城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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ななつ星&博多の昼

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博多駅で、ななつ星に遭遇!

 

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シェフいる!寿司職人いる!うまく撮れなかったけどかっちょいい!スイートらしき車両も見えた!

いちばん高い車両は100万円くらいするんでしょか。

傷ひとつない高級感溢れるエンジのボディに、輝くゴールドのエンブレム。
博多はいろんな電車が停まっているけれど、別格のクオリティ&存在感でした。

 

 

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ところで、博多は昼間から飲酒モードな上、平日なのにやけにお店が混んでますよね。
この人たち仕事してるんだろか、と思ってしまう。

博多名物ごまさば(←激ウマ)、おきゅうと(←私はいまいち)、五島産きびなご一夜干し(←サイコー)。
酒は博多一本〆(←私には軽かった)。
もう、おっさん化は否定しません(笑)

下関取材と瓦そばと北九州の城

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下関取材。

けっこう荒波な関門海峡。
関門橋ドライブ、サイコーでした。

 

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とっとと終わらせて北九州の城もダッシュで3城。楽しい1日でした。
やっぱり、北九州の城は連続竪堀がフツーにあってよい!
九州は、空と山の間の距離が狭いよね。

 

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下関市豊浦町の郷土料理・瓦そば。
茶そばを鉄板で焼き、熱した瓦の上に乗せ、
錦糸卵、炒めた牛肉、ネギ、海苔、レモン、もみじおろしをトッピングした使用したもの。
うーん、とびきりおいしいものでもないかな(笑)
お友達によると、おいしいお店はあるよとのこと。
一応、“元祖”のお店で食べたんだけども、、、好評価のお店で食べてみたいものです。

 

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翌日もささっと仕事を済ませ、取材も兼ねてダッシュで3城。

 

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絶景もごちそうさま。

縄張うちわ改良版!

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今日もつくってきてくださった♡
西股総生先生オリジナル・縄張うちわ!
しかも改良版(笑)!カラビナ付!手ぶらでOK!

うん、これはやっぱり特許を取らせないと。

 

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今日も楽しすぎる1日でした。
いい城×2だったー!

テレビちょこっと出ます

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ひさびさに、ちょこっとテレビ出ました。たぶん今宵ON AIR。
20代のフレッシュな女子に紛れ、おねーさんは肩口をギラつかせてがんばりました。

私が手にしているのは、会津若松城の瓦。
3年ほど前に赤瓦に吹き替えらたんですが、それ以前に葺かれていた黒瓦です。
女子らしい城グッズをリクエストされたんですが、持っていないもので、、、、これを持参しました。

 

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収録後、物撮されるマイ瓦…なんか、よかったね(笑)

 

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ちなみに新しくなった会津若松城(&姫路城にも!)のどこかに、
私の直筆名前入りの瓦があります。マギー審司の名とともに。

この会津若松城の黒瓦、500円でした。
もちろん城に興味のないPさんやDさんは「こんなのに500円払うの?」と言いたげな表情。
まさか、姫路城天守修復工事に3万円の愛城募金をして名入れ権を獲得したとは言えなかった、、、。

安くはないけど、世界遺産の修復と保存に貢献でき、
世界遺産に3万円で名入れできるなら!
…というのが私の価値感。

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時代劇専門チャンネル
7/7(月)0:15〜 ON AIR
2ヶ月連続企画 大河ドラマ 胸キュン祭り「歴女のキ・モ・チ 恋する戦国篇」 →
わたし歴女じゃないけどね。城女のグータン的な城トークです。

江戸城外堀跡溜池櫓台

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一昨日のお話。虎ノ門でお打ち合わせを、ということに。
「江戸城外堀跡溜池櫓台で待ち合わせしましょう」と言われ、テンションが上がる私!
一方、場所がすんなり通じて喜んでくれている風な先方(笑)!
こんなところで待ち合わせする人は誰もいなく、久々なのにすぐ会えました(笑)
で、お会いして早々にしばらく江戸城の石垣談義に華が咲く(笑)

都外の文化財担当の方だったので、
地域ごとの文化財保護の違いや行政のお仕事のお話なども少しうかがえて、
なるほどと興味深く聞き入ってしまいました。
なにか大きなことができるわけでもなくヘンな使命感があるわけでもないですが、
城ファンとして、都民としてもできることはあるなあと胸の奥底の一部をじんと熱くした次第です。

東京はビルや道路で遺稿など破壊され尽くされているように思えますが、
実はそうでもなく、部分的ではありながら意外と保護されているのも特徴。
人口が多く予算があるせいか、町を歩いていても、
よくよく見ていると案内板や説明コーナーは地方に比べて充実しているんです。

 

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江戸城外堀跡溜池櫓台だって、実は国指定史跡なのよ。
(江戸城外堀の隅櫓はほかに筋違橋門と浅草橋門だけにあり、
現存するのはこの溜池櫓台の石垣だけです)

 

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虎ノ門駅構内にも立派な説明パネル付きのガラス張り展示スペースがあるし、文部科学省新庁舎連絡通路内にも
これまた説明パネルを設置した、わざわざ半地下状の通路にした展示スペースがある(さすが文科省)。
よくよく見たら石垣には矢筈の刻印がたくさんあったりして、それだけでもけっこうな遺構と思います。

 

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こちら文科省の石垣見学専用?コンコース。

 

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ほか、国立教育会館があった場所にも少し残っています。

 


ここで強調しておきたいのは、断片的に残っている遺構に一喜一憂しているのではない、ということ。
貴重だから部分的に保護すべきだとかその希少性に注目してほしいとかではなくて、
重要なのは、これらを辿っていくと、外堀通りに破壊されながらも外堀のラインがうっすら見えてくる、ということ。
つまり、現在でもかつての東京が息づいていることに意識を傾けて知ることが大切なんじゃないかと思います。
時代は流れていくものだから都市化がダメとはいわないけれど、
こういった姿に意識を向けようという気持ちと理解が少しでもあれば、
いくら便利だからといってむやみに道路はつくったり安易に電車を通すという発想にはいたらないはずだと思うのです。

 

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虎ノ門駅の11番出口のエスカレーターの壁面、
よく見ると外堀の堀底と水面を壁面のタイルの色で示してくれてます。
壁のデザインと見せかけてこういう活用はいいですよね。
しかし、これに気づく人はほぼ皆無。写真を撮っている私を不審な目で見る人率95%(笑)
興味を持てとはいわないけれど、なんだかもったいないなあと思いました。

特別展「軍師官兵衛」&関連講座

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江戸東京博物館で、2014年NHK大河ドラマ特別展「軍師官兵衛」、そして
えどはくカルチャー 展覧会関連講座(全3回)が催されています。

展覧会関連講座
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①秀吉の中国攻めと官兵衛の活躍
太田浩司先生(長浜市長浜城歴史博物館副館長)
②黒田官兵衛の出自
渡邊大門先生(歴史研究家)
③豊臣政権と小田原合戦
齋藤慎一先生(江戸東京博物館学芸員)
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まず、先週は太田浩司先生が長浜からいらっしゃるというので勇んでゴー。
とてもおもしろかったー!
古文書が読めない素人な私にはものすごい書状もほぼ暗号にしか見えませんが、
こうして解説してくださると、その世界にぐいぐい引き込まれます。
読み解けずとも、自分でなにかを感じたくなるものですね。

こういったものを読み解けたり、ほかの古文書と比較できたりすると
歴史の混沌としたところが浮かび上がってくるのだなあ、と
講演を聞きながらわくわくしました。

長浜と官兵衛の関わりや地元ならではのお話はもちろん、
黒田氏家臣連署起請文のお話などは、こういう場でないとなかなか聞けないので興味深かったです。
つい最近まで「重要そうな書類なのに裏紙を使っているのか?
はたまた文字と一緒に絵も描くのか?」などと思っていた無知な私ですが(笑)、
誓約に背けば神仏の罰を受ける、という意味で護符を料紙とするのですよね。
展示されている起請文のひとつは
石清水八幡宮で発行された牛玉宝印が版刻された料紙の裏を使っているそうで、
それからまた別のものは、
地蔵菩薩・不動明王・毘沙門天を配した木版刷りの護符を3枚貼り継いだものなのだそう。
そういうとことに気をつけて展示をじっくり見てみるといいですよ、と。

なぜ複数の起請文があるのか?というところは
タイムアウトで聞けなかった…気になります。。。

それから、今回展示されている秀吉直筆の書状について、
字の特徴のお話などもふむふむとメモ。
素人には言葉の端々に隠された思いみたいなものは読み取れないけれど、
文章には人となりが出るもので、それは書状も同じなのだろうから、
それができるようになると楽しいのだろうなあ、と思いました。

そして昨日は、渡邉大門先生のご講演。
渡邉先生のご著書は執筆の際にも参考にさせて頂いていたので
その中で疑問に思っていたことなども詳しく聞けたのがよかったです。
ご講演を聞くのは久しぶりでしたが、
お話のテンポがよく言葉もやわらかいので、やっぱり聞きやすかったです。

で、ご講演の後は展覧会へ。
…閉館まで時間を捧げてしまった(笑)

太田先生のお話を思い出しながら、
起請文をじーーっと見て、秀吉や官兵衛の筆跡に注目。
小田原攻めの宣戦布告書が異常に長くて、文面から秀吉のねちっこい一面と戦略を垣間見たり。

「圧切長谷部」はいませんでしが、
同じく国宝の太刀「日光一文字」がいて、心躍りました。法螺貝もいた(笑)
小田原攻めの開城シーン、大河ドラマではクライマックスっぽいので
どんなふうに描かれるか楽しみです。

昨年(一昨年?)発見された
賤ヶ岳合戦に官兵衛が参戦していたことが明らかになった秀吉の書状も。
長浜城歴史博物館まで見に行きたかったけれど行けなかったのでうれしかった!
お隣には、秀吉の大坂城築城石持淀書もありこちらも感動。

城好きとしては、三木合戦図に釘付け。部分ごとに図解してあって、物語みたいで楽しめます。
江戸時代に書かれたものなので、三木城には立派な五重の天守が(笑)!
ということは、江戸時代の人もお城=天守、と思っているということですね。

それから、中井均先生の論文にあった通り、
朝鮮出兵時の秀吉の書状に「機張」は「くちやん」と書かれていた。
それくらいは、私でも解読可能(笑)!うれしかったです。

ひとつ疑問が残ったのは、
九州攻めの際の官兵衛と小早川隆景の連名の書状。
なぜ、官兵衛のほうが署名が先なんでしょう?
(起請文も順番になにか規則や法則があるのか気になった)
格でいうと、小早川隆景のほうが上だし、年も上。
そういう順番のルールってなにかあるのでしょうか。。
単純に、内容として官兵衛メインだからなのかしら。
今度どなたか先生にお会いしたら聞いてみよう。

忘れないように

最近は本を書いたり人に話す機会も増えてきて、
それがきっかけで改めて学び直せて勉強になります。
が、改めて勉強し直すと疑問がわいて、根本的なことほど追究しだすと難しい。

昨日、自分なりに調べはみたがわからないことがあって
ご多忙と知りつつも思い切って中井均先生にメールで質問したところ、
すぐにお返事をくださった上、お電話で補足説明までしてくださいました。
こういう方がいるから私みたいなのが成り立つし、
もっとハイレベルな質問ができるようになろうと思うよね。

それにしても、
「その調査の詳細は30年前に刊行された○○○○の第8号に載ってるよ」と言われびっくり!
1号から10号くらいまであって、でも今日質問したことは8号に載ってるのだそうだ。
…よく覚えてるなあ!

しかし、30年前に発表されていることを知らんとは、まだまだ私が勉強すべきことは多いな。
明日、国会図書館に行ってみよう。

以上、今日のいいこと。

ブルーインパルス!

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撮影大失敗!

さよなら国立。さみしいですね。

献杯

震災後のボランティアでご一緒した方が急逝しました。

私は基本的に自分で見聞きしたことしか信じない。
だから、自分の目で確かめるまでは信じるまい。…と思っていたけれど、
ボラ仲間が喪服を着ていて、現実にお通夜が営まれていて、
ああ本当なのだなと思いました。

とても元気な人。健康かどうかではなく、
なんというか生命力にあふれた活気のある人だったので、どうも信じられない。

そういう大がかりなドッキリもしかけそうな、
いたずら好きな少年のようなイメージ。
だから、その姿を前にしてもまだ、
むっくり起き上がって驚かせてくれそうな気もしたし
お通夜後にみんなで集まっている席でも、
そろそろ登場しそうだな、とふと思ってしまった。
でも、起きなかったし来なかった。

私は継続的には東北へ足を運べなかったけれど、
その人は何年も足繁く通い、もう地元の人なのかというくらいでした。
だからそんなにたくさんご一緒できたわけではないのだけれど、
密度とか回数とか関係なく、
私にとっては印象に残る人だったし、人間味のある魅力的な人だったな。
うしゃしゃしゃと常に笑っていたけれど、
ボラ先で同じ部屋に雑魚寝したことがあって、
翌朝、その町がとりあえずの対策で積んだ瓦礫の山を見ながら
「なんとかしなきゃね」といつもと違う顔でつぶやいていたのが印象的でした。

人は、ある日突然いなくなるんだな。

ありきたりだけど。
当たり前のように生かされていることに感謝して、毎日を大切に生きよう。
そして、会いたい人に今すぐ会いに行きましょう。

ご冥福をお祈りいたします。

2014春の益子陶器市

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益子陶器市に行ってきました。

春夏の恒例行事にしたいところですが、気づけば2年ぶり。
お気に入りの作家さんの作品を見て、掘り出し物を探して。たのしい!

歩き疲れて青空の下でビールを飲むのがサイコーなんですが、
前日の過剰すぎる飲酒により、私としたことがノンアルだったのが心残りです。
ワイン、2本は飲んでないけど1.5本は飲んだな…そりゃ残るな。

 

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写真は、寺門広気さんという作家さんの小皿。
手前のイラストは大坂城とのことだったので、購入してしまいました。
絵付けや釉薬のかけ方などなど、いろいろお話ししてくださるのでいつも楽しいです。

私はお城好きであることをあまり自分の口からは言わないのですが、
「以前も、お城が描かれたこのサイズのお皿買ったんですよ」というお話から、そんな話題に。
「城好きから見ると、この大坂城はどうですか?」という質問に
「五重だとよいと思います。大坂城の天守は五重なので」とお答えしたところ
…ちょっとショックを受けておられました(笑)
調子に乗って、「地面に直接建てられているので、石垣の上に乗っていたらよりリアルかと思います」とも。

「そうですか!今度いらっしゃるときはもっといい城を描いておきます」ですって。
次回が楽しみ(笑)

 

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・白い器を買わない
・大きめの丼を買う
・大きめの中鉢を買う
・片口を買う
という希望も叶い、いいお買いものができました。
煮沸も完了。盛るものの精度も上げるよう心がけつつ、大切に使います。