城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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【WORK】戦国武将巡礼の旅―名将ゆかりの城、神社、博物館、墓を巡る

「戦国武将巡礼の旅―名将ゆかりの城、神社、博物館、墓を巡る」が、
2012年12月7日にアスキーメディアワークスさんから発売になりました。

14ページくらいですが、ちょこりとライティングさせてもらってます。
歴女のみなさんの旅には大活躍なのではないでしょうか。
全国の書店およびネットショップで発売中です。

最近はめっきり質問されなくなりましたが、
城好き=戦国武将好き、という暗黙の方程式があるようで、
よく「誰が好きなんですか?」と聞かれ回答に困りました。とくにいません。
“築城史上で好きな武将”はいますけど、そこまでは通じたためしがありません。
城や歴史が好きだからといって、全員が戦国武将に恋をしていると思ったら大間違いです。
こんな堅物、イヤですよ。現代を生きるイケメンが好きです。

広島-新高山城

念願の新高山城にもダッシュでGO。

タイムリミットで線路を対面の高山城に行けなかったことが心から悔やまれますが、
(こんなに近くまで来たのにーーーー)、
いやいやいやいや、この城もよいじゃないかー!
 

登城スタートから5分くらいでさっそく番所が現れますが、しっかりと3段に残っていてこの時点で早くもおおーっ、と感動。
その先の大堀切も見応えがありますが、こんなの序の口。

 

新高山城の石垣は三原城に運ばれた、とされていますが、
「ホントにちゃんと運んだのかよっ」と言いたくなるくらい、ゴロゴロ転がってます。
詰めの丸に矢穴の開いた石が転がっていたのも気になりました。

 

本丸の先に突き出す岩場が、最高所の詰めの丸。
眼下には城下町、遠方には三原、対岸には高山城が丸見え。
石仏が並んでいて光景ではあるけれど、とにかく眺望良し。
あと、山城とは思えない、親切な音声説明機に感動。
新高山城のみならず、対岸の高山城の解説まで!
ボタンを押せば、高山城約4分、新高山城約6分の説明がスピーカーで流れます。
ベンチもあるので、絶景を見つつ休憩しながら解説が聞けるというすばらしいひとときが過ごせます。
…って、ココそんなに熱く語るところじゃないですが。
いたるところに「新高山城を守る会」と書かれたベンチが置いてあって、
会のみなさんの尽力と真心をひしひしと感じたのでした。

それにしても気になるのは、高山城から新高山城へ、
なぜこんな目と鼻の先に移転したのか、ということ(ph中上が高山城)。
新当主としての一新みたいなものはもちろんあったかと思いますが、
眺望や軍事的な立地でなにか重要な違いがあったりするのでしょうか。
パッと見は同じような山ですけれど、守りやすかったりもするのかもしれません。
高山城へ登っていないためなんともいえず、悔やまれるところですが、
とても気になる…やはり高山城は行ってみたいと思います。
 

進めば進むほどすごいのが出てくるじゃないですか!

 

釣井の段のボコボコ設けられた井戸や、しっかり残る石垣も興奮しますけれど、
なんといっても釣井の段から振り返った景観が見事!切岸がスゴい!
虎口も感動!石積みも、かなりちゃんと残ってるんですねえ。

 

西の丸の曲輪、段々が美しすぎました。
時間がなくてここで引き返してしまったのだけれど、
北の丸、南の郭が続くのですね。縄張りを見ると、畝状竪堀があるようです。
ああ、これで登城したとはいえないな。また行かねば。

 

キレイな夕陽で〆ました。

広島-宮島

滞在時間45分、せっかく広島に来たのでダッシュで広島へ。
15年ぶりくらいでした。。

 

厳島神社に参詣する時間はなく残念でしたが、鹿さんに癒されたひとときでした。
厳島神社、またゆっくり行きたいなあ。

 

宮尾城。厳島合戦の際、毛利元就が築城。

 

勝山城。厳島合戦における陶晴賢の本陣。
大鳥居が見渡せます。ちょっと足場が悪いですが、穴場な絶景スポット。
この2城にほとんどの時間を捧げてしまいました。

 

もみじまんじゅうに衣をつけて揚げた“揚げもみじ”が流っていると3年ほど前にテレビで観たことがあり、
わくわくしながら念願の初挑戦。
…これ、ナシでは?もみじまんじゅうのよさが消え失せてしまっていると思いますが。
鹿さんソフト。これは確実にナシだろう(笑)

 

訪れるたびに増えるもみじまんじゅうラインナップ。
やっぱスタンダードなやつと、“生もみじ”がおいしいと思います。

広島

取材で広島へ。

 

念願の吉川元春館にも行けましたー。

 

ちょっといろんなことが重なった日。
きれいな雲と夕陽に救われました。空が水面のようでした。

イキウメ【The Library of Life まとめ*図書館的人生 上】

イキウメ【The Library of Life まとめ*図書館的人生 上】、観てきました。
なんと東京芸術劇場シアターイーストでの公演!
イキウメ、ますます勢いに乗ってますねー。満席でしたし。

小劇場ならではの雰囲気と演出が好きだったのでどうかな、と思いましたが
大きな劇場になってもその世界感は変わらず、
むしろフィールドが広がったことで、リズムが複雑に増して、躍動感がありました。

図書館的人生のまとめということで、
かつて観たものがフラッシュバックしているようで、わくわくしました。
とくに、安井さん演じる万引きのプロのお話が大好きだったのでうれしかったな。
ありゃ相当おもしろい。何度観てもおもしろい。そして深い。

やっぱりいいです、イキウメ。
センスオブワンダーというやつです。

まとめ、ということで“下”が楽しみです。

念願の丸子城

何度計画しても天候や仕事や諸事情に阻まれどうしても行けない城、というのがあると思うのですが、
私にとって、丸子城がそのひとつ。

やっと行けましたー!!

本当は、静岡古城研究会開催の
「歴史シンポジウムイン静岡 知られざる郷土の山城〜駿河国の分布調査と成果〜」
の文化財ウォーキングなる企画で
静岡大学の小和田哲男先生と満願寺から丸子城まで踏破する、という
スペシャルなイベントに参加予定だったのですが…。

2日前に雨天による延期の連絡があったものの、
このままでは永遠に丸子城には行けないと思い、城友さんにお付き合いいただいて登城してきました。

しかし!!
城めぐりにおいて命の次に大切なカメラを忘れました。私としたことが…!
私はカメラを忘れるなんて、やっぱり丸子城には呪われているようです(ただの忘れん坊)。

 

いやいやいや、マリコ、サイコーーーー!!!!
先日広瀬城(飛騨)が私の山城ランキングベスト5に入ったばかりですが、丸子城も入りますねえ!

 


丸子は丸子宿の丸子です。
とうわけで、慶長元年創業の丁子屋さんでとろろ汁を。自然薯づくし!

静岡の思い出

旦那さまのお仕事の都合で静岡に行ってしまったHちゃんと、
FACEBOOKを通じて連絡を取り、7〜8年ぶりに静岡で再会。
東京と静岡をつないでしまうFBってすごーい、と思ったけど、
そもそも彼女と出会ったのはアメリカでした(15~6年前)。
人のつながりってFB以上にすごい!と思ったのでした。

私達にとっては縁もゆかりもなかった静岡で会うなんて、不思議。
だけど、変わらないテンションで話せるのがなによりの不思議でした。

あー、楽しかったー!

天竜しいたけ

高根城、若子城、犬居城とまわった帰り、道の駅いっぷく処横川に立寄り。

天竜といえば天竜しいたけ。
で、しいたけ蒸しパンとしいたけクッキーです。

このしいたけクッキー、アリです。大アリです。
それどころか、おいしさが忘れません。通販してたら買います。
しかも、しいたけの形をしていてかわいい!
地のものはひとまずチェックする私ですが、これはスマッシュヒットです。

しいたけ蒸しパンは…ナシです(笑)
しいたけそのものと蒸しパンそのものはおいしいです。
ちらし寿司に入っているような煮含めたしいたけがたっぷり入っていて、
しいたけそのものは肉厚で味もしっかりしていて申し分なし。
ただ、蒸しパンが和っぽい生地かバター系だったらアリだと思うんですが、
いわゆる洋風で甘い系のジャンボ蒸しパン風の生地なのでマッチしてませんでした。

しいたけソフトクリームという気になる一品がありました。
いつもの私なら食べていましたが、なんとなく甘いものを受け付けない気分だったので断念。
お隣で食べていたおばさま曰くアリだそうです。

 

浜松といえば「うなぎボーン」もメガヒットです。

高根城&若子城&犬居城

天竜方面に行ったので、高根城&若子城&犬居城へ行ってきました。
いやいや、犬居城はすばらしいーーー!

 

そして高根城の支城であると思われる若子城、
実はふらっと立ち寄ったのですが、なにげに名城でした。
コンパクトですが、二重堀切ならぬ二重横堀がありました(メインph)。

今にも崩れかけてきそうな岩盤剥き出しの登城口ですが、キレイな滝が続いてちょっと神秘的です。
本格的に主郭部に入っていくと険しい道のりになり、倒木もあったりと危険な場所もありましたが、
支城らしくコンパクトなのですぐ本丸に到達します。本丸も驚くほど小さいです。

高根城から2kmくらいのところなので、滝に癒されつつ立ち寄るのにおすすめです。

「わくわく城めぐり」が本の雑誌に!

『本の雑誌』の“新刊めったくりガイド”で、
内田剛さんが「わくわく城めぐり」を取り上げてくださいましたー。
ちょっとちょっとー、高評価じゃないですか!うれしい。

メインライター&1000城セレクト委員的なことをさせていただいた「日本史1000城」、
究極の城本、ですってよ!

2冊同時に、引き続きよろしくお願いします。