城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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城フェスvol.1前夜祭

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城フェスvol.1 2013 in TOKYO、いよいよ明日!
ゲストの中井均先生&畠中和久さんと
戦国居酒屋で軍義(という名の前夜祭)をしてきました。
明日の段取りを確認しただけで、わくわく。豪華で濃厚な3時間になりそうです。

おかげさまで、前売り券はソールドアウト。
立ち見になるかもしれませんが、当日券も販売します。

18時OPEN、19時START。
新宿ネイキッドロフトでお待ちしてまーす。

 

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城フェスチョコ

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城フェスvol.1 2013 in TOKYO、いよいよ明後日に迫ってきました!

写真は、イベント参加者のみなさんへのおみやげ。
オリジナルの城フェスチョコをつくっちゃいました♡
超かわいいんですけどー!!(自画自賛)。
トークセッションのスライドづくりを差し置いて、
これからちまちまラッピングします(こういう作業スキ)。

6種類(竹田城・岩村城・備中松山城・高取城・山中城・46fesロゴ)の中から
1つプレゼントいたします。

前売りチケットは明日15日まで発売。
おかげさまでソールドアウト直前ですが、まだちょい空きがあります。
当日券もわずかながらあるかも。

6月16日(日)18:00OPEN、19:00START。
新宿Neked Loftにてお待ちしてます!

城フェスお城ランキング、投票受付中!

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城フェスvol.1 2013 in TOKYOが、いよいよ4日後に迫ってきました。

【城フェス】公式サイトでは、イベントと連動して別企画も始動中。
城好きによる城好きのための、<城フェス お城ランキング>をやっています。
 
第1回のテーマは・・・
行ってみたい&もう一度行きたい 山城ランキング!
城フェスvol.1 2013 in TOKYOに参加しない方も投票OKなので、ふるって投票してくださいませ!

いつか行きたい憧れの山城でも、何度でも行きたい山城でも。行きたい山城を投票してください。
サイトでの投票〆切は6月15日(土)12:00までです。
 
結果は城フェスvol.1 2013 in TOKYOで発表します。
会場では、イベント参加者限定の最終決戦、
豪華景品をかけたランキング予想合戦、< 城toto(シロトト)>も同時開催します。
勝負の行方が気になる方は、ぜひイベント会場にもお越しくださいませー。

投票はこちらからどうぞ →

 

キリンラーメン&しかコロッケ&こんにゃくソフト

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東海&近畿の城友さんたちと、1泊2日で播磨の城めぐり。
単独城攻めが多い私にとって、とっても楽しい2日間になりました。
みんなでワイワイも楽しい!すてきな女子達がいっぱい!
また仲間に入れてもらえたらうれしいなあ。

みんなで山城を登って、山頂でラーメン大会。
名古屋の城友さんがわざわざ持ってきてくれたキリンラーメン、
愛知県西三河地方の大人気ご当地ラーメンだそうです。

 

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こんな岩場があったりとハードな道のりを40〜50分登った後の体に
ラーメンの塩気が染み渡るー!

 

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しお、しょうゆ、みそ味と3味。
しお味で近年再ブレイクしたという通り、なるほどしお味がNo.1でした。
黄色い外袋に“豆乳”“米粉”と書いてあるのがわかるでしょうか。
豆乳のせいかマイルドで、米粉のせいか麺がややもっちりでした。

販売元は愛知県碧南市の小笠原製粉というメーカーなんですが、
なんと、池袋のサンシャイン水族館がコラボしたペンギンラーメンなるものもあるそうで!
「ペンギンのように親しみやすい商品」「水族館との関連」を考えシーフード味にし、
食べた時に海をイメージできるようホタテの香りを強く、エビ・スルメ・魚介系をベースにした。
…とのことで、こちらも気になる。

城で全国のお友達とつながったこともうれしく、
ご当地ラーメンで名古屋と東京がつながったのもなんだかうれしかったのでした(笑)
まだ売っているのかなあ。次回は私がお持ちして、またみんなで食べたいな。

 

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こちらはしかコロッケ。

 

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左の写真の赤い○のついた場所に鹿さんがいることを発見し、急いで撮影。
ズームしてみたら…カメラ目線だったというミラクル!

以前ここを訪れたときは、しかコロッケより先に鹿さんに出会ってしてしまい
「つぶらな瞳のかわいいあの子も、解体されてミンチにされて、油でカラッと揚げられちゃうのね」
と思うとあまりのシュールさにさすがの私も食欲を失ってしまいましたが、
今回は遭遇する前に食べられてよかったです。
なかなかに肉々しく、獣の味がしました。ジビエだね。

 

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こんにゃくソフトもおいしかった(←これヒット!)

 

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ホルモンうどんもおいしかった。
津山で食べたものとはちょっと味も麺も違ったな。

 

【WORK】歴史魂vol.12

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萩原さちこの連載<秘密のケンミン城>第7回は滋賀県です。

独断と偏見で県民性を暴いている本連載、
「歴史魂」の休刊につき最終回になります。

連載は好評だったようです。
たった4ページの連載ですが、
楽しみにしてくださっていた方がいるのかなあと思うと、さみしいです。
また別の媒体でおもしろい連載ができるよう、進めていきます!

 

表紙

「歴史魂」vol.12、アスキーメディアワークスさんから発売中です。

 

【城フェス】サイトOPEN!

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“参加”と“体験”がキーワードのお城イベントプロジェクト【城フェス】を立ち上げまして、
実行委員長をしています。

その公式サイトができました!

「城フェスってなんなんだ?」という謎も少しずつ解明していき、
6月16日(日)開催の、城フェスvol.1 2013 in TOKYOの全貌も少しずつ明らかになっていく、
そんな【城フェス】のベースキャンプ的存在です。

【城フェス】では今後、トークイベントやツアーなどを企画していきます。
サイト上だけで参加できる<城フェス お城ランキング>などもこのサイト上で行います。
これからの城フェス情報などもお知らせしていくので、
城メグ日記とともに、ぜひチェックしてくださいね。


ちなみに今、サイト上で<城フェス お城ランキング>を開催しています。
第1回のテーマは、「行ってみたい&もう一度行きたい 山城ランキング!」。
イベントに来なくても投票できますので、ぜひご参加ください。
※結果発表は『城フェス vol.1 2013 in TOKYO』で行います。
会場では最終決戦投票、豪華景品をかけたランキング予想<城toto>も開催します。

 

ロゴ

ロゴ、気に入ってます。かわいい。

 

薬物依存が怖すぎる

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群馬&埼玉の城めぐりで出会った2枚の看板。
(左/箕輪城、右/潜竜院跡)

“意”の漢字が間違っている丸ゴシック調フォントのクマ出没よりも、
薬物依存のほうがはるかに生命の危険を感じます。
「死にます」って…(笑)!言い切りが恐怖感を増長。
クマは注意すればどうにかなりそうですが、薬物は手を出したら確実に死に至るようです。

薬物依存の人、よく見ると、顔色が看板の地色と差別化されて、ほんのり色付けられている!
顔色を悪く見せる表現力が、恐ろしさを演出しています。
コピーも秀逸で、訴求力ありすぎです。
国指定史跡の入口に置かれている、という点でも衝撃。
ライオンズクラブとライオネスクラブの違いも気になります。

かつてはヤクといえばシンナーだったなあ、と懐かしくもあり。
中学生の時、山手線内でビニール袋を片手にした人に
泳ぎ気味の目で睨まれてびっくりしたことを思い出しました。

 

埼玉5城に立ち寄り

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群馬へ行った帰りに、1日埼玉の城へ立ち寄り。

 

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ベタに松山城。
この時期に来る城ではありません。
漕いではみたものの、当たり前ですが竪堀見えず。

 

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ベタに杉山城。
やっぱり安心する、THEお手本な城。

 

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ベタに菅谷館。

 

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そしてそして、実は初めて行きました。小倉城!

 

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「すいませーん、この城好きですー!」…と、言いたくなる城でした。
噂には聞いていたけれど、関東にこれほどまでの緑泥片岩の石積みがあろうとは!

しかし和歌山城や徳島城のそれとは違う、
今にも落盤しそうな見るからに脆いタイプでした。
それを証拠に、桝形状虎口の先は崩落して立ち入り禁止に。
ちょっと覗いてみたら、ざっくりごっそり崩落して崖になってました。

信濃の城にあるような平べったい石積み(私好み)なんだけれど、雰囲気は全然違います。
岩肌のディテールも、荒々しいというより、言葉は悪いけどちょっとさもしい感じ。
主郭の東側なんかはキメが揃った感じがして、情緒的でしたけれど。
ちょっと加工もていねいか?

ついつい石積みの写真ばかり載せてしまったけれど、
土塁も立派。4〜6mくらいありそうなものも。
関東らしさも感じられる城でした。

 

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こちらは腰越城。
囮虎口なんかもあったりして、縄張がおもしろいなと思いました。
全貌はちょっとよくわかりませんでしたが。
決して広大ではないけれど、横堀もしっかりしているし、
竪堀もうまいこと入って、立地は催行で眺望も申し分なし。
さすがは松山城の支城といったところでした。

 

戦国真田の岩櫃城跡探検隊 – 2

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さて、本日のメインイベント、
地域起こしクループ<あざみの会>さん主催「戦国真田の岩櫃城跡探検隊第7弾」。

8:30に城域内のホテル「コニファーいわびつ」に集合、午前中は教育委員会の方の講演、
午後は3コース(①岩櫃城、②岩櫃山、③周辺諸城)に分かれて歴史ハイク。
なかなか豪勢なランチ&資料付きで2,000円と充実でした。
なにより、あざみの会のみなさんがとても感じがよかったです。
地元愛に憧れる私には、こういう雰囲気が心地よい。

私は①岩櫃城へ参加しました。
超〜〜久々の登城でしたが、
はっきり言って以前は“ただ来た”だけの状態だったので、今回は解説付きでかなり満喫できました。

 

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うーん、岩櫃城はひと言でいうと…国指定史跡になってもいい!
そしてもっともっと発掘してくれ!解明してくれ!という感じ。
初めてちゃんと見た私ごときが熱くなるのもなんですが、
レベルは高いものがあるんではないでしょうか。

同行していた教育委員会の方とのお話がとても興味深いものばかりだったのですが、
いい意味で、疑問を問いかけても明確な答えがない。
しかし、きちんと教育委員会の方の見解があるのです。
「そこは発掘調査をしていないので実は詳しいことはわからない。しかし私の見解は〜」といった具合に。
これはすなわち、解明すべき事項と無限の可能性が眠っているということ。
明らかに珍しい遺構が状態よく残っているし、
そういう文化財としての原石がありながら放置されているのはもったいないことです。

それから印象的だったのは、
「城域が特定できないのが、国指定史跡にならない最大のネック」というお話。
うーん、それがこの城の最大の魅力なんだけどなあ!
まあ、理屈はわかるけれど、
となると史料がある、証明できる結果がある、というのが
価値ある史跡の判断基準になってしまうんですよね。
なんかそれって…と思ったりするのです。
趣味で城めぐりを単発的に楽しむ分には、
国指定史跡かどうかという点はどうでもよく判断基準にもならないのですが、
(それなりにディープに城めぐりをして、いい城に出会っている城ファンは別)
文化財保護的観点からいうと、それではいかんじゃないか、と。

私はこの部分は強く感じていて、私ごときがあれですが、
素晴らしさと希少価値を広めることくらいならできるのではないかと日々思っています。

 

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しっかりとした竪堀が山頂から山麓に延々と伸びているのが珍しい。
ガイドさんや教育委員会の方の解説によると、
ものによっては横堀と連携したりしながらちゃんとつながっているのだそうだ。
時期的に竪堀を降りることはできませんでしたけれど、
次回はトライしてみたいところです。
こうした竪堀が群馬県内で見られるのは岩櫃城と松井田城だけとのこと。これも興味深い。

国指定史跡の価値があると思う理由は、もちろん歴史的価値が高いからというのもあります。
なんのために、誰が、いつつくったものなのか、その変遷も解き明かされたらおもしろいと思います。
予測の域を少しでも出たら、縄張図にも信憑性が出てくるのでしょう。

 

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岩櫃城の写真で一般的に登場する、二の曲輪と中城の境目にある、大手道とも考えられる長大な竪堀。
時期的に…美しいシルエットは草木のヴェールに包まれ姿を消していました(笑)
ただの草原に迷い込んだ人みたいになってますが、
肉眼では竪堀ラインがよく見ました。

一の曲輪南側に腰曲輪があり、その西側に虎口があるんですが、
その虎口&延々と伸びる横堀のコラボもなかなか好きでした。

もう一度同じルートを辿れ、といわれたら行ける自信がなく、すべてを歩いたとは言えない城。
素晴らしい城であることは間違いないので、もう一度訪れてみたいところです。

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織田信長の武田攻めで、真田昌幸が武田勝頼を迎えるために3日で築いたという潜竜院跡。
一度は岩櫃城籠城戦を考えた勝頼だったといわれていますが…。

 

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潜竜院の先には、潜竜院とともに昌幸が築いたとされる郷原城跡が残ってます。
この城、発掘されたのは1992年ですと!
最終的には岩櫃城に勝頼を匿って、ここで迎え撃つつもりだったのでしょうか。

 

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近くにいたヤギ。
「かわいい!」と思って写真を撮ったけれど、よく見たらそうでもない。
痩せ型のおじいさん顔。

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岩櫃城温泉(笑)!
夕方18:00、ひっきりなしに車が出入りする、侮れない繁盛ぶり。
町営らしいので安いのかも。地元民にとっての休日の憩いの場でしょうか。

戦国真田の岩櫃城跡探検隊 – 1

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地域起こしクループ<あざみの会>さん主催
「戦国真田の岩櫃城跡探検隊第7弾」に行ってきました。

…とその前に、ウォーミングアップで稲荷城へ。

堀切ポーズなのか、朝の体操なのかわからない、
ゆるゆるなポージングで散策。緊張感なさすぎ(笑)
軽い気持ちで訪れた城でしたが、びっくりするほど遺構状態がよかったです。
とくに主郭を取り囲む土塁と空堀はなかなか壮観でありました。
高いところで6mくらいあるんじゃなかろうかと。

 

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15世紀初頭に岩櫃城主斎藤憲行が五男の大野憲基を配した城だそうですが、
やがて太田氏は勢力を拡大して本家に取って代わり岩櫃城へ入るわけなので、
それなりの存在の城だった可能性が高そうです。
しかしこの深い堀なんかと見る限り、
もっと後世、真田氏に破れた後も改修されて
なんらかの形で使用されたんじゃなかろうかという気がしました。
わりと単純構造なので、戦国期に実戦的な城とされていたかは疑問ですが。

舌状台地にあるんですが、主郭は先端じゃないんですね。
途中から民家になり、どこまで城域かわかりません。