日本城郭協会公益財団法人発足記念「信長の城」シンポジウム
日本城郭協会公益財団法人発足記念「信長の城」シンポジウム、
出演させていただきました。
あいにくの荒天にも関わらず、300名様のご来場が!
さほどアナウンスが早かったわけでもないようでしたが、それでもこの数。
お城への関心の高さが感じられました。
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<第1部>
◎トークショー「信長・秀吉の城を歩こう」
千田嘉博(奈良大学文学部教授)×春風亭昇太(落語家)×萩原さちこ(城郭ライター)
<第2部>
◎基調講演「信長の城」
千田嘉博(奈良大学教授)
◎パネルディスカッション「信長・秀吉・家康の城」
小和田哲男(静岡大学名誉教授)/千田嘉博(奈良大学文学部教授)
/小島道裕(国立歴史民俗博物館教授)/萩原さちこ(城郭ライター)
司会:横山太一(朝日放送アナウンサー)
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城好き、歴史好きな方なら説明不要ですが、
この方々と壇上に上がるなど、私には100万年早いことです。
公開処刑になるのではないかと本気で考えていましたが、
前日に千田先生を含めお打ち合わせをした瞬間から楽しくなりました(笑)
千田先生をはじめ、出演者のみなさんのお心遣いと人柄に助けられました。
いろんな意味で個人的には反省と課題しか思い浮かびませんが、
会場はおおいに盛り上がり、満足度とクオリティの高い貴重なイベントになったと思います。
小和田先生、小島先生、千田先生、昇太師匠をはじめ
日本城郭協会のみなさま、大勢のスタッフのみなさま、
とても有意義で貴重な経験をさせていただきました。
実りある、楽しい1日でした。ありがとうございました。
写真は、楽屋にて千田先生&昇太師匠と。
私のスマホ、ブレブレなんです。がーん。
小島先生に撮らせるという図々しさ。。
笑顔で撮ってくださる小島先生、とてもステキな方でした。
シンポ中の写真をいただきました。
会場内は撮影禁止だったそうですので、何枚か載せさせていただきますね。
ところで、春風亭昇太師匠と一緒にお仕事をした感想を。
(師匠にとってはお仕事とはいえない内容かもしれませんが)
話のプロの技術というものを勉強させていただきました。
豊富なボキャブラリー、構成力などはもちろん大前提として、
人を引き込む話というのは言葉選びだけでなく、
絶妙な間とテンポ、そして空気をつくることが大切なんだなあ、と感じました。
ただおもしろいことをおもしろおかしく話せばいいのではなくて、
聞き手も相手も含めた“場”をふわっと取りこんでいけるかなんだなあ、と。
会話の組み立て方とまわし方、空気のつくり方、間の取り方などが格段に違って、
プロのトーク力を目の当たりにした気がしました。
なにより、隣にいる私が緊張しない空気がつくられているのに驚きました。
相手も含めて、聴衆の誰もがリラックスして楽しむ空気が整っているから、
聞いているだけでも会話に参加できて楽しいんですね。
ああ、これが盛り上がるトークだし、人を楽しませるトークなんだな、と思いました。
とても気さくでフレンドリーな方。ファンが多いのも納得です。
もちろん、小和田先生、小島先生、千田先生にも
さすがはプロだと感じさせれらるばかりでした。
私も人前でお話する機会をいただくようになり、
「話すのが苦手だから書いているんだよ!」と逆ギレできなくなってきました(笑)
読む楽しみと聞く楽しみは違うわけで、
書くことと話すことの表現方法も違うのだなあと学ぶ日々。
それは難しいことでもありますが、楽しいことでもあるなあと思う今日この頃です。
日々是精進。
新刊「現存12天守めぐりの旅」責了!
4冊目の著書が発売になります。
タイトルは『「現存」12天守めぐりの旅〜歴史ある国宝・重文のお城をたずねる〜』!
みんな大好き、“現存12天守”だけにスポットを当てた1冊です。
ありそうでない、現存12天守の本。
その理由もなんとなくわかっていながら、あえて挑戦してみました。
これからお城めぐりをする方は、おそらく現存12天守からめぐろうとする方が大半でしょう。
すでにお城めぐりをしている方も、いずれは制覇したいと思っていることでしょう。
ビギナーさんはもちろん、城ファンももう一度訪れたくなるような本を目指しました。
『日本100名城めぐりの旅〜7つの城の楽しみ方でお城がもっと好きになる〜』に続き、
学研パブリッシングさんより。
今回もオールカラーの贅沢仕様です。
4月22日(火)発売です。よろしくお願いします!
- お仕事のこと l
- 14/04/05/20:20
【WORK】歴史発見「ディープな城入門」
学研さんから刊行されている雑誌『歴史発見』、
創刊3号は「ディープな城入門」!!
城好きにはたまらない、豪華なラインナップになっています。
まだ読めていないのですが、西股先生もたくさん書いていて楽しみです。
私は中井均先生と加藤理文先生に取材させていただき、
「戦国の山城と近世城郭 こう攻めるこう守る」という企画を書かせていただきました。
12ページほど。
この企画、かなりおもしろいと思うのですが。
あるようでないようで、しかも読者受けしそう。
こういう視点を持つと、城めぐりもぐっと楽しくなりそう。
なんなら連載でやりたい!これ1冊で本にできそう!…と本気で思っています。
最後の見開きの「両先生が選ぶ最強の城3選」が取材していておもしろかったです。
お城ファン必読。本屋さんで見かけましたらぜひ!
歴史群像5月号別冊『歴史発見vol.3』
学研パブリッシング
2014年4月5日発売
- お仕事のこと l
- 14/04/04/23:59
【WORK】江戸学入門 江戸と歌舞伎
洋泉社さんから発売された「江戸学入門 江戸と歌舞伎」、
ちょこっと執筆させていただきました。
なぜ江戸っ子は歌舞伎に熱狂したのか、というおもしろい切り口で
江戸と歌舞伎の両方をぐっと深く知れる1冊になっています。
歌舞伎の鑑賞ポイントなども載っているので、実用性も◎です。
これを1冊さらっと書けるくらい歌舞伎通になれたらよいのですが、
いやいや、歌舞伎って深いです。
執筆にあたりいろいろ調べながら改めて思いました。
江戸学入門 江戸と歌舞伎
洋泉社
2014年3月25日発売
- お仕事のこと l
- 14/04/02/23:59
【WORK】歴史読本連載 第5回「中世の城をリフォーム 備中松山城」
月刊『歴史読本』の連載
「城メグリスト 萩原さちこのこだわり城郭探訪」、
第5回は「中世の城をリフォーム 備中松山城」です。
いい城です。大好きです。
『歴史読本』2014年5月号
KADOKAWA
2014年3月25日発売
- お仕事のこと l
- 14/04/01/23:59
【WORK】CG復元 戦国の城
お城のCG制作をされている成瀬京司さんの作品がたっぷり載った1冊です。
執筆、写真協力のほか、
滋賀県立大学の中井均先生&成瀬さんと鼎談させていだだきました。
「スペシャル座談会 お城復元CGの見方・使い方・楽しみ方」、
とても楽しい座談会でした。
こういう機会をいただけるようになったのはありがたいですね。
中井先生の柔軟な考え方にちょっと感激したのでありました。
アザーをいただいたので、載せとこ。
顔でかいですね、私。前のめりですいません。
CG復元 戦国の城
学研パブリッシング
2014年3月25日発売
- お仕事のこと l
- 14/03/31/23:59
【WORK】歴史サークル・史の会様 総会記念講演
歴史サークル・史の会様にご依頼いただいて、
総会記念講演をさせていただきました。
テーマは「城めぐりを楽しもう!」。
引き蘢り生活が続いていて、久しぶりにしゃべったので緊張しました(笑)
50名様ほどでしょうか。
たくさんの方に来ていただいて、驚きましたがうれしかったです。
史の会さんはなんと創設47年目だそうで!
すごい、すごい。
会長さまや運営の方をはじめ、とても穏やかでユーモアがあって、ステキな空気だなと思いました。
強制されることなく、自分のペースで好きなときに参加できるサークルのようでしたので、
居心地がよいのだろうなあ、と思いました。
かなり幅広く、かつ精力的に活動されていてうらやましくもありました。
懇親会にも出席させていただいたのですが、
みなさん仲良しで、私のことも笑顔で気遣ってくださり楽しかったです。
2時間ではお話できることが限られますね。
ぜひまたお声がけいただければ、と思いました。
いつでもどこでも、私でよろしければ出没いたします!
写真は懇親会でのビール。
さすが亀戸。スカイツリーラベルでした。
- お仕事のこと l
- 14/03/29/23:59
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑨〜岡山編〜
三都市目、岡山の旅です。
これまでの旅はコチラ。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり①〜序章〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり②〜姫路編1〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり③〜姫路編2〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり④〜姫路編3〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑤〜姫路編4〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑥〜姫路編5〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑦〜鳥取編1〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑧〜鳥取編2〜
朝ごはん「桃太郎トマトカレー」
超晴れ女の私ですが、この日は大雨。
本当は、徳倉城と金川城へ行こうと考えていたのですが、
レンタカーを前日にキャンセルし、ゆったり過ごすことにしました。
こんな日は、食べるしかありません(笑)
今日こそ、朝カレー(笑)
岡山名産・桃太郎トマト入りのご当地カレー。
これ、おいしい!トマトの酸味が効いてさっぱり。いくらでも食べられそうです。
こってりがっつりカレー大好きな人には、トマトがジャマかもしれませんけれども。
桃太郎は甘みと酸味のバランスが最高だと思う。
城下町探索
岡山ってなにげにおしゃれな建造物が多いんですよね。
銀行もステキ。建造物好きにはたまりません。なぜなのでしょう??
カフェやら雑貨屋さんも覗きつつ、おしゃれな看板も探したりとふらふら。
初めて来たとき、マンホールが岡山城ではなくて驚きました(笑)桃太郎に負けるとやないかい!
こちらは禁酒会館。けしからん建物です(笑)
大正時代に立てられた木造の洋風建築物で、
明治時代、ヨーロッパで広まった禁酒運動を受けて全国各地に禁酒同盟が結成され、
岡山禁酒会館はキリスト教系の組織である岡山県禁酒同盟の活動拠点として建てられたそう。
1階に聖書と書かれた本屋さんがあるのも納得。
豪雨につき写真がうまく撮れませんでしたが、折れた屋根が印象的でした。
1階に食堂、2階と3階はホールや会議室、宿泊所に充てられていたそうです。
県庁も図書館も大きい!
岡山城
白鳥に執拗に追われながら、岡山城に入城です。
岡山城は、実はなにげにスゴい城です。
天守は残念ながら空襲で焼失してしまいましたが、
信長の安土城天主を模して築かれたと伝えられる不等辺五角形の天守台は
全国的にも珍しいですし、旭川の流れを変えてめぐらせた広大な水堀も見事。
なにせ、秀吉にかわいがられた五大老の宇喜多秀家が築いた城ですから。
現在の姿は、宇喜多時代のものではなく、
後に城主となった小早川秀秋が改築したもの。
宇喜多時代の石垣が発掘され、半地下室のようなところで展示されていたりします。
必見は現存の月見櫓とその周辺の石狭間。
いずれも現存例は全国で数例です。
中段にある表書院の平面表示は、
文献に基づいて再現したのではなく、
地下1メートルの発掘の跡をもとに色や線で間取りが示されています。
当時の建物の全貌を想像するのに楽しいものですが、今日は大雨なのでいそいそとスルー。
今日の満足度NO.1は、やっぱり本段南東の高石垣。
わずかに残る、築城時に宇喜多秀家が築いた石垣です。
関ヶ原合戦以前に築かれた石垣としてはもっとも高い野面積の石垣で、
秀吉時代の築城技術が垣間見れる貴重な遺構です。
ランチ「お福うどんと宇喜多サンデー」
後楽園側の城見茶屋でランチを取ろうと思っていましたが、
あまりにずぶ濡れだったので、岡山城地下1階のお城茶屋でランチ。
お福うどん、温まりました。生姜もたっぷり。580円。
お福さんとは宇喜多秀家のお母さんですが、どのへんがお福なのかは追究しないでおきます。
お城茶屋にはお城パフェという岡山産のフルーツを使ったイチオシメニューがあるのですが、
私は白桃を好んで食べないため、宇喜多サンデーにしました。580円。
城メグリストとしては烏城サンデーに食いつくところですが、
宇喜多サンデーの“珈琲小豆”に惹かれて。
お皿がかわいい。備前焼きかしら?
どのへんが宇喜多なのかは追求しません。
備中高松城(官兵衛の献策“水攻め”で開城)
この後、備中高松城へ行く予定だったのですが、
あまりの豪雨のため断念しました。
水攻めで知られる備中高松城、攻める前に私が水攻めされちゃったよ!
…とかオヤジみたいなことを言ってみたり。
以前行ったときの写真を載せつつ、簡単にご紹介します。
秀吉の三大城攻めのひとつとされるこの戦いで、水攻めを献策したといわれるのが官兵衛です。
秀吉は龍王山から石井山に陣を変えていて、官兵衛も石井山に在陣したようです。
現在の高松城は公園として整備されていて、浮城の面影はありません。
清水宗治首塚のある場所が、本丸にあたる場所。
首塚は宗治の切腹後に秀吉がつくらせた供養塔で、その横には宗治の辞世の句が刻まれた碑が立っています。
本丸の東南、資料館の北側が二の丸で、かつては本丸とは小橋で連結していたといわれます。
三の丸は公園の東南、現在の駐車場のあたりで、曲輪内には宗治自刃の地があります。
堤防の長さは蛙ヶ鼻から約2.7km、規模は高さ約7m、幅は底部が約24m、上部が約10m。
それをわずか12日間で完成させるという突貫工事だったとか。
金銭や米と引き換えに周辺の百姓を雇って土を運ばせたといいますが、
最近では、蛙ヶ鼻から現在の備中高松城駅付近までの
約300m、高さ2mの堤防だったという説が有力だそうです。
蛙ケ鼻築堤跡は史跡公園になっています。
庭瀬城・撫川城
先日、加藤理文先生から「けっこうよかったよー」と伺った撫川城へ。
秀吉に備中攻めに対して、
毛利氏は境目七城(宮路山城・冠山城・高松城・鴨庄城・日幡城・庭瀬城・松島城)という
支城の守りを強化して侵攻に抵抗しました。
そのひとつが、庭瀬城(撫川城)。いわゆる前線基地の城になります。
撫川城と庭瀬城に分かれていますが、かつては一体で庭瀬城と呼ばれていたようです。
なるほどコンパクトではありますが、遺構の状態がよくちょっと感動します。
曲輪が15mくらいの水堀で囲まれていて、東側には土塁がしっかり残っています。
そして、南西隅にはなんと野面積の石垣が!高さは4mくらいでしょうか。
張り出し部分は櫓台と思われます。
ディナー「えびめし」
こちらも加藤先生に教えていただいた、知られざる岡山名物らしい、えびめし。
デミグラスソースなどベースにした特製のえびめしソースで炊き上げた、エビピラフだそうです。
東京のカレー屋で働いていた岡山県出身の店員さんが持ち帰ってアレンジしたとか。
この後岡山出身者に聞いてみましたが、誰もえびめしを知らなかったという、、、。
岡山の地ビール「独歩」とともに。
地酒もいただました(銘柄失念)。備前焼きでしょうか?
エキナカの手軽なレストランでいただいたのですが、
ちゃんと備前焼きで出て来るんだあ、と感動しました。
「姫路・岡山・鳥取 三都城下町物語 黒田官兵衛ゆかりの地を巡るブロガーモニターツアー」4日間の旅は
こうしてほろ酔い気分で無事終わったのでありました。
おまけグルメ かくし寿司&トマトゼリー
別の仕事で岡山に1泊し、翌日の夜に「かくし寿司」という駅弁を食べました。
江戸時代、倹約令に対して庶民が知恵を絞って編み出した料理だそうで、
具を重の底に敷き詰めて上にごはんを乗せ、共するときはひっくり返すというものだそうです。
…という説明を読んでふむふむと思っていたら、「S.萩原書」の文字が目に入って驚きました。私じゃないよ(笑)
ひっくり返す方式が駅弁で再現されていることに、ちょっと感動しました。ハコもかわいい。
最後に、私の大好物、岡山のトマトゼリーをご紹介しておきます。
トマトのシロップ漬けが丸ごと入っていて、とってもおいしいんです!毎日食べたいくらい(笑)
今まで食べた中では、写真のものではなく桃太郎トマトのものがいちばんおいしかったです。
おすすめメーカーさんがあればぜひ教えてください。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑧〜鳥取編2〜
鳥取の旅、若桜鬼ヶ城の続きです。
これまでの旅はコチラ。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり①〜序章〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり②〜姫路編1〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり③〜姫路編2〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり④〜姫路編3〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑤〜姫路編4〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑥〜姫路編5〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑦〜鳥取編1〜
景石城(秀吉が鳥取城攻めで落とした城)
標高508mの三角山の北西にある支峰のひとつ、標高325.1mの山にあります。
天正8年(1580)、秀吉の鳥取城攻めに伴って磯部兵部大夫康氏が攻め落とし、
城主となって鳥取城めの重要拠点とします。
ところが、磯部が若桜鬼ヶ城へ出向いた際に山名氏がこれを奪取。
翌年、秀吉の鳥取城攻略後に磯部氏は再度景石城主となりました。
山城は登山と同じで、雨や雪の翌日に行ってはいけません。よくない例です。
とくに晴天だったため、刻一刻と解けてとても危険でした(とくに下り)。
登城口から10分ほどで堀切と竪堀に到着し、その先からはちらほら石垣が登場します。
三の丸、二の丸もよく残っています。
本丸のまわりの石垣が立派!
築城当時の石垣は隅石が孕みまくり崩れんばかりですが、算木積にもなっていないかなりの年代モノ。
これが見たかったー!
南尾根正面には景石子持松砦があり、
駐車場の手前の入口からは磯部氏館にも行けますが、
さすがに滑りまくりでしたので危険すぎて断念しました。
ランチ「城下町とっとり」
鳥取に来たら、これと決めてます。
アベ鳥取堂さんの駅弁、城下町とっとり。1,050円。
鳥取駅改札脇の売店で売っています。
掛紙は鳥取県立博物館蔵の鳥取の古地図!
修復のために幕府に提出した絵図の控えで、江戸時代の鳥取城の様子がわかります。
するめの麹漬、カニサラダ、梨など鳥取の味が詰まっているのもうれしいところ。おいしいです。
積雪のため本丸ランチ計画が頓挫したので、山麓に戻って食しました。
包装紙を大切にリュックにしまい(コレクションしてます)いただきました。
駅の売店で、なかだえりさんの著書「駅弁女子」が置いてありました。
なかだえりさんは、城メグリストのイラストを書いてくれているイラストレーターさんです。
しかも、ねずみ小僧の後ろには額入りのイラストも飾ってありちょっと感動。
快く写真を撮らせてくださった売店の方、ありがとうございました。
道の駅かわはら
ドライブしていたら、怪しげな城が見えてきました。河原城。
しかし千代川沿いの丘陵上にあるということは、それなりに重要な城だったに違いありません。
河原城へは行きませんでしたが、休憩がてら道の駅かわはらへ。
道の駅、大好きです。地のものの宝庫。車の旅の特権です。
品数こそ少なく無難なラインですが、名物・名産が揃っているから見るだけで楽しいのです。
ここでいい買いものをしました。青谷和紙の便箋と封筒。
この旅の途中でレターセットに出会ったら手紙を書こうと思っていたので、よい出会いになりました。
筆マメに憧れつつ、手書きはどうも筆が進みません。
さっとお便りできる人ってステキですね。
おやつ「お城最中」
道の駅かわはらで、おやつを購入。お城最中。
この天守型は…よく見るヤツですな(笑)しかし餡のセルフタイプは初めてです。
そして、鳥取へ来たら白バラコーヒー!
うーん、甘いコーヒー牛乳と最中、すこぶる合いません。
防己尾城(秀吉軍を3度退けたといわれる城)
鳥取城攻めの際に攻略されるも、秀吉軍を大いに苦しめた城としてしられます。
湖畔の小城ひとつと見くびった秀吉は3度にわたり攻撃しますが、
城主の吉岡将監は、変幻自在の戦法で大群を3度とも撃破。
とくに2度目は、秀吉自慢の千成瓢箪の馬印も打ち捨てられるほどの圧勝だったそうな。
ここへ向かう途中の景色がとてもキレイで、ドライブにぴったり。青島が美しいです。
けっこう鳥取市街地から離れるのですが、
こんなところまで秀吉の攻撃は及んでいたのだなあと思うと、
本当にスケールの大きな戦いであったことがわかります。
じわじわと鳥取城に向かって攻め上っていく様子は恐ろしいものがあります。
鹿野城(亀井茲矩が攻略して大改築した城)
この城は因幡と伯耆の境目に位置するため、毛利氏にとって重要拠点。
秀吉はいち早く攻めています。
旧尼子家臣の亀井茲矩が攻略して、この功で1万3800石が与えられて鹿野城主となっています。
亀井茲矩が大改修した織豊系城郭、のはずですが公園として整備されていて
あまりその面影は感じられません。
天守曲輪に、天守台と天守台上の礎石列が残っている程度です。
鹿野の街は今でも城下町として整備されていて、古い佇まいを残しているのは魅力です。
温泉館 ホットピア鹿野
鹿野は温泉地でもあります。
昨夜、鳥取温泉に行きそびれたこともあったので、日帰り温泉に立ち寄ってみました。
地元の方向けのスーパー銭湯といった感じでしたが、
受け付けの方の接客が、ハキハキとしていて心地よかったです。
駐車場の脇には足湯もありました。入湯料420円。
※鳥取温泉は、鳥取駅徒歩圏内にある温泉街。4つの天然温泉公衆浴場があります。
おつまみ「砂丘たまご」
あっという間に鳥取の旅も終わり。
鳥取駅へ戻り、レンタカーを返却して特急いなばで岡山へ向かいます。
鳥取駅では、キヨスクの立ち寄りがマスト。
キオスクと侮るなかれ。鳥取のお土産はだいたいここで揃います。
境港の鬼太郎グッズなんかも置いてあります。
移動中のおつまみに、以前から気になっていた砂丘たまごを購入。
ビールにゆで卵。板東英二かっ!
私はパサついた固ゆで卵は苦手なのですが、これはおいしいです。
パッケージにもある通り、ほくほく。栗はやや言い過ぎですけれども(笑)
ややグダグダ旅になってしまいましたが、ドライブの利点を生かした1日が過ごせました。
遺構だけでなく、地形や立地、城と城との距離感なども含めて。
よーくわかったのは、千代川が大動脈であること。千代川を制圧した秀吉の戦略はやっぱりスゴい!
そんなことを思いながら鳥取を後にしたのでした。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑦〜鳥取編1〜
3日目、鳥取の旅です。
これまでの旅はコチラ。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり①〜序章〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり②〜姫路編1〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり③〜姫路編2〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり④〜姫路編3〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑤〜姫路編4〜
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑥〜姫路編5〜
歴史博物館やまびこ館
これまで来たことがなかったので朝イチで。
鳥取城の資料なんかもこちらで扱っています。
太閤ヶ平&鳥取城(秀吉の鳥取城攻めの本陣&籠城戦の舞台)
本当に素晴らしい城です。
昨秋に城郭研究家の西尾孝昌先生と、鳥取市教育委員会の細田隆博さんに
1日かけてどっぷりとご案内いただいたので、今回はぐっとこらえて断念。
太閤ヶ平は昨年訪れた城の中でも衝撃的なでした。
太閤ヶ平もすばらしい遺構ですが、大防衛ラインが見事!とくに伝羽柴秀長陣跡の南側の三重の空堀は圧巻です。
こちらは玄人向けですので、山城に慣れた方限定ですがかなりオススメです。また行きたい。
太閤ヶ平とその日のことはこちらで→ ★
4月発売のもので太閤ヶ平について書きましたので、発売されたらお知らせします。
太閤ヶ平、なんて珍しい名前なので、ざっと説明を。
ここは、豊臣秀吉が天正9年(1581)の鳥取城攻めの際に本陣をおいた陣城(付城)です。
歴史的価値があり、遺構の状態も良好。
「鳥取城跡附太閤ヶ平」として国史跡に指定されています。
陣城とは、ターゲットとなる城を攻略するために前線基地として築いた城のこと。
領国経営などを行う居城とは異なり、長期にわたる城攻めの際に攻撃拠点になる臨時の城です。
当時の鳥取城は現在とは異なり、久松山に築かれていました。
(現在の鳥取城は、江戸時代に山麓を改築して新たに築かれたもの)
鳥取城から太閤ヶ平までは、わずか1.5キロ。
久松山を取り囲むように70か所及ぶ陣城を配置していて、
いくつかの陣城は、鳥取城本丸からわずか500メートルしか離れていません。
そんな状況下で、鳥取城は飢餓状態に陥っておくわけです。
太閤ヶ平からは、鳥取城を見ることができます。
その距離はまさに目と鼻の先で、拡声器を使えば声が届きそう。
現在では山は木々に覆われていますが、当時は剥き出し。
太閤ヶ平で煮炊きする様子は肉眼で確認でき、匂いも届いていたかもしれません。
逆に、太閤ヶ平からは鳥取城が弱り切っていく様子が手に取るようにわかっていたはずです。
鳥取城が見える場所は舗装された道になっていて、比較的登りやすいです。
ゆかりの地として訪れたなら、この距離感を感じ取ってほしいところです。
朝ごはん「カフェ・ダール・ミュゼ」
同じくモニターツアーに参加した歴史コラムニストの上永哲矢さんが
このお店の「鳥取薬膳カレー」がおいしい、とブログに書いていたので、
朝カレーしてやろうと思い乗り込みました。
が!カレーはランチメニューでした…。がーん。
毎日ちゃんとつくっているカレーなら、そりゃそうだ。
「昨日の残りの熟カレーでもいいので…」とはいえず、キッシュをオーダー。
これが意外にも(といっては失礼ですが)、とってもおいしかったです。しかもコーヒーとサラダ付きで500円。
キッシュの決め手は卵と牛乳ですね。やわらかほんわか、ほんのり甘くて舌触りなめらか。
一応、キャッスルビュー。ほのかにテンション上がります(笑)
鳥取県立博物館、仁風閣
こちらは以前じっくり見たのでささっと。
仁風閣はけっこうお気に入りです。
皇太子嘉仁親王の山陰行啓時の宿泊施設として鳥取城の扇御殿跡に建てられた、
旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸です。建造物が好きな人にはオススメ。国の重要文化財です。
鳥取城はいわずもがな。ぜひ山上の丸まで登りましょう。
鳥取砂丘も見えて絶景が臨めます。こちらも写真は昨秋のブログにて。
若桜鬼ヶ城(因幡攻めで秀吉が落とした城)
さて、今回は秀吉の鳥取城攻めに関連する城をいくつかまわってみるのがテーマ。
秀吉の鳥取城攻めは、実に緻密で用意周到。
ただ大軍で鳥取城の出入口を塞ぐようななまやさしいものではなくて、
数年がかりで、蟻すら這い出ることができない3重の包囲網を構築しています。
1重目は鳥取城を包囲する陣群、2重目は因幡国内の主要拠点を奪って鳥取城への交通を封鎖する包囲網。
さらにそのまわりに、南条元続や宇喜多直家など寝返らせた有力国人達によって
3重目の包囲網が敷かれていました。
もちろん、兵糧米を事前に買い上げたり、田畑を焼き払うなどの事前工作も完璧。
鳥取城主となった吉川経家は入城した時点で兵糧が圧倒的にたりないことに気づき、
大至急手配していますが、3重の包囲網のおかげで陸路も海路も完全封鎖。
吉川元春に援軍を要請するも、もはや近づく術はありません。すべての後方支援を絶たれていたのです。
そんな経緯をたどっていくと、秀吉が潰していった支城が気になる。
…というわけで、まずは若桜鬼ヶ城(八頭郡)へ。レンタカーを飛ばして、1時間弱です。
この城は、但馬・因幡間、播磨・因幡間を結ぶルートの合流点にあたり、いち早く落としています。
すんごい石垣があるお城でもあります。
前回も積雪で断念したこの城。
1週間前の天気予報で、うすうす気づいてました。。。今回も雪により攻略不能。
右の写真を撮った後アクセルを踏んでみたものの、ノーマルタイヤは5秒後に異変。
この時点であと2.3kmなので、どう考えてもムリです。
徒歩の登城も考えましたが、諸事情あり断念して引き返しました。とほほ。
三都城下町物語 官兵衛ゆかりのちょっとディープな城めぐり⑧〜鳥取編2〜 に続きます。



























































































































































