すみだ北斎美術館「北斎のまく笑いの種」
9/20から開催、すみだ北斎美術館「北斎のまく笑いの種」プレス内覧会へ。
城が社会の縮図であるように、
浮世絵も江戸後期の人々の営みや価値観を映す鏡。
大名文化とも公家文化とも違う、町人文化のおもしろさよ!
…などと広報の方と盛り上がり。
改めて江戸の宝を再発見・再確認・再考した有意義な時間でした。
海外の方(とくにフランス)向けの解説や英訳書籍が充実。
江戸の都市構造への世界的関心度の高さとか、そんな話も伺えて。
勉強になりました。
- 日々のできごと l
- 23/09/19/23:59
上平寺御城下ゲストハウスうむ
大好きな上平寺御城下ゲストハウスうむ に、
山城ガールむつみさん&西村知穂さんとお泊まり。
オーナーCさんの、地域への想いとおもてなしの心、センス、
人と人を紡ぐ不思議なチカラが詰まった、本当に本当にステキな空間、うむ。
昨夜は米原のみなさんも集まってくださり、
養老のお肉(おいしい!)で夜宴もワイワイ。
心地よすぎるベッドで爆睡、笑って話して飲んで。
幸せな休日でした!
長岩城&一ツ戸城&上伊藤田城
中津の城をご案内いただきました。
とっても勉強になり、死ぬほど楽しかった!!
また明日からがんばれる!
中井均先生が研究者仲間と踏査に行かれるとのことでお誘いいただき、
中津市教育委員会の浦井さんにご案内で、という贅沢な2日間でした。
浦井さんのお話、中井先生方の議論に耳を傾けながらすばらしい城たちを歩けて本当に幸せ。
わいわい食事もできるようになったし、楽しかったなー!
長岩城と一ツ戸城、約10年ぶりでした。
しかし今回が初訪城と言ってもいいくらいの新知見と驚愕の連続でした。
一ツ戸城、支城なのにこんなに作りこむのかあ、と。
支城体制は割とノーマークだったので、今後のテーマに。とりあえず土佐行こう。
そして、黒田時代と思われる石垣に思わず歓声!
いやあ、すごかった!
最後にお連れいただいた上伊藤田城もなにげに見応えありました。
太閤ケ平に似ていてびっくり!
市原えつこさんインスタレーション「未来SUSHI」
お仕事でお会いし「この人好き!話したい!」とほぼ一目惚れした市原えつこさん。
グイグイ話しかけても引かないでくれた市原えつこさん。笑
森美術館「六本木クロッシング2022展」に 「未来SUSHI」を出展中、
チケットをいただいたので行ってきました。
日本の伝統・文化というキーワードのお仕事で知り合った方が、こんな世界を展開しているなんて!
妄想をここまでメッセージ性のあるアートにできるのかあ!すごいなあ!
科学的に、理論的に。
使っていない想像力のさらにその上をいくような。
ディストピア回転寿司屋、ただただ楽しい!
しかしその一方で、未来の食について考えさせられもしました。
圧倒的なパワーと、どんな物事にも平等に秘められた可能性みたいなものを思い知らされた気分にも。
下級国民用キーホルダー買いそびれたのが心残りです。
京都
誰もいない二寧坂。
久しぶりに新幹線のABC席が埋まる光景を見ましたが、相変わらず観光地はガラガラでした。
お隣の方は、江戸後期創業、永治屋清左衛門(永井織物)の8代目。
永井織物は、高台寺に伝わる高台院の小袖、
お市の方所用と伝わる小袖などの復元制作もされていて。
小袖は平安時代からあるものの、表着として着られるようになったのは室町後期。
江戸初期には友禅染めや江戸小紋が登場するため、
実は武家の女性がこぞって着用した唐織などの製作時期は短いそうですよ。
へえー。
水と米と麹だけでできる日本酒に神秘すら感じるのですが、
経糸と緯糸だけで織りなす世界、絹の生み出す無限の美にも神秘がありますね。
違う世界の人の話はとてもおもしろい。
歴史や文化を扱う上で大切なこと、信念みたいなものを考える機会にもなります。
京都人と東京人にはデザインや色彩感覚に絶対的な違いがあると思うんですけど
(城の建物にも東西の違いがある)、
琉球の紅型や世界各国の織物の発祥や系譜を通して、
そんなところにも話がつながったのが今日はおもしろかったです。
袖を通すまでに、携わった人の時間や思いを感じ取れる、
それが着物の魅力だなと思います。
着るのものではなく、纏うもの。
値段や派手さではないところにこそ価値が見いだせ、
それに見合う人間でありたいと思わせる生命力があります。