ベアークロー
これはクマの爪痕ではない、
ウォーズマンのベアークローの痕だ。
ちょうどこの山城で、超人オリンピックが開催されているだけだ。
…と、まずは心を落ち着かせる。
と、山城での注意点を聞かれ
本当に思っていることを返答しかけるも、
絶対に求められてるのこれじゃないし、
そこそこの年齢以上の人でないと通じないので、
優等生的なコメントに差し替えました。
…つまらん。
フレッシュなの見るとちょっと焦るよね。
冷静にと言いたいわけで。
事前の情報取集と準備を万全に。
marimekkoマスク
今日は講座の日。
毎年受講してくださる素敵な女性が、
marimekkoっぽいマスクをしていらして。
…と思ったら、講座後にプレゼントしてくださいました!
もう、わざわざ。。
いろんな意味でそれだけでありがたすぎるのですが、
「ご自宅のファブリックパネルと一緒だと思います」と…!
(2枚目ph、以前postしたやつね)
きゃあー♡
marimekkoのVaskynaだ!
気づいてくれて、それをわざわざプレゼントしてくださり、とてもとてもうれしい!
これ、定番のデザインじゃなくて、日本限定デザイン、限定カラーなんだよ。
このワントーン落ちたカラーも素敵なんだよねえ。
お母様がつくられたそうですが、センスあるわー!
…なんてコーフンしていたら、
きちんと気持ちを伝えられなかった気がして今反省しています。。
このpostを通じて、は失礼ですけれども、お伝えしますね。
ごめんなさい、直接お礼を言えなくて。
母も服飾系の仕事をしていたため実家がマスク工場と化しるんですが、
母製よりかなり縫製がしっかりしていて、つけ心地も最高です!
大切にしますね。
そして、そうか。
こういうこともあるかもしれないのなら言っておこう。
私は、marimekko、mina perhonen、Kauniste、lapuankankuritが大好きです。
毎年恒例の砂町文化センターの講座、最終日でした。
担当の方が本当に細やかによくしてくださり。
現地見学もある講座なので、皆さまと一緒にお城を歩けてとても楽しかったです。
こんな状況下で今年も例年通り開催できたのは、
担当の方の熱意とご尽力、受講者の皆様の理解とご協力のおかげです。
リピーター受講してくださる方が多い講座で、それは私にとってもう、なにものにも代え難く。
はじめての方もあたたかい方ばかりで、癒しに近いものがある講座です。
それに応える内容かどうかは自信はまったくない上に、癒しだなんて失礼極まりないですが、
とにかくこんな状況&猛暑の中お越しくださり、本当にありがとうございました。
願いはただひとつ。
少なくとも私と関わりがある人は全員、元気でいてくださいね。
また一緒に城を楽しみ、歩きましょう。
文藝春秋連載「一城一食」第13回
でもって、月刊「文藝春秋」2020年9月号。
連載「一城一食」第13回は
🏯宇和島城
🥢宇和島鯛めし(かどや駅前本店)
🍶名門サカイ「ブラッドオレンジ梅酒」
甘いお酒は苦手ですが、このブラッドオレンジ梅酒はおいしかったです。ごくごく。
ブラッドオレンジ、国内シェア約9割を占める宇和島。
原産国のイタリア・シチリアと気候が似ているそうです。
人もおだやかで、いいところですよね。
同行したカメラマンが気に入っておられました。
食文化は、土佐と近いと思いきや、薩摩の影響をけっこう受けるんですね。
やはり文化のルーツは海のほうを向いているのだな、などとと思ったりしました。
文藝春秋連載「一城一食」第12回
もう9月号が発売されてしまったので読めぬのですが。
月刊「文藝春秋」2020年8月号、連載「一城一食」第12回は
🏯小田原城
🥢超特選蒲鉾 古今(鈴廣)
🍶鈴廣「箱根ビール」「海と大地」
でした。
鈴廣さん、有名企業だけあって取材がとても楽しかった!
それを書くということを、もっとやりたい。
奇矯な事業展開に思えてただのアイディア寄せ集めにならないのは、理念の強さと浸透力。
ブレない軸があると、選択肢と可能性がおもしろいように広がるな。
実行力より前に、構造式を読み解く力、構成する力が必要。
一貫した理念の上に“物事を見る別の目”がこの企業にはあって、
その目が、蕾の多いビジネス構造を生み出すのだな、と。
大手企業でも個人でも同じですね。勉強になります。
あと、伝えることに対する真摯さと重要さを教わりました。
一時的に興味を引くことは簡単だけど、
扱い方が雑だと、知られることはあっても伝わることはないのだ、と。肝に銘じようと思います。
今回の取材とは関係ないところだけれど、
製造現場を見学していて、職人さんの多さ、しかも若い方がずいぶん多いなあと感じ、ふと尋ねたところ、
鈴廣さんでは「魚肉たんぱく研究所」なるものを設立していて、
味や製法だけでなく、「伝統の技」も科学的に立証しているそうです。
その取り組みに触れ、職人の道を目指す方がいるとのこと。
「この文化はすばらしいのだ!」「歴史的な価値がある!」「伝統は守らなくては!」
…などとただ叫んでいるだけではダメで(不必要とは言わないけど)。
自分の価値観や世界観で一方的に語っていても、
聞いてはくれるかもしれないけれど、本当の意味でちっとも伝わらない。
自発的に考えてもらう、感じてもらう、動いてもらうためには、
ある種の熱意が邪魔をすることもあるのかもしれません。
広めるのではなく伝えるためには、
そんなことよりもっともっと必要で重要なことがあるのだ、と、
それを感じ考えられたのが、私にとってはこの日の取材の一番の収穫でした。
思わず読み込んでしまった、魚肉たんぱく研究所のサイト。
URLは、すり身ドットコム。一途だな。笑。
https://www.surimi.com/
名古屋城検定
今春、名古屋城検定PR大使に就任いたしまして。
昨今の事情により大使らしいことは何もできていませんが、
お知らせにあるように、特別講座の動画を今秋頃に配信予定です。
いつ収録できるのやら…という状況ですが、
どんなことをどんなふうに話そうか、とふんわり考えながら日々をすごしています。
「大使たるもの名古屋城を知り尽くしていなければ」と、参考書に目を通してみたところ
多角的に歴史や文化に触れられてなかなかおもしろいです。
テスト形式で知らないことに出会えるのは、楽しくていいですね。
何事も、基軸をつくるのは大事ですよね。
比較することで理解しやすくなり、気づきが増える。
名古屋城は、近世の城を楽しむための基軸とするのにオススメです。
城を楽しむ入口として名古屋城を知る
→ほかの城に触れる
→名古屋城の魅力もわかる
→ほかの城も見たくなる
そんな魔法のようなループに陥ることがしやすい城です。
検定の趣旨である「名古屋を知る」という意味はもちろんのこと。
令和2年度名古屋城検定、試験日は2020年11月14日(土)です。
岡山県中世城館跡総合調査報告書
2020年3月発行の「岡山県中世城館跡総合調査報告書」、
岡山県古代吉備文化財センターのサイトからPDFがDLできるようになったとのことです。
7年間の調査研究の集大成、全3冊。これは必読。
片っ端から歩きたい!
朝日新聞デジタル&TRAVEL 連載「城旅へようこそ」最近の記事
朝日新聞デジタル&TRAVEL 連載「城旅へようこそ」 (毎週月曜更新、無料)
4月6日〜6月8日更新分は、静岡の名城たちでした。
取材は2020年2月。
しばらく静岡に別れを告げ、来週6月15日からは別エリアの城へ。
こんなこともあろうかと、3月上旬までに取材を詰め込んだ自分をほめたい。
昨今の事情により、あまり行きたくならない文体・表現にさりげなく修正。
「城旅へようこそ」なのに(笑)
*家康の城の地下から出現! 定説揺るがす二つの天守台 駿府城(1)(4/6更新)
*秀吉と家康、出現した二つの天守台が語る戦略と情勢 駿府城(2)(4/13更新)
*波紋のように広がる美しく希少な「輪郭式」 駿府城(3)(4/20更新)
*今川氏館の詰城、武田氏が改修? 静岡市・賤機山城(4/23更新)
*駿府城の石垣の故郷 先人の労が刻まれた小瀬戸石切場(5/11更新)
*河川と街道の交差点を押さえる、南北朝時代発祥の城 小瀬戸城(5/18更新)
*武田の城か徳川の城か 教科書的な「丸馬出」が残る名城 諏訪原城(5/25更新)
*山麓まで続く竪堀 緻密でダイナミックな設計に悶絶! 静岡市・丸子城(6/1更新)
*「二重空堀」と「丸馬出+角馬出」の異色コラボ! 静岡県川根本町・小長谷城(6/8更新)
(タイトルをクリックすると記事にワープします↑)
静岡市の文化財ブログに取り上げていただき、記事のリンクまで貼ってくださいました。
文化財専門の方に読まれるのは恐縮で恥ずかしい限りです…が、うれしいです。
城を知っていただく一助になれば。
文藝春秋連載「一城一食」第11回
月刊「文藝春秋」2020年7月号、
連載「一城一食」第11回は
🏯犬山城
🥢わん丸君弁当(寅屋)
🍶小島醸造「忍冬酒」
木曽川の鵜飼を観覧しつつ、船上から犬山城を愛でられる木曽川うかいを取材。
鵜飼の歴史も綴っております。
対岸から見る天守もすばらしいけれど、木曽川から見上げるのもまたよきでした。
取材は2019年7月。
昨年の取材ストックがここで生きるとは…!
本誌には、カメラマンさんが撮影したステキな写真がカラーで掲載されています。
ぜひご覧ください。
「ゲームさんぽ」収録
YouTube livedoorチャンネル「ゲームさんぽ」新作。
歴史ナビゲーターのれきしクン(長谷川ヨシテルさん)と
「信長の野望」の城トークをソーシャルディスタンスで収録しました。
楽しかったー。
配信お楽しみに!
れきしクンの知識とトーク力がまぶしすぎて。
ずっと聞いていたいほどでした。
首里城再建支援ボトルと「首里三箇」
そうそう、沖縄取材のとき、
取材先の瑞泉酒造さんで御酒(うさき)の「首里城再建支援ボトル」を購入しまして。
瑞泉酒造さんは、琉球王府の管理下にで醸造を許可された「首里三箇」のひとつ。
今でこそポピュラーな泡盛だけれど、かつては琉球王朝が交易に用い、
江戸時代には幕府への献上品とされた、
庶民は口にできない高貴なお酒だったんです。
戦後多くの酒蔵が移転したため、首里三箇に残るのは瑞泉酒造さんを含め3軒のみです。
ボトルに記載された「沖縄戦前黒麹菌使用」とは、沖縄地上戦で壊滅したとされていた黒麹菌のこと。
東京大学で奇跡的に見つかり、復活させたそうです。
(泡盛は焼酎と同じ蒸留酒。
焼酎が白麹菌とジャポニカ米を使った二次仕込みなのに対して、
泡盛は黒麹菌とタイ米を使った全麹仕込みね)
瑞泉酒造さんでは王朝時代から伝わる熟成方法「仕次ぎ」を継承していて。
さぞかし「古酒はロックで、水割り向きな系統は…」などと
飲み方にもこだわりがあるのかと思いきや、
「楽しくおいしく飲めればなんでもいいですよ」と言われてびっくりしました。
さすが沖縄、ゆるすぎる、、、最高か!
日本酒の場合は、どんどん繊細な話になっていくし、食との相性が重要になってくるので、
まさか蔵元がそんな発言をするとは意表を突かれました。
沖縄らしい〜。いいはなシーサー。
王朝時代に高級品だった泡盛は、今や時間を楽しむコミュニケーションツールとなっているようです。
ますます、泡盛がおいしく飲めるようになりましたとさ。
(でも、泡盛って東京で飲んでも沖縄で飲むほどおいシーサーじゃないよね)
古酒の蔵も取材させてもらったんですが。
泡盛の古酒は温度や湿度管理が日本酒ほど繊細ではなく、
わりと(かなり)放ったらかしなのも沖縄らしいなあと思いました(笑)
この御酒は古酒ではないので、フルーティーな感じです。
ロックより、ソーダ割りが私はおすすめ。