城メグリスト

萩原さちこのプロフィール

城郭ライター、編集者。小学2年生で城に魅せられる。執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演などもしています。

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松根城と切山城で「城組アワード」の撮影!

城組のメイン事業「城組アワード」の撮影で、石川県金沢市へ。

城組アワードは、全国の城の保存・継承活動を応援するプロジェクト。
すばらしい活動を、現地を訪れ、映像とともに紹介していきます。

 

「城組アワード」は、城組の顧問・春風亭昇太師匠が全面的に協力してくださってます。
そして、城ファンの必携アプリ「ニッポン城めぐり」のユーエムサクシード様がスポンサーに!!
坂本プロデューサーが撮影にも来てくれました。
実績ゼロの城組に、強力すぎるサポーター!
本当にありがたいです。涙

 

松根城で、「加越国境城塞群および道サポーターズクラブ」、金沢市のみなさんと!

 

切山城で、「三谷地区町会連合会」、金沢市のみなさんと!

保存会のみなさんや金沢市のみなさんのステキな笑顔を見てください!
すばらしい地域の宝をそれぞれの立場で、思い、守り、未来へつなぐ。
この世の宝に出会え、それを映像に収めることができて感無量です。
ここからしっかり、進めていきます。

 

 

撮影は、城組の理事でもある、写真家の斎藤小弥太さん。
土塁すらも美しく撮るドキュメンタリーカメラマンの小弥太さんが、
城を守り未来へつなぐ人々の表情を実にドラマチックに撮ってくれました。

 

今回撮影した映像は、12月のお城EXPOで初公開!
その後、城組のYoutubeで配信します。

お楽しみにしていてくださいー!

 

 

「城組アワード」撮影で多古町へ

昨日は、千葉県香取郡多古町で「城組アワード」の撮影。

「城組アワード」は、城の保存・継承活動を応援する城組のメインプロジェクト。

全国のステキな活動を、できる限り現地を訪れながら、
スペシャルムービーでお伝えしてしていきます。

あー、とにかく楽しかった!

 

「文藝春秋」9/10発売号「巻頭随筆」に寄稿

「文藝春秋」9/10発売号「巻頭随筆」に寄稿。
城組設立の経緯、展望、メイン事業「城組アワード」についても。

文藝春秋は巻頭随筆から始まった雑誌で、
創刊号には芥川龍之介も寄稿したのだとか。
物書きの端くれとして、感無量です。

塩野七生先生、太田和彦さん、そして
今をときめく善児さんと並べて、この上なき幸せ。


やたら偉そうな文になってしまい、
そして城タイトルには違和感あるけども。
城組のことは知ってほしいのでぜひご覧ください☺︎

全国の書店・コンビニで発売中。
9/23より文藝春秋degitalに転載、電子版文藝春秋でも読めるそうです(有料)。

https://bunshun.jp/articles/-/57273

城組がんばるぞー!おー!

 

城組の撮影

「城組…どうなってるの?」
と(やや聞きにくそうに)尋ねてくれる方がいてうれしいです。笑

マイペースだけど粛々と、楽しく進めてます。

 

 

人通りが少ないから恥じらいなくはしゃいでいたのに、
ふと気づいたら隣でウェディングフォト撮影してた。笑
ほとんど人いないのに、こんな至近距離で!

美男美女の新婚さん、邪魔してたらすいません。。 こっちも大事な撮影だったんで!笑

 

「城組」設立の経緯

城組のこと、お祝いやら励ましやらお問い合わせやらうれしいです。
ありがとうございます!
ロゴ、すごく気に入っているので見てください。
頼れる理事のひとり、鈴木智博さんがつくってくれました。⁡

 

⁡設立に至るまでの、個人的な経緯を記しておこうと思います。
(まとまりない超長文なのでヒマすぎる人だけどうぞ)

————-

この10年、おかげさまでさまざまな経験をさせていただいて、いろんな景色を見ることができました。
ただ、城を取り巻く世界を自分なりに見てきた中で、
社会全体の認識を変えて価値観を底上げしていかないと、城を50年後・100年後に残せないと感じました。

城を興味を持つ人や訪れる人はかなり増えたけれど、それと未来に継承できるかどうかは別問題で。
むしろ、ちょっと危機的な転換期にきてるのではないかと思う。

*⁡⁡

すばらしいシンポジウムに登壇すると、壇上で誰よりも感動するし、客席の高揚感に心が震える。
しかしその一方で、もっとすべきことがあるのではないかと感じていて。
1000席が満席だったとしても、たった1,000人にしか伝えきれていないともいえるわけで、
見える景色がすばらしいほど心に引っかかるものがありました。⁡

そもそもこの仕事をはじめた理由のひとつは日々朽ちて消えてしまう城をどうにかしなければと思ったからで、
それができていないことも一因だったと思います。

仕事を通して全国の城の状況や保存会の活動に触れてみると、やはり先細りしかなく。
どこも孤軍奮闘で、これでは心身ともに疲弊するばかりです。

その原因と対処法を考えているうちに、
情報やスキルのシェアといった「横のつながり」をつくるという私にもできそうな解決策があることに気づきました。
人と人がつながれば、もっとラクに楽しく活動できるし、悩みや問題が簡単に解決できたりする。
社会の構造や大きな流れは変えられないけど、
小さなしくみをつくることくらいはできそうだし、死ぬまでに数城は救えるかもと今は思っています。⁡⁡

昨今、眉を顰めてしまうような保存活動が増えているのも事実だけれど、
望ましくない方向だったとしてもそのバイタリティは賞賛されるべきものだと思うんですよね。

方法や問題点が理解できれば熱意が正しい方向に向くケースも少なくないと感じます。
聞こえないところで否定・批判していても何も生まれないけど、
道筋を示すことができれば軌道修正されるはずと信じたいです。

*⁡⁡

そしてそれを叶えるためにもやりたいのは、城で新たなビジネスモデルをつくること。
城の世界を明るく開放的にして、理不尽な思いをすることなく携さわれる人を増やしたい。

城は公共性が高いゆえ扱いが難しく、そんな概念や常識がそもそもない。
お金というと拒否感を抱く人もいるだろうけれど、経済をまわすシステムは絶対に大事。
お金が動くと、本気で取り組む「人」が増える。
プロまたはプロ思考の人が増えれば、その業界は確実に活性化していく。

プロもしくはプロ思考者がクリエイトできる、プラットフォームをつくりたいなと思っています。
もちろんとても難しくメリットもデメリットもたくさんあるけれど、
伝えるべきことをていねいに扱えれば、
遺跡を未来に残せる地に足ついたビジネスを必ず定着できると信じています。

 

自治体には自治体、企業には企業、強みと弱みがあって、
タッグを組めば驚くほど簡単にできることが山のようにある。
6年ほど前からシンポジウムなどで発言している
五位一体(自治体、企業、専門家、保存会、城ファン)を具現化したいなと思います。

————-


…ということを3年ほど前から悶々と考えていて。
2年前に自分の仕事を振り返るまとまった時間ができ、
1年ほど前に山城ガールむつみさんに話したところ意気投合した感じです。
⁡⁡
…などと書いているとなんかすごいことしそうに思われそうですけど、たぶんたいしたことないです。笑
私自身がいろんな人に出会って、知らない景色を見たいだけ。
自分に足りないもの、やりたい仕事を叶えるために必要なものを補いたいだけだったりします。
6年ぐらい前から考えていながら、ようやく重い腰を上げた感じでもありますし。笑⁡

⁡とにかく、城と歴史はすばらしく、人と人がつながる先には可能性しかない。
なにかを成し遂げられなくても、私の人生は確実に豊かになるので全力で楽しみたいと思います。
その道のりで、素敵な人とたくさん出会えますように。出会ってください。



補足;
個人事業を法人化したわけじゃないです。
自分の道は確立して上を目指しつつ、個人ではできないことを別のスイッチでやっていきたいと思ってます。
なにかに寄りかからず、足跡がないところをひとりで歩きたいので。
今、私個人の仕事に関わるスタッフ・アシスタント募集はしてないので悪しからずです。

 

<一般社団法人 城組>を設立しました

2022年4月6日(城の日)、<一般社団法人 城組>を設立しました。

むつみさんと1年以上あたためてきたことが形になって、ひとまず感無量。

条件が合う人は探せばいるけど、思いをわかち合って一緒に歩ける人に出会えるのは奇跡。
設立にあたり、同じ方向を見てくれる人がいることが、
すでに私にとってこれ以上ない幸せです。
まだなにもしてないけど、ワクワクしかない!

そして、これから城組を通じて人とつながっていくこと、
その先にあるまだ知らない景色を見るのが楽しみです。

全力で楽しみつつ、しっかり地に足をつけて城の未来と向き合いたいと思います。

 



⁡今日はむつみさんと2人揃って法務局に書類を提出し、
夜景のきれいなレストランでディナー。
…新婚さんの入籍日か!笑
来年の城の日は、ふたりで1本のローソクをふうっと消したいです。

⁡今日はお腹も胸も頭もいっぱいなので、
また改めて個人的な思いやら経緯やら今後の展望やら、語らせてくださいな。