駿府城 天正期天守台シンポジウム
2021年2月11日から延期となっていたシンポジウム、
2021年年6月12日(土)に開催されることになりました。
このご時世ですので積極的には宣伝できず、「お越しください」とも言えませんが
お近くの方でご興味がありましたらぜひ足をお運びください。
内容はかなりかなり、おもしろいと思います。
福生で香川さんイラスト展
2021年6月24日〜27日、
福生画廊にて香川元太郎さんのイラスト展があるそうです。
歴史文化と音楽発信プロジェクトしろうたさん主催。
私も行きます。楽しみです!
- お城のこと l
- 21/05/05/23:59
週刊新潮GW特大号
NHK大河ドラマ「青天を衝け」がおもしろく。
仕事に関わってこない時代の話ゆえ純粋に楽しんでます。
…と思いつつ、結局書いてしまったよ。
しかも、書いているうちに楽しくなってきて、深めたくなってしまったよ。
城を通して見る幕末という時代、幕末における城の生き様。
等閑視してきたけれど、知る意味や伝える価値があるのではと思ったり…。
ひとまず、今さら「論語と算盤」を読みました。
かなり好物です。
週刊新潮GW特大号。
今回もお声がけいただきうれしい限りです。
合併号なので2週間発売されます。
コンビニでも売ってます。
文藝春秋の拙連載「一城一食」も連載20回目に。
今月は弘前城、りんごフレンチ、シードル。
こちらもコンビニでも売ってます。
ぜひぜひぜひ。
着物勉強中
着物を勉強中。
とても楽しい。奥深い。
着物をたたんでいるときの、心が整う感じがよい。
元来、日本人にとってただの衣服。
自由かつ汎用性のあるところが魅力だなと思います。
品のある粋な中高年を目指し、
着物を通してその極意を学びたいと思っとるんですが…私には遠い道のりだな。
お教室があるのは銀座の奥まったとこ。
ハイセンスな着こなしをしている人が多く、道すがら見ているだけで楽しく勉強になります。
質を見る目も養われます。
- 日々のできごと l
- 21/04/18/23:59
米子城、三の丸と表中御門の発掘調査
米子城。
高さと幅がアンバランスで、
なんちゃって枡形、などとも言われていた表中御門枡形。
ハギワラ1個分(1.51m)埋まってました!
確認された米蔵の地表面から逆算すると、
三の丸側は、2ハギワラ(約3m)ほど埋まってるはず。
(二の丸北東面の石垣も、おそらく今より3m高い!)
全国的にも最大規模の立派な大手枡形じゃないか。
なんちゃって、とか言ってごめんよ。
しかし、面により精度が異なるのはなんなのか。
大手虎口への執着があるのかないのか、いろいろと謎すぎて興味が尽きません。
裏中御門の石垣とは明らかに積み方が違うので、
こちらはやはり吉川時代ではないと思う…んですが、竪石があるのが気になる。
私の中で<竪石=毛利系>の認識なんですけれど。。
そうしたなんとなくの認識も覆っていくかもしれません。
もうちょっと掘ってくれるのを静かに期待。
あと、しゃくれすぎな顎石みたいなのも気になりました。
なんじゃ、あれ。
三の丸からは絵図の通りの米蔵跡が。地表面も判明。
3月に国史跡追加指定された三の丸、専用駐車場ができました。
今年中にはレフトスタンド側も撤去されて、
さらに城下側の一般道から城の威容が仰げるように。
かつて庶民が城下から見上げた景観がよみがえります。
詳しくは、朝日新聞デジタル&TRAVELの連載「城旅へようこそ」で。
*
4月より、米子城跡整備検討委員になりました。
門外漢ゆえお断りしようか悩みましたが、
声がかかるということは何かできることがあるはず。
米子と米子城の未来に携わる端くれとして、勉強し考えていきたいと思います。
いつも高くご評価いただきありがたいです。
今回も、とても充実の米子滞在でした。
赤瀬戸山城へ
念願の赤瀬戸山城、そして三沢城へ。
尼子、毛利、堀尾。
さまざまな顔があるすばらしい城だった!
石垣はたしかに圧巻で見ごたえがあるのだけど、
3国の国境という立地、だからこその激戦と3時期もの改修。
城を通して、その変遷や地域の特性を感じられるところにおもしろさを感じました。
こんなにも、三瓶山が見え、銀山街道が見下ろせるとは…!
中国山脈を越えて迫り来る毛利、なんとしても掌握したい銀山。
城代なのにここまでの石垣を積めるというのも、
家ごとの技術や築城理念を考える上で興味深いです。
ここまでしなきゃいかんのか…。
城地の選び方や地形の使い方はいかにも尼子、曲輪の使い方には毛利の香り。
最終形は、毛利の拡張をベースに堀尾が石垣を積んだ感じでしょうか。
月山富田城と併せて考えると、とてもおもしろいのではないかと思いました。
それにしても、銀山とはそれほどまでに大切なのか。。
関東人にはピンとこない感覚ですが、
やはりどの地域も、経済や産業なしに城を考えることはできないのだな、と。
そういう複合性こそ本質だし、楽しみにも繋がるところ。
伝えていけるよう模索したいです。