城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

●詳しいプロフィールはこちら

城メグリストのサイト

城メグリスト

●お仕事実績はこちら

アーカイブ


歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎

575592_447916721962731_1410645235_n

今日は着物で歌舞伎座へ。

歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 第三部
一、梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場
二、京鹿子娘二人道成寺 道行より鐘入りまで

 

玉三郎&菊之助の「京鹿子娘二人道成寺」、すばらしかった!
玉三郎のほうが指先までの繊細さがあってしなやかで妖艶、
菊之助はフレッシュで若々しい美しさに満ちあふれていました。
息もつかせぬ華やかさと緊張感が演目のラストまで持続。
私は歌舞伎を語るほど詳しくありませんけれど、
やっぱり伝統芸能なんだなあ、とその美の奥深さに魅了されたのでした。

だけど…

「京鹿子娘道成寺」は、私が勘三郎さんを最後に観た演目。しかも、改修前の歌舞伎座で。
そのときの姿が重なってきて、ちょっと悲しくなってしまいました。

勘三郎さんの白拍子は、エネルギッシュで生命力に溢れていたな。
今観ている舞台も申し分なくすばらしいのに、
それでもなお勘三郎さんの姿が幻のように舞台上に見えてくる。
それって本当にすごいことです。
本当に素晴らしい役者さんだったんだなあ、としみじみ思いました。

歌舞伎座3階の廊下に歴代の役者さんの顔写真が並んでいて、
そこに勘三郎さんが仲間入りしているのを4月に見たとき、なんだか実感がわきました。

こんなことを言っても仕方ないのだけれど…
もう一度、あと一回でいいから勘三郎さんを観たかったなあ。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

歌舞伎といえば幕の内弁当。
2,000円の幕の内弁当、おいしかったです。
かまぼこが歌舞伎カラー!