにもことごとく打ち消しまくるんですね。
とどめの<万事わろし>も、かなりの破壊力。
「まあ、こんなのそのときたまたま選んだだけのものさ」と思っている私でも、
さすがにここまで言われると多少動揺します。
人によっては1年間立ち直れないんじゃないでしょうか…心配です。
「おめでとうございます!」とおみくじを渡してくれる笑顔のお姉さん、
私のときだけ冷静に「ありがとうございました」でした。
凶の人にはビジネスライク…心遣いが逆に切ない。
その配慮があるなら、新春はあらかじめ凶を排除してはいかがかと思います。
このおみくじ、境内に結んできたのですが、
「隣に凶のおみくじを結ばれるのはイヤなものかなあ・・・」などと
やけに気を使ってしまいました。肩身が狭かったです。
自力で切り開くしかなさそうなので、ミニミニゴールデンだるまを購入。
柴又ではだるまはつくられていないと思いますが、なんとなく。
一般的に、だるまが赤い色に塗られているのは、
だるまの祖・菩提達磨が赤い衣を着ていたことと、赤が魔除けの色だからだそうですが、
もはや風水とごっちゃになって、金運アップだるまということになってました。
江戸時代中期から「七転び八起きの縁起モノ」としてフィーバーしたそうです。
目ん玉塗りつぶしてやるぜー。
- 日々のできごと l
- 11/01/13/23:59
六義園&スカイツリー&お城
岩手から遊びに来たあるんこさんと、東京観光をば。
駒込に宿泊していたので、まずは六義園へ。
六義園は、小石川後楽園と並ぶ江戸の二大庭園。
5代将軍綱吉時代、側用人の柳沢吉保が、下屋敷として与えられた地に自ら設計、
7年の歳月をかけてつくりあげた、回遊式築山泉水庭園です。
明治時代に岩崎弥太郎の所有になった後、昭和13年に東京市に寄付され一般公開されています。
「六義園」という名称の由来は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」だそう。
風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来…う=ん、難しくてよくわかりません。
しだれ桜が有名ですね。桜の季節は大混雑する名所です。
駒込は、なにげにソメイヨシノ発祥の地。JRのドアが閉まるときのメロディも、<サクラサクラ>です。
お抹茶をいただいて、のんびり。
都内にいるのを忘れるかのように、ここだけ異空間なんですよねー。遠くにビルが見えなければサイコーです。
もう、梅が咲きはじめてましたー。
気温が氷点下の東北から来たあるんこさんにとっては信じられないことだそうです。
今日、東京はこの冬いちばんの冷え込みでしたが…「春みたい」とポツリ。
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浅草の吾妻橋からはこんな感じの景観。○ん○ビルことアサヒビール本社とのコラボ。
子供の頃、車で遠出するときはこの手前の首都高を通っていて、「○ん○が見えたらもうすぐおうち」みたいな目印でした。
想い出の風景もこうして変貌を遂げていくのですねえ。
業平橋駅から。ぐんぐん成長してますね。
工事中の風景というのもなかなかいいですねー。
このあたりも、近代都市へ変貌しちゃうんでしょうね…。
東京出身の人間としては、侵略されているみたいで複雑でもあります。
ちょっと角度やアングルが変わると、タワーの表情が変わっておもしろい!
ねじねじしたデザインなんですねー!!
近隣のビルも、建設過程を楽しんでいるようで(笑)。ランチビールもスカイツリー?
穴場撮影スポットを探して、アマチュアカメラマンが路地をうろうろしてました。
私も歩いては振り返り、撮りまくり。
ビルやマンションと比べると、大きさがわかりますね。どーん。
「十間橋から、<逆さ富士>ならぬ<逆さスカイツリー>が見えるんだよ」との情報をもらったので、行ってみました。
波が立っていなければ先端までバッチリ反射して見えるそうですが、
今日はあいにくの強風で、水面がゆらゆら…ちょっと残念でしたが、これはこれで気に入ってます。
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住宅街に突如現れる、お城!
私のリクエストで立ち寄った、押上の老舗和菓子屋、通称“お城”こと、森八さん。
化粧箱のイラストがめちゃめちゃカワイイのです。
大名行列のイラストなんですが、たま〜にちっちゃく“城”って文字が入ってます。
ここのお店のお話は、また改めて。
この後は、あるんこさんのリクエストで、ランナーの聖地・アートスポーツでお買いもの。
お連れしたフリして、私もお買いもの。CW-Xを新調しました。
案内したんだか付き合わせたのかわからない東京観光でしたが、とっても楽しかったです。
あるんこさん、また遊びにきてね。今度はお相撲か歌舞伎に行きましょう!
城メグリスト
- 日々のできごと l
- 11/01/10/23:59
谷川真理ハーフマラソン&根津はん亭
昨年に引き続き、谷川真理ハーフマラソンに出場しました。
コースは、赤羽から千住方面へ、荒川河川敷をひたすらまっすぐ。
河川敷ランは景色が変わらないためけっこう飽きるんですが、
荒川河川敷の風景は、私にとっては見慣れた景色で、まさに故郷の景観。
川と並列に続く首都高速の感じとか、遠くに見える副都心とか、車で通る橋の下とか。
そこに行くだけで落ち着くし、テンションが上がるパワースポットなのです。
なので、この大会のコースはわりと好きです。スカイツリーに向かって走れたし。
しかし、ロクに走っていない体での21kmはキツかった…。
終始、「膝痛い〜」だの「歩きたい〜」だのぐだぐだ…すいません。
1人だったら確実にウォーキングに切り替えてました。
昨年より頑張ったつもりだったのですが、驚くほどタイムが落ちていてびっくり。
体って正直ですね。サボるとすぐ結果に表れます。
夜は友達と合流して、根津の串揚げ屋、はん亭さんにて5人で宴。
大正5年築、木造家屋という素敵な店構え!いつか行ってみたいお店だったのです。
一の膳(串揚げ6本、野菜)、二の膳(串揚げ6本)まではマストオーダーになっていて、
その後は常時30種類以上の串揚げからお好みで追加オーダーするシステムです。
菜の花のひらめ巻き、帆立、海老の紫蘇巻きわかさぎ…どれもこれもおいしくて甲乙つけがたし。
途中で出て来た、海老しんじょう風味なお椀もおいしかったなー。
けっこうな量でしたが、まったくもたれないのは油の質のせいでしょうか。
わりと実家近辺ですが、意外と詳しくない谷根千。開拓の余地ありです。
冷えたビールとおいしい料理を堪能しつつ、みんなでワイワイ。はしゃぎすぎた至福の夜でした。
















































































































